花渕荘
1.入浴時間・料金・混雑度
○日帰り入浴時間 8:00〜20:00
○日帰り入浴料金 500円
○露天風呂 あり
○お風呂の数 内湯露天(男1・女1)
○タオル 300円(ロゴあり)
〇公式HP https://www.hanabuchi.com/
○混雑度 お風呂で会った人数 2人
○個人的オススメ度 ★★★☆☆
2.場所・電話番号
〇電話番号 0229-87-2146
3.泉質
■源泉 花渕荘源泉
■泉質 単純温泉
■温度 72.1度 pH7.1
■成分総計 950mg
4.中山平温泉について
鳴子、東鳴子、川渡、鬼首温泉などともに鳴子温泉郷を構成します。
国道47号沿いに多くの源泉が点在し、泉質も様々。あちらこちらで湯煙があがり、温泉情緒があふれるエリアです。開湯は江戸時代の1759年頃。蛇毒に効くとされ、蛇の湯とも言われました。1910年には山崩れにより、当時の元蛇の湯旅館が壊滅し、多くの被害を出した歴史もあります。温泉街らしい温泉街はなく、旅館が点在しています。鳴子温泉とともに日帰り入浴にはとても寛容で、ほとんどの旅館で可能です。
5.外観・館内・お風呂
花渕荘は国道47号からちょっと曲がったところにある小さな旅館。
壁に書かれた温泉マークが目印です。
玄関。島津家の家紋のようなマークがついています。
ロビー。入浴料は500円。
ちょっと雑多な感じですが、普通の旅館には絶対にないものがあります。
なんと帳場の前にウサギが2匹。ウサギがいる旅館は初めて。
この旅館はウサギよりもカメの数がすごい。
さながらちょっとした水族館のように、たくさんの水槽が展示されています。せっかくなので紹介します。
ゼニガメなどのポピュラーなものから。
ちょっと希少なニホンイシガメ。
カンバーランドキミミガメ。
聞いたことありませんが、小さくてかわいいカメ。
この水槽には、
グレーマップタートル、キバラガメ、ヨコクビガメ、アカセスジガメ。一個も分かりません。
ダイヤモンドバックテラピン
どの水槽もキレイで、臭いもありません。
ケヅメリクガメ。リクガメは数万するお高いカメさん。
マルギナータリクガメ、セマルハコガメ
日光浴中。
ヤエヤマイシガメ。
スッポンまでいました。しかもアルビノという白い突然変異種。
ざっと見ただけで13種類以上のカメさん。
ほとんどがロビーに置かれていて、かなり見応えあります。
爬虫類好きや子供さんには楽しいかも。
後から日帰り入浴に来た家族連れも、たくさんのカメを見て興奮していました。
大分じっくりカメを見てしまいましたが、お風呂へ向かいます。
が、お風呂の途中にもこんなコレクション部屋があります。
古いおもちゃやエヴァンゲリオンのカップラーメンなど、とにかくたくさん。
ようやくお風呂入口。
花渕荘は男女別のお風呂の他に、貸切の露天風呂もあり、日帰り入浴でも1000円で利用できます。
脱衣所。
脱衣所はちょっと面白い形をしています。
絶妙に傾斜がついていて、坂になっています。
湯気でモヤモヤしていますが、こちらが大浴場。
四角形のシンプルな浴槽。
結構大きなサイズで5〜6人は入れそうな感じ。
内風呂ですが、岩が配されていて、岩風呂のようになっています。
成分的には重曹が主成分の温泉です。
中山平温泉によくあるヌルヌルの温泉でもなく、特徴は弱めですが、入りやすく、柔らかいお湯です。
臭いもなく、赤ちゃんや肌の弱い人でも入れる温泉。
内湯は循環消毒ありです。
カラン。
続いて露天風呂へ。露天風呂もなかなか大きいサイズ。
露天風呂は源泉かけ流しで、温泉的には露天風呂のほうがオススメ。
露天風呂の外は手入れされた立派な日本庭園になっています。
冬は雪が被り、素晴らしい雪見露天風呂に変化。
お湯は適温で、露天風呂でもよくあたたまります。
この時は気づきませんでしたが、この庭園のどこかに鳴子石をくり抜いた一人サイズの石風呂があったようです。訪れるのは2回目ですが、どこにあるのか全然気づかず。
次回は幻の石風呂を探して再訪したいと思います。
花渕荘は泉質やお風呂的にはそこまで特徴はないのですが、カメの展示がとにかくすごい。500円で温泉も入れて、水族館に来たような気分になれます。お子様連れの方に特にオススメです。
6.温泉分析書の説明
溶存物質が1000mg未満の場合は単純温泉になります。
こちらは950mgのため、惜しくも単純温泉です。
単純温泉と言っても何も入っていないわけではなく、成もし1000mgを超えていれば、ナトリウム・炭酸水素塩泉(純重曹泉)になる温泉です。