大露天風呂の日記

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二岐温泉 旅館ふじや 山野草も咲く緑に囲まれた露天風呂に日帰り入浴

 

基本情報

 

【日帰り入浴時間】

要確認

【日帰り入浴料】

700円

【タオル】

200円(ロゴあり)

【露天風呂】  

あり

【お風呂の数】

内湯露天(男1・女1)

【客室数】

12室

【公式HP】

http://2fujiya.web.fc2.com/

【個人的オススメ度】

★★★★☆

 

 

住所・電話番号

 

 【住所】

福島県岩瀬郡天栄村湯本下二俣22-1

【電話番号】

0248-84-2104

 

泉質


 ■源泉

二岐温泉14号泉

■泉質   

カルシウム-硫酸塩泉

(純石膏泉)

■温度           

 41.8度 

■pH値

pH9.2

■成分総計  

1334mg

 

 

福島県 二岐温泉ってこんなところ

 


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二岐温泉(ふたまた)は福島県天栄村にある温泉。郡山と会津の中間の山間に位置する温泉でアクセスは決して良いとは言えない秘湯。

秘湯という言葉の発祥は二岐温泉と言われており、日本秘湯を守る会を創設した旅館もここ二岐温泉にあります。

歴史は古く、平安時代の969年に開湯されたと言われる温泉です。

日帰り入浴には寛容で、五件の旅館全てで可能です。

 

ちょっとだけロッジ風の小さな旅館

 


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旅館ふじやは二岐温泉のほぼ真ん中にある旅館。

二岐温泉は渓流に面した宿が多いのですが、ここと隣の桂祇荘の2件は山側の旅館です。

三角屋根のロッジ風の部分が玄関、左に続く建物が客室棟とお風呂がある部分。


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二岐温泉は大丸あすなろ荘や柏屋旅館などが有名ですが、

ふじやはなかなかマニアックなお宿。

日帰り入浴に関するレポートもネット上になし。

普通なら大丸あすなろ荘に入れば満足すると思いますが、せっかくなら二岐温泉全部入りたい。

 

電話してみたところ、「今日はちょっと、、、ちなみに何時くらいですか?」と聞かれたので、午前中ならどうですか?と聞いてみたところ、「午前中ならおりますので大丈夫です」とのこと。

なんとかオッケイいただきました。


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明るい感じのロビー。

見た目通りちょっとログハウス風。

宿のご主人と思われるおじいちゃんが受付。「お電話くれた方?」とすぐに分かっていただけました。

日帰り入浴は700円。


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タオルは200円でロゴ入り。


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ご主人がお風呂まで案内してくれます。

途中休憩所があり、「良かったらここで休んで下さい」とのこと。


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ちょっと古めでしたが、漫画本がたくさん。

こういう休憩スペースがあるのは嬉しい。

 

内湯と露天風呂はつながっていません


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お風呂入口。


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めっちゃ広い脱衣所。正面が内湯で左が露天風呂への入口。

ご主人、脱衣所の中まで入り、丁寧にお風呂の説明をしてくれます。


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脱衣所には公園にありそうな立派なベンチも。


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まずは内湯へ。熱気がこもっていてちょっとサウナのよう。

「熱かったら窓を開けてください」とのことでしたので、窓を開けて外気を取り込み。


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湯船はL字型。中央からボコボコとお湯がジャグジーのように湧き出しています。お湯は少し熱め。

循環消毒ありかは不明。

ただ塩素臭などは全くせず、どちらなのか私にも分かりませんでした。


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泉質はカルシウム-硫酸塩泉。旧泉質名では純石膏泉です。

源泉は二岐温泉14号泉。

二岐温泉はいずれも純石膏泉ですが、各旅館で源泉が異なるので、ビミョーに成分量などが異なります。

 

pH9.2とかなりの強アルカリ性のお湯。

普通これだけアルカリ性が高ければ、お湯にトロミやヌルヌル感を感じるものですが、二岐温泉は何故か全くそれがありません。

 

新緑まぶしい裏山ビューの露天風呂


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続いて露天風呂へ。手書きの看板がいいですね。


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露天風呂用の菅笠。

こんなの誰もつけないでしょう〜と思うかもですが、

雨の日などは意外と重宝します。


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こちらが露天風呂。

内湯よりは少しぬるめで入りやすい。

狭い箇所に無理やり作った感がありますが、露天風呂があるだけでちょっと嬉しいもの。


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「今日はやたらと風が強いので、葉っぱが浮いてます」とのことでしたが、花びらやとタンポポの綿毛など。

虫ならちょっと嫌ですが、新鮮な葉っぱなら気になりません。


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ゴミ取り用に大きな金属製のポイ。

露天風呂への装備は初めて見ました。


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露天風呂は一つの湯船で、竹垣で仕切られていますが、

反対側は女湯です。

女湯側に湯口があるようで、竹垣の向こうからガポガポと音が聞こえました。

絶妙に高さが低く、見えてしまいそうな高さで心配に。


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裏山ビューですが新緑がとてもキレイです。

二岐温泉は渓流沿いの露天風呂が代名詞ですが、こういう露天風呂も悪くないと思います。


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露天風呂の横には小さな小さな花。

シュンジュギクという山野草らしい。

 

旅館ふじやは渓流沿いの露天風呂はないものの、緑に囲まれた山側の露天風呂が自慢。

ちなみに山側の景色が見える露天風呂は二岐温泉でここだけです。

 

温泉分析書 完璧な石膏泉


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溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは1334mgで1000mgを超えます。陽イオンはカルシウム、陰イオンは硫酸イオンが20%を超えるので、カルシウム-硫酸塩泉です。