糸柳
1.基本情報
【日帰り入浴時間】
13:00〜15:00
【日帰り入浴料】
2200円
【タオル】
入浴料に含まれる
【露天風呂】
あり
【お風呂の数】
内湯露天(男1・女1)
【客室数】
42室
【公式HP】
【個人的オススメ度】
★★★☆☆
2.住所・電話番号
【住所】
【電話番号】
055-262-3141
3.泉質
■源泉
糸柳の湯
■泉質
■温度
32.0度
■pH値
9.0
■成分総計
257mg
4.石和温泉について
石和温泉は山梨県中央部の笛吹市にある温泉。現在でも40件近い旅館やホテルがひしめく山梨県最大の温泉地です。甲府からもすぐという好立地の温泉のため、大型旅館が多いのが特徴。
これだけの大きな温泉ですが、温泉の歴史が新しいです。
1956年頃からブドウ畑の井戸掘削で温泉が湧出していましたが、1961年にブドウ畑から突如、毎分2000リットルというすさまじい湯量の温泉が湧出。瞬く間に周囲の田畑に流れ出し、青空温泉として一躍有名になりました。溢れ出したお湯に老若男女が所狭しとつかる光景は今では信じられませんが、それだけインパクトがあったのでしょう。
旅館は石和温泉駅前のエリアと温泉通りと呼ばれる大通り沿いの2つのエリアに密集しています。主要な旅館のほとんどで日帰り入浴可能です。
5.外観・館内・お風呂
糸柳は石和温泉の駅前エリアにある和風旅館。
宿泊すればお値段2万5千円以上はする石和温泉でも有数の高級旅館です。料理もかなりすごいと評判で、個人的には泊まってみたいと思っている旅館のひとつ。
旅館の外観も高級感ありますが。
門の向こうはしまむらだったりと、この辺りは石和温泉らしい景観。
石和温泉旅館組合のHPには、糸柳の日帰り入浴は要問合、土日は利用不可となっていました。日曜日でしたので、ダメ元で電話してみると、「少々お待ち下さい」と一旦保留になりましたが、「13時から15時の間ならご利用いただけます」とのこと。
この日は混雑していなかったようで、日曜日でもオッケイでした。
これはラッキーということで訪れてみました。
こちらがロビー。館内はお香のような旅館のいい匂いがします。
奥のスペースでは商談のような話をしているお金を持ってそうな方々も。さすがは高級旅館ですね。
日帰り入浴料は2200円!これはかなり高い。。
石和温泉の日帰り入浴はだいたい1000円ちょっとなので、明らかに破格の値段。
フェイスタオルとバスタオルはもちろんつきます。
こちらの旅館には嵐の湯という薬石サウナもありますが、そちらはまた別料金。
なかなかコスパが悪いですが、石和温泉で日帰り入浴可能な旅館の中では、最もランクの高い旅館なので、やむなしです。
館内には立派な売店もあります。
お風呂へ向かいます。
お風呂入口。のれんがまたかっこいい。
脱衣所はかなり広いです。
バスタオルはここから自由に取って使えるスタイル。
ドライヤーはなんと五万円はするダイソン製。
旅館に標準装備されてあるところはほとんど見たことがありません。
とんでもない風圧であっという間に髪が乾きます。
シャープバー。大きな旅館でたまに見かけます。
好みのシャンプーをお風呂へ持ち込めるスタイル。
こちらが大浴場。長方形の超シンプルな大浴場です。
お湯に浸かればこんな目線。
脱衣所のアメニティは高級な馬油。 とてもいい匂いがします。
続いて露天風呂。和風な感じですが、ソテツ的な南国風の気の木もあったりします。
お庭ビューで花が咲いている木もあって、風流なんですが、
後ろにうっすらとしまむらが見えたり。
源泉は糸柳の湯という旅館の自家源泉。
糸柳は石和温泉でも老舗旅館で、1961年の大噴出前から源泉を持っていた旅館です。石和温泉のオーソドックスな源泉とは異なり、32度とぬるめの源泉。なので、加温されています。
メイン露天風呂の反対側にはミニ露天風呂。
落ち着いた雰囲気で、お湯はすこしぬるめ。
個人的にはここがジャストフィット。
糸柳には石和温泉でも唯一、ぬるゆ源泉が楽しめる浴槽があります。
石和温泉の主力源泉は熱めのお湯のため、そもそもぬる湯ではないのですが、こちらは敷地内から湧く貴重な自家源泉を、そのままの温度で楽しめます。
32度という温度は下部温泉などと同じで、夏ならなんの問題もなく肩までつかれる温度です。
ここが一番気持ちよく、ずっと入ってしまいました。
糸柳は石和温泉屈指のお高い旅館。日帰り入浴料も破格なのと、基本的に土日は利用できないので、ハードルが高く、全く誰にも会いませんでした。お風呂を独り占めで堪能できます。
コスパを求めるなら、糸柳の姉妹館のくにたちがオススメ。
2200円で嵐の湯も入浴可能です。
石和温泉の他の日帰り入浴はこちら↓
6.温泉分析書の説明
溶存物質が1000mg以下の場合は単純温泉となります。
こちらは257mgのため、単純温泉です。
もし1000mgを超えていれば、ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉となる温泉で、成分的には食塩と重曹を主成分としています。
またpH8.5以上で、アルカリ性とつきますが、こちらはpH9.0でアルカリ性です。