あすか旅館
1.入浴時間・料金・混雑度
○日帰り入浴時間 8:30〜16:00
○日帰り入浴料金 500円
○露天風呂 なし
○お風呂の数 内湯(男1・女1)
○タオル 100円(ロゴなし)
〇公式HP なし
○混雑度 ほとんど誰にも会わない
○個人的オススメ度 ★★★☆☆
2.場所・電話番号
〇電話番号 0229-87-2131
3.泉質
■源泉 あすかの湯
■温度 78.4度 pH8.5
■成分総計 274mg
4.中山平温泉について
鳴子、東鳴子、川渡、鬼首温泉などともに鳴子温泉郷を構成します。
国道47号沿いに多くの源泉が点在し、泉質も様々。あちらこちらで湯煙があがり、温泉情緒があふれるエリアです。開湯は江戸時代の1759年頃。蛇毒に効くとされ、蛇の湯とも言われました。1910年には山崩れにより、当時の元蛇の湯旅館が壊滅し、多くの被害を出した歴史もあります。温泉街らしい温泉街はなく、旅館が点在しています。鳴子温泉とともに日帰り入浴にはとても寛容で、ほとんどの旅館で可能です。
5.外観・館内・お風呂
あすか旅館は中山平温泉の少し奥まった場所にある旅館。
鳴子温泉郷でも中山平温泉を選ぶ人はなかなかコアな方だと思いますが、その中でも、あすか旅館をチョイスするは人はよほどの温泉好きでしょう。
玄関にも日帰り入浴の案内があるので入りやすいです。
田園地帯の中に民家のような旅館が点在するエリア。
この辺りには菊地旅館や星の湯旅館など小さな旅館がたくさんあったのですが、今やあすか旅館のみ。
どうもこのあたりは泉質的にも地味な印象なのか、訪れる人も少ないです。
途中の看板には「飲める温泉」として大体的にアピールしています。
私なんかは飲めると書いてなくても、大体飲んでますけど。
外観はちょっとくたびれてましたが、館内は意外とキレイです。
入浴料は500円。タオルは100円ですがロゴなし。
お風呂はロビーの真横にあります。
シンプルで小さめの脱衣所。改装したばかりなのか、脱衣所はまだ新しい感じがしました。
こちらが大浴場。
鳴子温泉郷の旅館は何個もお風呂を持っていたりしますが、ここは一箇所のみ。右上の浴槽は空っぽでした。
中央にそびえるタイルの柱が印象的。
浴室全体は昭和で時間が止まっている感じで、なかなか渋いです。
窓はありますが、すりガラスで景色は見えません。
すぐ外が玄関なのでやむなしですが。
浴槽はヒノキと思われる木の湯船が一つ。
お湯はちょっとだけ熱めくらい。
鳴子温泉郷はアブラ臭やら硫黄臭やらに、お湯の色も黒や白濁や緑など個性しかありませんが、こちらは無色透明で無味無臭に近いあっさりとしたお湯。
成分総計は274mgで、鳴子温泉郷で最も少ないです。
pH8.5のアルカリ性のため、刺激も少なく柔らかいお湯です。
温度管理のため、循環はしていますが、消毒はしていない源泉かけ流しのお湯です。
露天風呂はないと思っていたのですが、後から調べたところ、なんと混浴露天風呂があったよう。露天風呂があるオーラが全くなかったので、気づきませんでした。露天風呂はまた改めてレポートします。
帰ろうとすると、玄関で作業をしていた宿の方から、「またよろしくお願いします」とお声がけいただきました。
潰れずに頑張って欲しい旅館です。
あすか旅館は温泉の特徴は弱めですが、ドキヅイ鳴子温泉巡りをしていると、主張して来ない、こういう温泉にも入りたくなります。
混み合わずにゆっくり入れるのも良いです。
まだまだあります 鳴子温泉郷
【東鳴子温泉を入りつくせ!】日帰り入浴完全ガイド(温泉ソムリエのオススメ8選) - 大露天風呂の日記
【鳴子温泉】日帰り入浴完全ガイド(温泉ソムリエのオススメ7選) - 大露天風呂の日記
【中山平温泉を入りつくせ!】日帰り入浴完全ガイド(温泉ソムリエのオススメ7選) - 大露天風呂の日記
6.温泉分析書の説明
溶存物質が1000mg未満の場合は単純温泉になります。
こちらは274mgのため、単純温泉です。
その他、pHが8.5を超えるとアルカリ性単純温泉になりますが、こちらはちょうどpH8.5のため、アルカリ性単純温泉です。
単純温泉と言っても何も入っていないわけではなく、成もし1000mgを超えていれば、ナトリウム・炭酸水素塩泉(純重曹泉)になる温泉です。