なかやま山荘の日帰り入浴ってどんな感じなの?
年間300箇所以上日帰り入浴している温泉ソムリエが、実際に訪れてレポートします。
こんな人におすすめ
・美肌効果のある温泉に入りたい
・珍しいブルーの温泉に入りたい
・気軽に日帰り入浴したい
営業情報とアクセス
▶日帰り入浴時間
10:00〜19:00
▶日帰り入浴料
500円
▶お風呂の数
内湯(男1・女1・切替1)
▶サウナ
なし
▶住所
▶電話番号
0229-87-2101
なかやま山荘の外観と館内
なかやま山荘は国道47号沿いにある旅館。
近くには大人気の日帰り入浴施設しんとろの湯もあり、中山平温泉でも賑やかなエリアです。
企業の保養所のような建物で、老人休養ホームと書かれていました。
東鳴子温泉のホテルニューあらおと姉妹館の旅館です。
ロビー。ちょうど私がついたとき、チェックアウトのお客様が帰るところでしたが、宿の従業員の方は車が見えなくなるまで手を振っていました。おもてなしもちゃんとしてそうな旅館です。
入浴料は500円。日帰り入浴には積極的で、フロント前には券売機があります。
なかやま山荘はお風呂は2箇所。
男女別の大浴場の他、桐の湯という内湯があります。
桐の湯は一箇所しかないため、時間で入替え制。
14時で男女が切り替わり、14時までは女性、14時以降は男性です。
桐の湯は超オススメですので、ぜひ時間を狙って来てください。
なかやま山荘の温泉
まずは男女別の大浴場から。男性用は天狗の湯、女性用は姫の湯という名前です。
脱衣所。
こちらが大浴場。露天風呂はありません。
サイズ的には10人くらい入れそうな大きな湯船。
お湯は少し茶色っぽい色をしています。
泉質は含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉。
旧泉質名では含重曹食塩硫黄泉です。
大浴場は循環消毒あり。
お湯は中山平温泉らしく、強アルカリ性でヌルヌルするとろみのあるお湯。硫黄の匂いもわずかにします。
露天風呂はありませんが、大きく取られた窓からは雪景色が望めます。お湯は適温でした。
続いて桐の湯へ。個人的には大浴場よりも桐の湯の方が断然オススメ。ですが、冬季桐の湯はお休みしているようで、入れないとのこと。。
というわけで、過去に訪れた写真で紹介します。
脱衣所にはレトロな扇風機が置かれています。
こちらが桐の湯。ここも内湯のみですが、すごいのは色!!
天然の温泉とは思えないほど、衝撃的なブルーをしています。
大浴場と源泉は同じはずなのに、なぜここだけこのような色になるのか不思議。鳴子温泉では旅館すがわらも青い温泉として有名ですが、桐の湯の方がすごい気がします。
大浴場と異なり、消毒なしの源泉かけ流しです。
色の秘密はおそらくメタケイ酸。天然の保湿成分として美肌の湯とされる成分ですが、この濃度が高いほど、お湯がブルーに近くなることがあります。
こちらは、メタケイ酸の含有量が驚異的で、500mgを超えています。通常、メタケイ酸は50mgで温泉と認められますが、その10倍の含有量があることになります。もちろんこれは鳴子温泉郷でも最多です。
日によって色合いは異なると思いますが、過去2回行って、いずれもブルーでしたので、出会える確率は高いと思います。
以上、なかやま山荘の日帰り入浴情報をご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
中山平温泉に日帰りで訪れた際の参考にしていただければ幸いです
日帰り入浴してみた感想まとめ
なかやま山荘は日本有数のメタケイ酸を含有する温泉
温泉マニアにもそこまで有名ではなく、知ってる人は少ない穴場。
ここまで美しいブルーの温泉は他で見たことがありません。
なかやま山荘に来たらぜひ桐の湯をオススメします。
個人的にも鳴子温泉郷で一番好きなお風呂です。
なかやま山荘の泉質と効能
✓源泉 養老の湯3号
✓温度 100.0度(高温泉)
✓pH値 9.4(アルカリ性泉)
✓成分総計 1656mg
✓効能 きりきず、末梢循環障害、冷え性、皮膚乾燥症、アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、慢性湿疹、表皮化膿症