三之亟湯
1.入浴時間・料金・混雑度
○日帰り入浴時間 11:00〜20:00
○日帰り入浴料金 500円
○露天風呂 なし
○お風呂の数 内湯(男1・女1)
○タオル 200円(ロゴあり)
〇公式HP https://www.sannojyoyu.jp/
○混雑度 ほとんど誰にも会わない
○個人的オススメ度 ★★★☆☆
2.場所・電話番号
〇電話番号 0229-87-2120
3.泉質
■源泉 今野源泉
■泉質 ナトリウム-炭酸水素塩泉
(純重曹泉)
■温度 60.0度 pH8.3
■成分総計 1656mg
4.中山平温泉について
鳴子、東鳴子、川渡、鬼首温泉などともに鳴子温泉郷を構成します。
国道47号沿いに多くの源泉が点在し、泉質も様々。あちらこちらで湯煙があがり、温泉情緒があふれるエリアです。開湯は江戸時代の1759年頃。蛇毒に効くとされ、蛇の湯とも言われました。1910年には山崩れにより、当時の元蛇の湯旅館が壊滅し、多くの被害を出した歴史もあります。温泉街らしい温泉街はなく、旅館が点在しています。鳴子温泉とともに日帰り入浴にはとても寛容で、ほとんどの旅館で可能です。
5.外観・館内・お風呂
三之亟湯(さんのじょうゆ)は中山平温泉の最も西部にある旅館。
三之亟と言えば、お隣山形県最上町の赤湯温泉にある旅館の方が有名で、こちらの自噴岩風呂を思い浮かべる人も多いかと思いますが、全然関係はありません。
これが赤湯温泉の三之亟。こちらは温泉好きには知られた存在ですが、中山平温泉の三之亟を知っている人は相当なツウだと思います。
建物はちょっと大きな民家のようなサイズであまり目立ちません。
三之亟湯という立派な看板がお出迎え。
こちらがロビー。小ぢんまりしていてアットホームな雰囲気。
ご主人も優しそうな感じ。
入浴料は500円。
タオルはしっかりとロゴ入りの完璧なデザイン。
お風呂はロビーからすぐ。建物はリニューアルしたばかりのような感じで、どこもキレイです。
三之亟湯は旅館名はかっこいいのですが、サイズ感といい、どことなく随所にかわいらしい要素があります。
こちらがお風呂。露天風呂はなく、ちょっと小さめの内湯のみ。
シンプルを極めたような浴室です。
湯舟の底はレトロなタイル張り。足ざわりが気持ち良いです。
源泉は今野源泉という名前で、宿のすぐそばの地下450mから汲み上げているそう。
泉質はナトリウム-炭酸水素塩泉。
旧泉質名では純重曹泉です。
黒湯の東鳴子温泉と同じ泉質ですが、お湯はほぼ無色透明に近い色。
臭いもほぼなく、刺激の少ないお湯です。
源泉かけ流しです。
重曹は肌の古い角質を溶かしてくれる効果があります。
三之亟湯は、一見特徴のない単純温泉に見えるお湯ですが、純重曹泉という鳴子らしいお湯。臭いも癖もなく柔らかいお湯なので、東鳴子のキツイお湯が苦手な方にもオススメできます。
6.温泉分析書の説明
溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは1656mgで1000mgを超えます。陽イオンはナトリウム、陰イオンは炭酸水素イオンが20%を超えるので、ナトリウム-炭酸水素塩泉となります。
旧泉質名では純重曹泉です。