大露天風呂の日記

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片倉温泉 薬王館 旧財閥の旅館で貸切ラジウム温泉に日帰り入浴

 

 

基本情報

 
【日帰り入浴時間】

11:00〜15:00

【日帰り入浴料】

800円

【タオル】

サービス

【露天風呂】  

あり

【お風呂の数】

内湯露天(男1・女1)

【客室数】

7室

【公式HP】

https://yakuoukan.com/

【個人的オススメ度】

★★★☆☆

 

 

住所・電話番号


 【住所】

福島県石川郡石川町立ケ岡178

【電話番号】

0247-26-2206

 

泉質
 

 ■源泉

薬師の湯

■泉質   

単純弱放射能鉱泉

■温度           

 13.6度 

■pH値

pH6.7

■成分総計  

206mg

 

 

福島県 片倉温泉ってこんなところ

 


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片倉温泉は福島県石川町にある温泉。

母畑、猫啼、塩ノ沢温泉とともに石川温泉郷とも呼ばれます。

源泉は弘法大師が掘り当てたと言われていますが、利用され始めたのは幕末の安政年間頃から。

宿は薬王館の一軒のみです。

 

数寄屋造りの高級感ある旅館です



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薬王館は北須川に面する高台にある旅館。

猫啼(ねこなき)温泉から車で5分程の距離にあります。

須川沿いは桜の名所としても知られ、春になれば川の両側に満開の桜が咲き誇ります。


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対岸の国道から見ても分かるくらいのドデカい看板が目立ちます。


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ゆったりとした高級感のある数寄屋造りの建物は、もとは旧片倉財閥の別邸・保養所だったもの。

なので片倉温泉という名前なのだと思います。


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旧財閥の保養所だけあって高級感がすごい。


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鳥のさえずりも聞こえる落ち着いた雰囲気。


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お庭も美しいです。

 

日帰り入浴は要予約です

 

日帰り入浴は予約制。

と言っても当日に電話を一本入れておけばオッケイ。

宿泊客が多い土曜日は断られることが多いので、日曜日あたりが狙い目。


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前日に電話を入れ、日曜日の14時頃に伺いました。


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ロビーはこんな感じ。誰もいませんでしたが、サッカー中継のテレビが流れていました。

呼ぶとすぐにスタッフの方。

予約していたので受付もスムーズ。

 

日帰り入浴は800円。予約制ということは貸切利用になると思いますが、それでこの金額ならかなり安いと思います。


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フェイスタオルを買いたいと伝えると、

タダでいいとのこと。使い古しのものですがロゴ入りです。


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建物は斜面に沿って建てられています。

お風呂はロビーからゆるやかな階段を登った先。


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のれんの先で男湯と女湯が分かれています。


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若干トイレの入口みたいですが、ここがお風呂。

左手が男湯です。


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広くて明るい雰囲気の脱衣所。

 

貴重な放射能泉を貸切で楽しめる


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こちらが大浴場。

保養施設らしい感じで、清潔感があります。

奥には露天風呂もあります。

予約制なので当然誰もいません。

これだけ広いお風呂を貸し切りなんて超贅沢。

ドアを開けるとかすかな土臭。

湯口からも匂いがしたので、温泉自体の匂いかしら?


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カランも申し分なくしっかりしています。


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泉質は単純放射能泉。いわゆるラジウム泉で非常に珍しい泉質です。

石川町に点在する温泉は全てラジウムを含んでいます。


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源泉温度13度の鉱泉のため、加温されています。

何も書いてありませんでしたが、おそらく循環消毒ありだと思います。

こちらはラドンを40.4百億分の一キュリー(11.7マッヘ)含みますが、これは日帰り入浴可能な石川町の温泉では一番強い値。

母畑温泉や猫啼温泉は30百億分の一キュリー前後です。

 

成分総計は206mgとかなり薄い温泉で、ラジウム以外は特筆すべき成分はありません。

放射能泉はこのパターンが多く、ラジウム以外の成分を多く含むことは稀です。


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実は石川町、日本では珍しいウランの産出地。

ウランの他、希元素鉱物を産出した鉱山があり、石川町のウランは日本の原爆開発にも使われた歴史があります。

 

放射能泉の放射能ラジウムなので、ウランとは全く関係ありませんが、いずれにしても石川町は特異な地質。

町内にある母畑温泉、猫啼温泉放射能泉ですが、東北の放射能泉のほぼ全てが石川町に集中しているのです。


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放射能泉は花崗岩が多い地帯で見られますが、石川町は日本三大ペグマタイトの産地として知られ、花崗岩を多く産出します。

石川町に放射能泉が多いのはこのあたりが関係しているのかも?


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石に興味がある方は石川町のイシニクルという博物館に行ってみて下さい。最近オープンしたばかりの施設です。

 

足ツボも刺激される露天風呂


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続いて露天風呂へ。

景色はちょっとですが、緑に囲まれた露天風呂で新緑がまぶしい。

竹垣で囲まれた和風の雰囲気も良きです。


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風が吹くと、ザワザワと木々が揺れる音が聞こえる爽やかな露天風呂。竹林やツツジも眺められます。


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露天風呂の初期状態はこんな感じ。

落葉防止のため蓋をしてあるそうですが、これをどかすのはとても重労働なのです。

露天風呂には絶対入りたいので、一枚一枚せっせと板を外します。

当然戻すのも大変。


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露天風呂の底には足ツボ刺激用に黒い玉石が敷いてあります。

これは碁石で有名な那知石だそう。


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高級な那智石を踏み踏みしながら入浴。

フタがしてあったせいか、露天風呂は内湯よりも熱めでした。

 

片倉温泉は貴重な放射能泉を貸切で楽しめます。

要予約なので飛び入りで入浴ではできませんが、日帰り入浴料は800円と良心的なので、予約する価値は全然あると思います。

 

温泉分析書 石川温泉郷有数のラドン含有量


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溶存物質が1000mg未満の場合は単純温泉となります。

こちらは206mgと少なく単純温泉です。

また特殊成分としてラドンを30百億分の一キュリー以上含むと放射能泉となりますが、こちらは40.4百億分の一キュリー(11.1マッヘ)で基準を満たします。

以上から単純放射能泉となります。

放射能を除けばかなり薄い温泉です。

ちなみにラドンが50マッヘ以上あれば弱がつかない放射能泉となります。