ホテル石庭
1.基本情報
【日帰り入浴時間】
15:00〜18:00
【日帰り入浴料】
1650円
【タオル】
100円(ロゴ入り)
【露天風呂】
あり
【お風呂の数】
内湯(男女入替1)
内湯露天(男女入替1)
【客室数】
60室
【公式HP】
【個人的オススメ度】
★★★★☆
2.住所・電話番号
【住所】
【電話番号】
055-262-4155
3.泉質
■源泉
小松遊覧農場
■泉質
■温度
44.7度
■pH値
8.8
■成分総計
240mg
4.石和温泉について
石和温泉は山梨県中央部の笛吹市にある温泉。現在でも40件近い旅館やホテルがひしめく山梨県最大の温泉地です。甲府からもすぐという好立地の温泉のため、大型旅館が多いのが特徴。
これだけの大きな温泉ですが、温泉の歴史は新しいです。
1956年頃からブドウ畑の井戸掘削で温泉が湧出していましたが、1961年にブドウ畑から突如、毎分2000リットルというすさまじい湯量の温泉が湧出。瞬く間に周囲の田畑に流れ出し、近在の方が引きも切らずに利用したため、青空温泉として一躍有名になりました。溢れ出したお湯に老若男女が所狭しとつかる光景は今では信じられません。
旅館は石和温泉駅前のエリアと温泉通りと呼ばれる大通り沿いの2つのエリアに密集しています。主要な旅館のほとんどで日帰り入浴可能です。
5.外観・館内・お風呂
ホテル石庭は石和温泉の西の端にある旅館。
ずんぐりとした印象の大型ホテルです。
周りに何もない石和温泉。庭園を売りにしている旅館が多いので、ホテル石庭の他にも、ホテル石風や、銘石の宿かげつなど、石がつく名前の旅館が多い。
こちらのホテルも名前どおり、ロビー前には立派な石の庭園。
旅館の目の前は大きなパチンコ屋。
こういう景色がとても石和温泉らしい。
駐車場はホテルの東側にあります。
どの旅館も間違いなくHPに記載のとおりの時間で営業してくれるので、いちいち旅館に事前に電話しなくても、安心して突撃できます。
ホテル石庭は15時からという書いてありましたが、待ち切れず電話したところ1時間前でも大丈夫でした。
外観は古そうでしたが、ロビー周りはキレイにリニューアルされていました。
日帰り入浴料は1650円で、安くはありません。
タオルは100円でロゴ入り。島津家の家紋的なマークがついていますが、創業家は島津の末裔なんでしょうか?
ロビーの豪華さは石和温泉でも有数。
お風呂はフロント真裏のエレベーターで最上階へ。
最上階へ到着。右側が男湯、左側奥が女湯です。
のれんには島津の家紋と、よく見るとパンツ?的な絵が書かれています。わざわざパンツなんて書かなくても。
日帰り入浴の時間帯は男湯が露天風呂あり、女湯が露天風呂なしですが、露天風呂がすごいで、ありとなしでは割と大違い。
こちらが脱衣所。最上階にあるのでとても見晴らしが良きです。
脱衣所を挟んで大浴場は右側で、露天風呂は左側。
窓からは標高3000m級の南アルプスがはっきりと見えます。
特に正面に見えるのは、日本第二位の北岳や、第三位の間ノ岳(あいのだけ)。
その他にも農鳥岳や鳳凰三山、甲斐駒ヶ岳など名だたる名峰の数々。
これは超贅沢な景色です。
この日は雲も多かったのでが、北岳と間ノ岳がちゃんと見えました。
まずは大浴場から。かなり広いです。
日帰り入浴可能な石和温泉の旅館で、最上階にお風呂があるのはここだけ。
窓も相当大きく、見晴らしは抜群。
もちろんかここからも南アルプス一望。
浴槽の淵が全て湯口になっていて、ナイアガラのようにお湯が注がれている珍しい造り。
小松遊覧農場という石和温泉で最も古い源泉を使用。
小松遊覧農場は、1956年にいちはやくボーリングにより温泉の掘削に成功し、レジャーと温泉施設として昭和期に多くの人が利用しました。現在は残っていませんが、周辺施設にお湯を提供しています。
洗い場もたくさんあります。
脱衣所に戻り露天風呂へ。
こういう大浴場とは離れた屋上露天風呂は、だいたいハズレがないのですが。
なんとすばらしい。南アルプス一望のすげえ絶景露天風呂。 お湯に浸かりながら、日本第二位と三位の名峰を拝めるなんて贅沢な限り。さすが山梨県ですね。
露天風呂は檜造り。南アルプスだけではなく、石和温泉街も一望できます。
ホテル石庭は石和温泉唯一の展望露天風呂が売り。日帰り入浴料はお高めですが、南アルプス一望のお風呂は一度は入ってみる価値アリです。
石和温泉の他の日帰り入浴はこちら↓
6.温泉分析書の説明
溶存物質が1000mg以下の場合は単純温泉となります。
こちらは240mgのため、単純温泉です。
もし1000mgを超えていれば、ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉となる温泉で、成分的には食塩と重曹を主成分としています。
またpH8.5以上で、アルカリ性とつきますが、こちらはpH8.8でアルカリ性です。