日帰り入浴の料金と営業時間
入浴時間 |
10:00~14:00 |
---|---|
入浴料 | 500円 |
タオル | 100円 |
お風呂の数 |
内湯露天(男1・女1) |
温泉の利用状況 | 100%源泉かけ流し |
サウナ | なし |
貸切風呂 |
あり(宿泊者専用) |
混雑度 | 空いている |
住所 | 栃木県日光市川俣865 |
電話番号 | 0288-96-0282 |
川俣温泉「国民宿舎渓山荘」とは?外観と館内
徒歩でしか行けない秘湯として人気の奥鬼怒温泉郷の手前にある温泉です。
鬼怒川温泉から車で1時間。
川俣温泉はかなりの山奥にあり、栃木県でも有数の秘湯でありながら、大型旅館が川沿いに林立する賑やかな温泉でした。
ところがここ最近廃業が相次ぎ、10件ほどあった旅館も営業しているのは今はたったの2件のみ。
この写真に写る旅館もすべて廃業してしまいたが、真ん中の清和園だけは旅館蔵としてリニューアルオープン。
手前の仙心亭、奥に見える一柳閣は廃墟になっています。
川俣温泉は魅力的な渓流露天風呂を持つ宿が多く、いつか全制覇したいと思っていましたが、こんなにも廃業してしまうとは。。
もう少し早く訪れれば良かった。
さて渓山荘へ。
川俣温泉で営業している貴重な宿。
蔵はちょっとお高い旅館で日帰り入浴不可なので、川俣温泉で日帰り可能なのは渓山荘だけです。
ただし、渓山荘も日帰り入浴不可の日が多い。
宿泊客が多い土日はお昼にお湯を抜いて掃除をするので、日帰り入浴不可。平日かオフシーズン狙いでないとなかなか難しいです。
こちらがロビー。おじさんが受付。
昭和レトロな感じが漂う古い建物ですが、なかなかの人気旅館。
夕方になると車がびっしり。一人客の方も多い感じ。
女性の方もちらほらいたのが意外でした。
温泉目当ての方の他、釣りの方も多そう。
売店であっただろう一角。何かを売っているわけではなさそう。
漫画本がずらり。
宿泊客の方は部屋に持ち帰って読んでいいそうです
さっそくお風呂へ行きましょう。
脱衣所。 ドライヤーは客室にあるため、お風呂にはありません。 正面が露天風呂への入口。右が大浴場です。
まずは大浴場へ。シンプルな石造りの湯船です。
天井が高いため、開放的な雰囲気。
無色透明の温泉は少し熱め。
泉質は含硫黄-ナトリウム-塩化物泉。
硫黄を含む食塩泉で、ほのかに硫黄の香りと白い湯の花。
温泉はもちろん源泉かけ流しです。
ガラス窓の向こうは大自然。
窓に向かってカランがあるのは昭和レトロなホテルによく見られる造りです。
続いて露天風呂へ。
脱衣所から露天風呂まで長い回廊を進みます。
こういうのなんかわくわくしますね。
こちらが露天風呂。おー なかなかいいじゃないですか。
川俣温泉の露天風呂はレベルが高いと思っていましたが、期待通りの露天風呂。
吊るされたランプがまたなんとも良い感じですね。
ちなみ残念ながらランプは飾りで、夜は電灯です。
意外だったのは川が見えないこと。
原っぱのようなところにポツンと露天風呂があります。
露天風呂は内湯よりも熱い。
この日は結構な雨が降っていたのですが、それでも全然熱かったです。
屋根がない大自然の中の露天風呂なので、ドシャ降りだと結構ぬれます。それでもこんないい露天風呂なので、入らないわけには行きません。
ただ、皆さん濡れるのは嫌なようで、露天風呂は空いていました。
ちなみに渓山荘には宿泊者専用の貸切風呂があります。
こちらは残念ながら日帰りでは利用不可。
玄関の横の川沿いに小さな小屋がありますが、ここが貸切露天風呂。
宿泊者は予約不要で、空いている時にいつでも入れます。
24時間オッケイで深夜も入浴可能。
この日は宿泊したのですが、ここが一番人気。待ちが出ることもありました。
どうやって待つかというとロビーのこのソファー。
貸切風呂の入り口がちらっと見えるので、そこにスリッパがあるかどうかで先客の有無を見分けるのです。
貸切風呂は一人20分まで。回転は良いです。
こちらが貸切露天風呂。
いやあすばらしい。真新しいヒノキの露天風呂で清潔感抜群。
川沿いで景色も良いです。
これは人気なのとも納得。
渓山荘と検索するとすぐこのお風呂が出てきます。
湯小屋の扉を開けるとすぐにお風呂と脱衣所。
洗い場などはもちろんないため、ご主人からは必ず内風呂に入ってから貸切露天風呂に入るように言われます。
ヒノキの香りがする湯船。
どこぞの高級旅館のお風呂のようで、ここが国民宿舎であることを忘れてしまいます。
サイズ的には一人くらい。二人だとかなりギリギリ。
川沿いなのと季節柄しょうがないのですが、小さな虫が少し多いのが気になりました。
まあでもこれも大自然ならでは。
ちなみに夜はこんな感じで、これもなかなか一興。
夜も人気でひっきりなしに利用客の姿がありました。
ただ、夜はランプの光に誘われて結構大きな蛾が。。
影がモスラのように見えてちょっと怖かったです。
まとめ:川俣温泉で唯一日帰り可能な貴重な宿
温泉 | ★★★★★ |
---|---|
設備 |
★★☆☆☆ |
景色 | ★★★★☆ |
コスパ | ★★★★☆ |
日帰り入浴のしやすさ |
★☆☆☆☆ |
国民宿舎渓山荘は秘湯感のある露天風呂が魅力。
貸切風呂が入れないのが残念ですが、大浴場と露天風呂だけでも十分なくらいすばらいいお風呂。
日帰り入浴のハードルがやや高いのと、設備面では少し弱いです。
国民宿舎渓山荘の泉質と効能
源泉は68度でかなり熱め。硫黄分2mg以上を含むと硫黄泉となりますが、こちらは4.6mg含み硫黄泉の基準を満たします。
主成分は食塩で弱塩味。美肌成分のメタケイ酸を169mgと比較的多めに含んでいます。
成分総計は2250mg。無色透明の割になかなか濃い温泉です。