大露天風呂の日記

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四万温泉 四万やまぐち館 まるで御殿!源泉かけ流しの大渓流露天風呂に日帰り入浴

 

基本情報

 

【日帰り入浴時間】

12:00〜13:30

【日帰り入浴料】

1000円

【タオル】

110円(ロゴなし)

【露天風呂】  

あり

【お風呂の数】 

内湯露天(男1・女1)

【客室数】

67室

【公式HP】

https://www.yamaguchikan.co.jp/

【個人的オススメ度】

★★★★★

 

 

住所・電話番号

 

 【住所】

群馬県吾妻郡中之条町四万甲3876-1

【電話番号】

0279-64-2011

 

泉質

 

■源泉

神告の湯、つばめの湯、不老泉、菩薩の湯、かかし橋下の湯、滝の湯

■泉質   

ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉

(含石膏食塩泉)

■温度           

 51.7度 

■pH値

pH7.6

■成分総計  

1520mg

 

 

群馬県 四万温泉ってこんなとこ

 


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四万(しま)温泉は群馬県北部の中之条町にある温泉。

4万の病を治すと言われたことから、四万温泉という名前になったそう。歴史は古く、坂上田村麻呂が入浴したなど開湯は諸説ありますが、奈良時代末期から平安時代にかけて開かれたようです。

 

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湯宿が出来たのは江戸時代で、今に続く四万温泉の二大旅館である四万たむらと積善館はこの頃から続きます。写真の堂々たる入母屋造のかやぶき屋根は四万たむら。


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一方の積善館は千と千尋の神隠しのモデルの1つと言われ、四万温泉を代表する景観を作っています。

 

観光客の多さでは群馬で草津伊香保に次ぐ人気温泉地。

四万たむらと積善館以外に大型旅館は少なく、こぢんまりとした宿が多い雰囲気。

日帰り入浴には半分ほどの10件で可能です。

 

お祭りムードがすごい大型和風旅館


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四万やまぐち館は四万温泉の山口地区にある大型旅館。

四万温泉は日向見、ゆずりは、新湯、山口、温泉口の四つの地区に分かれます。中心は四万たむらや積善館がある新湯地区。

江戸時代、山口地区も新湯と並ぶ四万温泉の中心部でしたが、明治の大火で焼失。

現在は四万やまぐち館のほか、小さな旅館が数件残るエリアになっています。


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かなり立派な近代和風旅館。

四万温泉では、四万たむら、積善館、四万グランドホテルに次ぐ第4位の規模を誇ります。

創業300年以上の宿で、かつては半自炊スタイルの木造旅館でしたが、1980年に現在の建物となりました。

 

日帰り入浴可能な旅館ですが、休前日などは割と断られます。

この日は平日の火曜日。

電話してみたところ、「本日は12時から13時半までお受けしています

」とのこと。

えっ 日帰り入浴可能な時間帯が1時間半しかないとは。。

急いでやってきました。


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まず目に付くのは△□○と染め抜かれた謎ののれん。

これは、はじめは三角、次いで四角、最後はまるく円満という意味らしく、これで四万やまぐち館と読みます。

半ば強引な感じがしますが、ちょっといい意味が込められています。

 

車を停めると、このマークが入った服を着たスタッフの方が寄ってきます。日帰り入浴をお願いすると、フロントまで案内してくれました。


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ロビーも立派なもの。

日帰り入浴は1100円。タオルは110円で買えますがロゴ無し。


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お金を払うとこのような紙がもらえます。

お風呂までの案内図と日帰り入浴用の休憩処の案内です。


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四万やまぐち館はとにかく提灯が多い。

館内の至るところに提灯があり、お祭り感を演出。


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こんなに提灯が多い旅館は、他ではちょっとお目にかかれません。


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更に面白いのは各階を街になぞらえて、○丁目と表現しているところ。宿泊客はみんな住人です。


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その中心が俵町広場。ここが日帰り入浴客用の休憩スペースです。

ここで毎晩、太鼓や踊り、紙芝居などお祭りが開かれるそう。

館内を挙げてのお祭り雰囲気の徹底ぶりは見事なもの。

 


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紙芝居のラインナップ。

紙芝居なんて本当に久しぶりに見ました。なんか懐かしい。


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川沿いの旅館のため、ロビーは4階(4丁目)にあります。

お風呂はエレベーターで2丁目。

エレベーターはシースルーで四万川の流れがよく見えます。


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二丁目に到着。

お風呂はお題目露天風呂と渓流露天風呂のふたつ。

日帰り入浴の時間帯は男性は渓流露天風呂でした。

お題目露天風呂って何???

