大露天風呂の日記

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四万温泉【湯の宿山ばと】深呼吸したくなる!大自然の貸切露天風呂

 

基本情報

 

【日帰り入浴時間】

要確認

【日帰り入浴料】

2200円(要前日までに予約)

【タオル】

フェイスタオル込み

【露天風呂】  

あり

【お風呂の数】 

内湯(貸切2)

露天(貸切1)

【客室数】

6室

【公式HP】

https://www.yamabato.com/

【個人的オススメ度】

★★★★☆

 

 

住所・電話番号

 

 【住所】

群馬県吾妻郡中之条町四万4358-11

【電話番号】

0279-64-2217

 

泉質

 

■源泉

山鳥の湯・湯の泉の湯

■泉質   

カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉

(含芒硝石膏泉)

■温度           

 49.4度 

■pH値

pH8.7

■成分総計  

1050mg

 

 

群馬県 四万温泉ってこんなところ

 

四万(しま)温泉は群馬県北部の中之条町にある温泉。

4万の病を治すと言われたことから、四万温泉という名前になったそう。

 

観光客の多さでは群馬で草津伊香保に次ぐ人気温泉地。

四万たむらと積善館以外に大型旅館は少なく、こぢんまりとした宿が多い雰囲気。

日帰り入浴には半分ほどの10件で可能です。

 

www.dairotenburo.com

 

日帰り入浴は前日までに要予約


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湯宿山ばとは四万温泉最奥部のひなたみエリアにある旅館。

ここは小さな旅館が七件ほど。

四万たむらや積善館がある中心部からは離れているため、

通りを歩く人もまばら。山深い静かなエリアです。

 

日帰り入浴はこちらの旅館と、鹿覗きの湯つるやの2件で可能ですが、どちらも要予約のため、ちょっと利用しにくいです。


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日帰り入浴は前日までに予約が必要。

「前日までに」がポイントで、当日予約だと断られます。

 

あちらこちらの旅館をローラーしている私。

前日までに予約することが難しく、なかなか訪れることができませんでした。

この日もダメ元で当日に電話したところ、「前日までに予約なんですよ。 ただ今日は14時〜15時までの間ならお受けできます」とのこと。

これはラッキー。

さっそく予約をして訪れました。


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昭和51年に民宿として創業したお宿。四万温泉ではそこまで古い旅館ではなく、建物もそれなりにキレイです。

客室数わずか6室の小さな旅館で、パット見ちょっと大きな民家のようなサイズ感。

赤白のれんがいい感じですね。

 

予約をして訪れたのですが、ボタンを押しても自動ドアが開かない。

15分程遅れて到着したので、もしかして来ないと思って閉めてしまったのか?とちょっと不安に。

改めて電話したところ、すぐに開けてくれました。


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ロビーもかなり小ぢんまりとしています。

置かれている小物類はどれもかわいらしく、女性受けしそうな感じ。

日帰り入浴は2200円。

ちょっと高いですが、貸切なのでまあ妥当でしょう。


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ランプが吊るされた休憩処。

館内はどことなく、鳥を炭火で焼いたような匂い?

山ばとという名前に引きづられているかもですが、確かにそんなような匂いがしました。 

こちらの旅館は料理にも力を入れていて、オシャレなダイニングで囲炉裏料理などが味わえるようです。

 

貸切風呂は3箇所から選べます


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お風呂は階段を降りて地下一階。

女将さんが案内してくれます。

お風呂は3箇所。すべて貸切風呂です。


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ただし全部は入れません。

日帰り入浴はどれか一つ。時間は1時間です。

「よろしければお風呂を見て決めていただいても」と女将さん。


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ということで3つのお風呂を全部拝見。

こちらはこしきの湯。


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こちらは美晴の湯。

こしきの湯と美晴の湯はほぼ一緒な感じ。

どちらも内湯のみで、2人か入れても3人くらい。

隣り合っているので景色もそんなに変わりません。


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やはりここは唯一の露天風呂。滝見の湯に決めました。

おそらくここがメインではないかと。


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脱衣所。


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フェイスタオルは脱衣所に用意されています。

 

緑がすごい!大自然の露天風呂


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こちらが滝見の湯。サイズは小さいですが、緑がとにかくすごい。

森の中で露天風呂に入っているような感覚。

こちらのお宿は四万温泉で2番目に奥地にある旅館。

なので、こんな秘湯のような気分を味わえるのです。

 

ちなみに最も奥にあるのは中生館。

こちらはまさに秘湯。川のすぐ隣りにあるワイルド露天が人気でしたが、最近日帰り入浴やめてしまったようです。


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露天風呂からの景色はこんな感じ。

建物は全く見えず、見渡す限りの森。


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草木に隠れて見えませんが、下には四万川が流れているので、

ゴォーという滝のような渓流音がBGM。


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これでもかとマイナスイオンと、緑の匂いを感じまくる露天風呂。

思わず深呼吸したくなります。

いやあ なかなか素晴らしい。


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お風呂は小さいので、お湯に身を沈めれば、ザバーと大量のオーバーフロー。ちょっともったいないくらい。

一度に二人入ったら、大洪水になりそう。


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泉質はカルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉。

旧泉質名では含芒硝石膏泉です。

山鳥の湯と湯の泉の湯の2つの源泉を混合。

山鳥の湯は宿名の由来かも?


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写真に湯気まで写っているとおり、お湯は少し熱めです。

四万温泉はこころなしか、熱めの温泉が多いような気がします。

もちろん源泉かけ流し。

これも四万温泉では当たり前です。


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湯口には石膏と思われる成分がびっしり。


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一つだけですが、カランもありました。


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湯上がりのお休み処。

冷蔵庫の中のジュースは、もしかしてサービス?

かと思いましたが申告制の有料でした。うーん残念。

 

 

湯宿山ばとは日帰り入浴のハードルが少し高いですが、四万温泉でも最も緑に囲まれた露天風呂を楽しめます。

貸切で利用できるので、カップルにもオススメです。

 

 

温泉分析書 芒硝を含む石膏泉

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溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは1050mg。陽イオンはカルシウムとナトリウム、陰イオンは硫酸イオンが20%を超えるので、カルシウム・ナトリウム・硫酸塩泉です。