福島県 熱塩温泉ってこんなところ
熱塩(あつしお)温泉は喜多方市北部の山間にある温泉で、この辺りはかつては熱塩加納村という地域でした。
その名のとおり、塩分の濃い温泉です。
温泉の歴史は古く、室町時代の1375年。現在も温泉街の最奥部に残る示現寺再建の折、源翁禅師によって発見されたと伝えられています。発見にまつわるエピソードは諸説あるようですが、伝説めいていて信ぴょう性のほどは分かりません。
昔からの湯治場として栄えましたが、5件程度あった旅館も現在は山形屋とふじやの2件のみ。どちらも日帰り入浴可能です。
熱塩温泉の泉質
泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉。
旧泉質名では含塩化土類食塩泉です。
成分総計は驚異の1万2000mg。普通の温泉の12倍の濃度がある超濃い温泉です。舐めれば海水のようなしょっぱさ。
お湯はわずかに緑色の濁りがあります。
源泉は1箇所で、どの旅館でも成分は同じです。
山奥の会津盆地になぜこのような強食塩泉が湧くのか謎ですが、地殻変動で海水が地中に閉じ込められ、それが地熱で熱せられることにより、このような濃い食塩泉が湧き出すと言われています。
近隣の大塩裏磐梯温泉なども塩分濃度が非常に高く、この地方では温泉を利用した山塩が作られているほど。味も美味しく、山塩で作られたラーメンは絶品です。
♨泉質
ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
(含塩化土類食塩泉)
♨日帰り入浴時間
12:00~17:00
♨日帰り入浴料金
800円
♨住所
♨電話番号
0241-36-2288
♨公式HP
2.ふじや
♨泉質
ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
(含塩化土類食塩泉)
♨日帰り入浴時間
13:00〜17:00
♨日帰り入浴料金
700円
♨住所
♨電話番号
0241-36-2121
♨公式HP