長野県 別所温泉ってこんなところ
別所温泉は長野県は上田市にある温泉。景行天皇の時代、日本武尊の東征の折に発見されたと言われ、これが本当なら2000年近い歴史があることになります。有馬、玉造などと並び日本最古の温泉に数えられる歴史の古い温泉です。
北向観音や安楽寺など国宝や文化財の古刹も多く、信州の鎌倉とも呼ばれます。
連日多くの観光客が訪れる長野県を代表する温泉のひとつ。
そんなわけで別所温泉は全体的に高級旅館が多く、日帰り入浴には超厳しい。
かしわや本店や花屋旅館など名だたる有名旅館はすべて不可。
10件以上のもの旅館がある大きな温泉街ですが、日帰り入浴可能なのはわずか2件のみで、湯めぐりには向いていません。
その代わりに外湯が発達しており、趣ある3箇所の共同浴場を楽しめます。
別所温泉の泉質
泉質はアルカリ性単純硫黄泉。
無色透明の温泉の割には硫化水素イオンが14mgも含まれていて、お湯はほのかに硫黄が香ります。
パット見は湯垢のような白い浮遊物が沈んでいますが、これは硫黄分が固まった湯の花。
pH8.7の強アルカリ性のお湯はヌルヌルさはありませんが、少しとろみがあり、極上のやわらかいお湯です。
入っているとまさに溶けるような気持ちよさ。
源泉は1箇所のため、各旅館で成分は同じです。