大露天風呂の日記

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鳴子温泉【ますや】日帰り入浴記「神秘的なクリスタルブルーの硫黄泉」

鳴子温泉 ますやの日帰り入浴ってどんな感じなの?

年間300箇所以上日帰り入浴している温泉ソムリエが、実際に訪れてレポートします。

 

 

こんな人におすすめ 

 

・設備充実の大型旅館で入浴したい

・眺めの良いお風呂に入りたい

・熱めの硫黄泉に入りたい

 

営業情報とアクセス

▶日帰り入浴時間

14:00〜17:30

▶日帰り入浴料

1050円

▶お風呂の数

内湯露天(男1・女1)

▶サウナ

なし

▶住所

宮城県大崎市鳴子温泉湯元82

▶電話番号

0570-020-268

 

ますやの外観と館内

 


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ますやは鳴子温泉中心部にある大型旅館。

鳴子温泉では、鳴子ホテル、幸雲閣、鳴子観光ホテルに次ぐ4番目の規模を誇ります。


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遠くから見るとこんな感じ。鉄筋8階建てで遠くからでも目立ちます。かつては「ねまりこの宿 ますや」という名前だったと思いますが、いつの間にか大江戸温泉グループの傘下になっていました。

ますやの高級別館だった吟の庄も、現在は風雅という旅館に変わり、

この辺りもすっかり変わりました。

ちなみに鳴子温泉では、もう一件、幸雲閣も大江戸温泉の傘下になっています。


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ますや最大の弱点は駐車場がないこと。ますやの一階はこんな感じですが、バスなどが停まるスペースで、ここに日帰り入浴客が駐車することはできません。入るやいなや、スタッフさんが寄ってきて、他のところへ駐車するように言われます。

 

宿泊者は同じ大江戸温泉グループの幸雲閣に停めて送迎してもらえるようでした。


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ですが、ますやの駐車場が周辺にあるわけではなく、要は自分で適当な駐車場を探せという意味。スタッフさんからは、休日なので、「銀行の駐車場が空いてます」と言われ、鳴子温泉駅前の銀行の駐車場をお借りしました。


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ここからますやまでは徒歩5〜6分くらい。

ですが、ちょっと高台にあるため、坂を登らなければなりません。


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ちょっと息を切らしながらようやく到着。

先程のスタッフさんから、「ご足労おかけしました」とお声がけいただきました。入浴料は1060円。

スタッフは皆さん感じが良い方々でした。


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お風呂はエレベーターで最上階の8階です。

日帰り入浴は14時から。大江戸温泉グループの旅館は、日帰り入浴が15時から受付の所が多く、宿泊客のチェックイン渋滞とかち合うのですが、ここは14時からで混み合わず、ちょうどいい時間設定です。

 

ますやの温泉


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8階へ到着。お風呂は天翔の湯と天馬の湯の2つ。

露天風呂の景色が素晴らしいのは、天馬の湯ですが、

日帰り入浴時間帯は男湯が天翔の湯になります。


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のれんくぐり、畳の廊下を歩きます。


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脱衣所もめっちゃ広いです。


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洗面台も充実。


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こちらが大浴場。手前に見える巨大な釜風呂が目に入ります。


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これは温泉ではなく、天然生薬を11種類配合した薬湯。


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温泉目当ての私的にはスルーですが、ちょっと入ってみることに。

ギラついたピリピリする生薬風呂をイメージしていましたが、刺激もなく、ぬるめで案外優しいお湯でした。


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大浴場。屋上にあるため、屋根が斜めのガラス張り。

天翔の湯は山側にあるため、景色はそこまでという感じ。

逆に天馬の湯は温泉街一望です。


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湯口は天井から吊るされた配管から、滝のように落ちるおもしろいシステム。


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お湯はちょっと緑がかっています。

泉質は含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩塩泉。

旧泉質名では含食塩芒硝硫黄泉です。

硫黄泉ですが、硫黄の含有量はかなり少ないため、鳴子ホテルや鳴子観光ホテルなどとは異なり、白濁はしていません。


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単純温泉にも見えるあっさりとしたお湯。

内湯は循環消毒ありのため、温泉らしさが弱めなのかも。

鳴子温泉に来て初めて、塩素臭を感じました。

成分総計的には2700mg超えで、鳴子温泉では、鳴子観光ホテルに次ぐ濃い源泉です。


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続いて露天風呂へ。内湯とは異なり、硫黄の臭いをしっかり感じます。露天風呂は源泉かけ流しです。


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すごいのはお湯の色。半透明で青みがかった神秘的な色。

鳴子温泉郷では運が良ければ、旅館すがわらやなかやま山荘など、青色に近い温泉に出くわしますが、これはメタケイ酸という美肌成分によるもの。


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確認すると、こちらの温泉もメタケイ酸が463mgで鳴子温泉でも3本の指に入る含有量の多さでした。クリスタルブルー色の秘密はおそらくメタケイ酸です。


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さながら宝石のようなキレイさで、見入ってしまうくらいのお湯。

お湯は結構熱めでした。


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景色は山ビューでめちゃめちゃ絶景というわけではありません。

雪景色の山を見ながら、ピリっと熱めの硫黄泉に入浴。

 


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ちなみに以前宿泊した際の天馬の湯の写真はこんな感じ。

夜ですが、鳴子温泉街を見下ろせる絶景露天風呂でした。

 

以上、ますやの日帰り入浴情報をご紹介しました。

いかがだったでしょうか?

鳴子温泉に日帰りで訪れた際の参考にしていただければ幸いです

 

日帰り入浴してみた感想まとめ

 

ますやは駐車場がないのが難点ですが、クリスタルブルーの硫黄泉は鳴子でもここだけの貴重なもの。内湯はあまり温泉感はなく、マニア的にはつまらないですが、露天風呂はかなりオススメです。

ひなびた宿やクセが強い温泉が多い鳴子温泉ですが、ますやは万人受けする旅館だと思います。

 

ますやの泉質と効能


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含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉(含食塩芒硝硫黄泉)

✓源泉 陽泉1号

✓温度    98.3度(高温泉)

✓pH値 8.4(弱アルカリ性泉)

✓成分総計 2764mg

✓効能 きりきず、末梢循環障害、冷え性、皮膚乾燥症、アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、慢性湿疹、表皮化膿症