大露天風呂の日記

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平家平温泉「御宿こまゆみの里」日帰り入浴ブログ|大自然を感じる丸太露天風呂のメッカ

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日帰り入浴の料金と営業時間

入浴時間

12:00~15:00

入浴料 800円
タオル 300円(ロゴあり)
お風呂の数

内湯(男1・女1)

露天(男1・女1)

温泉の利用状況 100%源泉かけ流し
サウナ なし
貸切風呂

なし

混雑度 空いている
住所 栃木県日光市川俣646-1
電話番号 0288-96-0321

 

平家平温泉「御宿こまゆみの里」とは?外観と館内


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平家平温泉は栃木でも有数の山奥にある秘湯。

鬼怒川温泉から車で1時間もかかり、途中すれ違いが困難な場所も。

とにかくここはめっちゃ遠い。

宿は御宿こまゆみの里一軒のみです。

 

このさらに奥には徒歩でしか行けない奥鬼怒温泉郷があります。

このあたりは2013年に大きな地震があり、隣の女夫渕温泉は廃業。

 

奥鬼怒温泉郷はぶっとんだ個性でどの宿もかなりの人気ですが、

なぜかその手前の川俣温泉や平家平温泉は静か。

 

ここまで来たら奥鬼怒温泉郷を目指す人が多いようで、川俣温泉や平家平温泉は皆さん通り過ぎちゃう感じなのです。もったいない。


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それにしても山深い。

日本秘湯を守る会にも加盟しています。


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コロナ禍以降日帰り入浴を休止していましたが、ここ最近ようやく再開してくれました。温水シャワーは使えないとのこと。


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土曜日の午後ですが、空いていました。

お客さんはもう一組いましたが、私と入れ違いだったのでほぼ貸切状態。

温泉は最高なんですが、如何せん来にくい場所にあるので空いているのでしょう。

 

近くに日帰り入浴できる温泉も少ないため、湯巡りにも向きません。

隣の川俣温泉はほぼ廃墟ですし、、


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さてさて館内へ。天井が高くログハウス風の明るい雰囲気。

日帰り入浴は800円。タオルは300円です。

おじさんに料金を支払い中へ。


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タオルはちと高いですがしっかりロゴ入り。

袋も付いてます。


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平家平温泉は古木をくり抜いた丸太風呂が名物ですが、こんなところにも湯船に使えそうな見事な丸太が。


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カップラーメンはなんと500円!

足元見られてます。

ただ、最寄りのコンビニまで1時間以上かかることを考えると文句は言えませんね。


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前にも泊まったことがあるのですが、お風呂の場所をすっかり忘れてしまったので、案内してもらうことに。


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少し階段を降りて左へ。


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なんかかわいい。こういうの好きです。

 

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最初に現れるのは男女別の内湯です。

ここで先客のカップルに遭遇。男湯の暖簾をくぐると、なぜか歯磨き?をしているようでした。なんか気まずい。

なので先に露天風呂に行くことに。


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露天風呂へは木造の長い廊下をゆるゆかに下っていきます。

こういう木造廊下の先にあるお風呂は経験的に外れなし。


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突き当り右側が露天風呂です。


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左側は離れにつながっているようでしたが、ハチの巣があるらしい。えー 怖いのでこの先には進まず。

 

4つもある!名物の丸太露天風呂


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こちらが露天風呂!さすがは秘湯を守る会宿ですね。

ここまで来た甲斐があると思わせる野趣満点のお風呂です。

露天風呂には洗い場などはありません。


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写真だとわかりにくいですが、中央の大きな露天風呂を取り囲むように4つの丸太風呂が鎮座

 


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こちらの宿はこの丸太をくり抜いた露天風呂がウリ。

だって4つも丸太風呂があるなんて宿は他にありませんから。


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誰もいないなので贅沢に一つずつ入っていきましょう。

まずは第一丸太露天(手前から勝手に名前をつけています)


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ここは木々の中にあって、森林浴が楽しめる感じ。

丸太はやや大ぶり。

湯船が小さい分、お湯は結構熱い。

源泉かけ流しで鮮度抜群。


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こちらは第二丸太露天。

サイズ的には一番小さく、大人1人がギリギリ入れるくらい。

それにしても丸太風呂って何故か無性に入りたくなる不思議な魅力が。


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でもここが一番ワイルドな感じがして好き。

小さい分ここもめっちゃ熱いので長湯はできず。

 

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第三丸太露天。

ここは異色で、長方形の切り株を使用。

湯船は段差になっていて、腰をかけながら入浴できます。


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一番奥にある第四丸太露天。


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ここは景色が一番良く、サイズ的にも最大。

こんな大きな切り株、樹齢何年だろう?


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丸太露天風呂は総じて熱めでした。


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真ん中の露天風呂は丸太露天風呂よりは入りやすい温度。

それでも源泉温度が高めなため、少し熱めです。

何も書いていませんでしたが、当たり前のように源泉かけ流しです。


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泉質はナトリウム-塩化物泉。

なんですが、結構な硫黄の香りと湯の花も。

お湯もなんなら硫黄分でうっすら青色に見えます。 

食塩泉ですが、しょっぱさはあまりなし。

 

ところが、温泉分析書を見ても硫黄分はゼロなんですねえ。

泉質が変わったのでしょうか?

これはどう考えても含硫黄食塩泉なような気がします。


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こんな山奥で、こんな大きな風呂を独り占め。

ああなんて贅沢。ずっと入っていたいくらいの気持ちよさ。

 

この日は雨でしたが、雨の中の露天風呂もまた乙なもの。

緑の香りがより一層する感じがして好きです。


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ちなみにこの露天風呂は混浴扱いで、柵の向こうに女性用の露天風呂が別にあります。


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露天風呂が素晴らしすぎたので、後ろ髪を引かれつつ内湯へ。

15時まで時間がないので内湯もサクッと入っておかねば。


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脱衣所。


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こちらが内湯。ずいぶんと細長い感じのお風呂ですね。

木造の湯小屋がこれまた秘湯感を醸し出しています。


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カラン。秘湯を守る会御用達、熊笹のシャンプーやボディソープ。

独特のいい香りがしますよ。


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中央に大きな石があります。

こちらもやや熱めの温泉で、うっすらと硫黄の香りがします。

景色的にはまあまあという感じ。


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内湯も源泉かけ流しだと思われます。

 

まとめ:まさに秘湯!温泉も露天風呂も最高

 

温泉 ★★★★★
設備

★★★☆☆

景色 ★★★★☆
コスパ ★★★★☆
日帰り入浴のしやすさ ★★★★☆

 

平家平温泉はアクセスは悪いですが、その分、都会の喧騒を忘れる大自然の中の温泉を楽しめます。丸太露天風呂が4つも並ぶお風呂はこまゆみの里ならでは。

温泉はかなりいいですが、空いているのでゆっくり入れます。

少し熱めの温泉を源泉かけ流しで楽しめます。

 

 

御宿こまゆみの里の泉質と効能

源泉温度は48度と熱め。4つの源泉を混合しています。

硫黄の香りはかなりしますが、成分表では硫黄分はゼロ。

食塩を主成分とする温泉です。


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ナトリウム-塩化物泉(純食塩泉)

✓源泉 刈立の湯・川俣林産No.2、川俣林産No.3、こまゆみの湯混合泉

✓温度 48.8度(高温泉)

✓pH値 6.5(中性泉)

✓成分総計 1484mg

✓効能 きりきず、末梢循環障害、冷え性うつ状態、皮膚乾燥症