大露天風呂の日記

現在647湯掲載 旅館好きの温泉ソムリエのブログ 旅館の日帰り入浴情報を徹底的に紹介します!

福島県の温泉
栃木県の温泉
群馬県の温泉
新潟県の温泉
千葉県の温泉
山梨県の温泉
埼玉県の温泉
静岡県の温泉

別所温泉 齋藤旅館 白い湯の花が沈む極上のかけ流し温泉に日帰り入浴

齋藤旅館

 
 

 

基本情報


 
 【日帰り入浴時間】

10:00〜15:00

【日帰り入浴料】

500円

【タオル】

200円

【露天風呂】  

あり

【お風呂の数】 

内湯露天(男1・女1)

【客室数】

9室

【公式HP】

http://saito-ryokan.com/

【個人的オススメ度】

★★★★☆

 

 

住所・電話番号


 
 【住所】

長野県上田市別所温泉202

【電話番号】

0268-38-2139

 

泉質


 
■源泉

別所温泉4号源泉

■泉質   

アルカリ性単純硫黄温泉

■温度           

 50.6度 

■pH値

8.9

■成分総計  

307mg

 

別所温泉ってこんなところ
 


f:id:zenigame1:20231230203427j:image

 

 

別所温泉は長野県は上田市にある温泉。景行天皇の時代、日本武尊

の東征の折に発見されたと言われ、これが本当なら2000円近い歴史があることになります。有馬、玉造などと並び日本最古の温泉に数えられる非常に歴史の古い温泉です。 


f:id:zenigame1:20231230203450j:image

北向観音安楽寺など国宝や文化財の古刹も多く、信州の鎌倉とも呼ばれます。


f:id:zenigame1:20231230203636j:image

そんなわけで高級旅館が多い温泉地。お高く留まっている印象があり、日帰り入浴にはかなり厳しいです。10件以上の旅館がありますが、日帰り入浴可能なのはわずか2件のみ。

 

路地裏の小さな旅館

 


f:id:zenigame1:20231230203722j:image

齋藤旅館は別所温泉の小さな路地沿いにある旅館。

客室数はわずか9室の知る人ぞ知る小さな旅館です。


f:id:zenigame1:20231230204100j:image

別所温泉といえば、かしわや本店や花屋旅館など、高級旅館が多いのですが、こちらは湯治宿の面影を残す貴重な旅館です。 

別所温泉で湯治風の宿は今や齋藤旅館だけ。

写真は数寄屋造りの建物が素晴らしいかしわや本店。


f:id:zenigame1:20231230204021j:image

齋藤旅館は旅館の横に大きな駐車場があります。

路地裏にある旅館ですが、駐車場の心配はいりません。


f:id:zenigame1:20231230204226j:image

ロビー。このごちゃっとした感じ。アットホームで落ち着きます。

日帰り入浴は500円。


f:id:zenigame1:20231230210904j:image

タオルは200円で買えるのですが、旅館ではなく別所温泉のタオル。


f:id:zenigame1:20231230204830j:image

フロントの横の休憩エリア。

めっちゃ華やか!花と植木鉢だらけでびっくりです。

なんならソファーの敷物も手作りみたいですが、めっちゃ派手。

ここまでこだわってると見ごたえありますね。


f:id:zenigame1:20231230205224j:image

お風呂は一階の奥。

手書きの食堂の看板がいい感じ。


f:id:zenigame1:20231230205738j:image 

お風呂入口。


f:id:zenigame1:20231230205846j:image

脱衣所。

 

源泉かけ流し!硫黄が香る極上湯


f:id:zenigame1:20231230210126j:image

こちらが大浴場。超絶シンプルなお風呂ですが、これでいいのです。


f:id:zenigame1:20231230210250j:image

お湯は源泉かけ流し。

このサイズだからこその贅沢。

泉質はアルカリ性単純硫黄泉。無色透明の温泉の割には硫化水素イオンが14mgも含まれていて、お湯はほのかに硫黄が香ります。


f:id:zenigame1:20231230210427j:image

pH8.7の強アルカリ性のお湯はヌルヌルさはありませんが、少しとろみがあり、極上のやわらかいお湯です。

入っているとまさに溶けるような気持ちよさ。


f:id:zenigame1:20231230210600j:image 

露天風呂はないと思っていましたが、小さいながらもちゃんとあります。

こちらは少しぬるめで、内湯にも増して超気持ちの良いお湯。

これはいつまでも入っていたくなる気持ちよさで、名残惜しくてなかなか上がれず。

 

 

 


f:id:zenigame1:20231230211032j:image

パット見湯垢のような白い浮遊物が沈んでいますが、これは硫黄分が固まった湯の花。

知らなければ湯垢だと思ってしまいそうですが、ちゃんと書いてありました。

 

齋藤旅館は別所温泉をかけ流しで楽しめる貴重な旅館。

知名度は低いので混み合うこともなく、お湯は本当に最高なのでオススメです。

 

 

温泉分析書の説明 硫黄を含むアルカリ性の温泉

 


f:id:zenigame1:20231230212819j:image

 

 

溶存物質が1000mg以下の場合は単純温泉となります。 こちらは307mgのため、単純温泉です。 単純温泉と言っても何も入っていないわけではありません。 もし1000mgを超えていればナトリウム-硫酸塩・塩化物泉となる温泉です。

 

その他に総硫黄(硫化水素イオン、チオ硫酸イオン、遊離硫化水素の合計)が2mg以上で硫黄泉となりますが、こちらは14mgあるので、基準を満たします。

 

また、pH8.5以上でアルカリ性とつきますが、こちらはpH8.7でアルカリ性です。 以上より、アルカリ性単純硫黄泉になります。