 


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お題目露天風呂とは、大きな岩に「南夢妙法蓮華」と刻まれた露天風呂らしい。その名の通り、お題目が書かれているわけですが、四万川が氾濫して宿が流されないようとの願いで刻まれたものだとか。

 

こっちにも入ってみたいですが、男性は宿泊しないと入れません。


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ゆけむり通りの先が露天風呂。

 

四万温泉で一番豪華な渓流露天風呂


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お風呂入り口。

ここも町並み風になってますね。


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のれんをくぐると玄関みたいな一角。

まるで別な建物の中に入ったかのような造り。


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いきなり茶の間のような休憩処が出現。

奥の窓からは感動モノの渓流露天風呂が顔をのぞかせています。

ここから見るだけでも、なにやらすごそうな感じが伝わってきて、ワクワク。


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脱衣所。


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まずは大浴場。これはいいですね。

木造の佇まいですが、ちょっと他では見たことがない趣。


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というのも障子や床の間があり、さながらお座敷のようなお風呂です。なんか不思議な気分です。


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浴槽も木のぬくもり溢れる感じで落ち着きます。

お湯に入ってみると、あーなんて適温。

しかもこれ源泉かけ流しでした。

 

この規模の旅館なら普通、循環消毒ありなのですが、さすがは湯量豊富な四万温泉

四万温泉は宿の数より多い43本もの源泉があります。

各旅館で源泉が異なるので、湯巡りしてても面白いです。


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続いて露天風呂へ。いやーこれはすごいですわ。。

御殿のような超立派な露天風呂。

 

四万温泉でも一番豪華な露天風呂で、四万たむらよりもすごかったです。


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眼下にはゴウゴウと流れる四万川。


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渓流音だけしか聞こえない、まさに渓流露天風呂の鏡です。


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湯船は上段と下段に分かれており、

下段が熱め、奥の上段がぬるめです。

これだけ広い露天風呂ですが、露天風呂ももちろん源泉かけ流し。

恐れ入りました。

 

下段側はなかなか熱めで、下段に入ってから上段に入ると、「ぬるっ!」と感じでしまうくらい。

個人的にはぬる湯が大好きなので、ほぼ上段側で湯浴みしてました。


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陽の光が四万川に反射して、露天風呂に神々しいまでに光が入ってきます。この雰囲気、最高です。

 

これだけ大きなお風呂ですが源泉かけ流しです


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気になる泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉。

旧泉質名では含石膏食塩泉です。

その他、美肌成分として知られるメタケイ酸が105mg で、少し多めに含まれています。

 

四万温泉は源泉毎に微妙に泉質が違いますが、石膏を含んでいるのが特徴。アルカリ性で無色透明のお湯です。

こちらは、神告の湯、つばめの湯、不老泉、菩薩の湯、かかし橋下の湯、滝の湯となんと6本の源泉を混合。

うち滝の湯はやまぐち館の自家源泉です。


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成分総計は1520mgで四万温泉では濃い方。

ですが、無色透明でクセはなく、舐めてみてもわかりません。

 

無色透明でクセのない温泉ほど、源泉かけ流しというのは珍しいもの。

循環消毒有との違いは一見分からなそうな気がしますが、源泉かけ流しのお湯はどことなく柔らかい、包まれるような感覚があります。

 

 

四万やまぐち館は四万温泉でも指折りの豪華な露天風呂が自慢。

渓流が間近に迫る大自然の露天風呂はなかなかのものです。

館内の雰囲気も楽しいので、四万温泉でもオススメの宿。

 

 

温泉分析書 石膏と食塩の温泉

 

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溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは1520mg。陽イオンはナトリウムとカルシウム、陰イオンは塩化物イオンと硫酸イオンが20%を超えるので、ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉です。