基本情報
【日帰り入浴時間】
要確認(夕方くらいまで)
【日帰り入浴料】
500円
【露天風呂】
なし
【お風呂の数】
内湯(貸切1)
【公式HP】
なし
【個人的オススメ度】
★★★☆☆
住所・電話番号
【住所】
【電話番号】
025-772-2070
泉質
■源泉
13号井・六日町温泉第15号井
■泉質
ナトリウム-塩化物泉 (純食塩泉)
■温度
52.9度
■pH値
pH7.7
■成分総計
1252mg
新潟県 六日町温泉ってこんなところ
六日町温泉は新潟県南魚沼市の中心部である六日町の市街地にある温泉。魚野川の左岸がメインの温泉地ですが、市街地内にも旅館が点在しています。町中にある温泉で、市街地と一体化しているため、温泉地らしい情緒はありません。温泉の歴史は新しく、1957年に天然ガスのボーリン試掘中に温泉が湧出しました。旅館は全部で5件の小さな温泉です。
六日町駅前にあるビジネス旅館
大和屋旅館は六日町駅前にあるビジネス旅館。
本当に駅前にあります。正面は六日町駅。
アーケード街の中に旅館があるというのは全国的にも珍しい気がしますが、六日町温泉には越前屋という他にも同じようなビジネス旅館があります。
まさに町中にある温泉。
六日町温泉の主要なホテルは少し離れた郊外にありますが、点在しているので温泉街らしさがないのが残念なところ。
左側が宿の駐車場ですが、1台くらいしか停められない感じ。
隣には六日町の観光協会が入っています。
看板も控えめなので、ここに温泉があると気づく人も少ないかも。
しかも温泉という文字もありません。
大和屋旅館は日帰り入浴の難易度が少し高め。
日曜日は営業していないので、訪問できる機会が限られます。
しかも電話がつながらないこともちらほら。
この日電話してみたところ、おじいちゃんが電話に。
「大丈夫ですよ。うちはシャワーもなくて、かけ流しの温泉だけですけどいいですか?」とのこと。
もちろんそれだけで十分です。
時間は特に決まっていないようで、夕方くらいまでならいいとのこと。
館内。静かな感じですが、靴はたくさんあったのでお客さんは多いのかも?駅前という好立地なので、温泉抜きにしても泊まる人はいそうです。
呼び鈴を鳴らせどなせど誰も出ない。。
奥を覗くとおじいちゃんらしき人が部屋でテレビを見てくつろいでいます。お客さんかもしれないので、聞いてみるわけにも行かず。
呼び鈴を鳴らしても気づいてもらえませんでしたが、
「すいませーん」と大きな声で尋ねると、おじいちゃんが気づいて出てきてくれました。
日帰り入浴は500円。今どきワンコインとはかなり安い。
お風呂は建物の突き当り奥です。
男女の別はなく、貸切での利用になります。
なので、先客がいたら待つ必要があります。
と言っても他にもお客さんがいる気配もなかったので、気兼ねなく入れました。
建物は年季が入っていて、六日町温泉の旅館の中でも一番シブい感じ。
お風呂前には流し台がありますが、
えっカメ!? なんでこんなところに。ちょっとびっくりました。
亀もびっくりして首をひっこめます。
クサガメでした。
シンプル且つレトロな内湯
脱衣所。木造でかなり古い。
無数のカビキラーが気になります。
良くわからない古そうな運動器具も。
正面のドアも気になるので開けてみると。
なんと。生活感たっぷり。
温泉を生活に使ってそうな貯水槽もあり、どことなく野沢温泉のような雰囲気を感じる一角でした。
脱衣所にはいかにも古そうな温泉分析書も。
源泉垂れ流しだそうです。表現が気になりますが楽しみです。
こちらがお風呂。露天風呂はなくシンプルに内湯のみ。
扉を開けると、ムワッと温泉の蒸気が脱衣所に流れ込みます。
まるでサウナのようです。
開けっ放しにすると、温泉の湯気で火災報知機が鳴りますと警告があったので慌てて閉めました。
緑色のお湯に見えますがこれはタイルの色。
温泉は無色透明です。
泉質はナトリウム-塩化物泉。
温泉は熱いです
源泉かけ流しのお湯は、一度洗面器で受け止められて、浴槽へ注がれます。洗面器も年季入っていますね。
食塩泉ですが、濃度は高くないため、舐めてみるとかすかに塩味を感じる程度。微量の鉄分を含むため、よく見ると小さな赤い湯の花が舞っています。
サウナのような湯気だったので、熱いと思いましたが、
案の定、お湯はめっちゃ熱い。
何度か足先をつけて慣らしてからやっと入浴。
窓を開けて換気もしました。
熱めですが、一度浸かれば何のこともない温度。
とても気持ちいいです。
大和屋旅館は駅前にあるアクセスの良い旅館。
駅前の割に建物や浴室は渋く、マニア向けの温泉です。
日帰り入浴はできない日も多いので要確認です。
温泉分析書 弱食塩泉です
溶存物質が1000mg以上の場合は単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%以上のものを並べて名前をつけます。こちらは溶存物質が1252mg。陽イオンはナトリウム、陰イオンは、塩化物イオンが20%を超えるので、ナトリウム-塩化物泉となります。
旧泉質名では食塩泉という名前になります。