山形屋
1.入浴時間・料金・混雑度
○日帰り入浴時間 12:00〜17:00
○日帰り入浴料金 800円
○露天風呂 あり
○お風呂の数 内湯露天(男1・女1)
○客室数 28室
○タオル 150円(ロゴなし)
〇公式HP https://spa-yamagataya.com/
○混雑度 お風呂で会った人数 3人
○個人的オススメ度 ★★★☆☆
2.場所・電話番号
〇電話番号 0241-36-2288
3.泉質
■源泉 熱塩温泉
■泉質 ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
(含塩化土類食塩泉)
■温度 64.8度 pH6.4
■成分総計 12150mg
4.熱塩温泉について
熱塩(あつしお)温泉は喜多方市北部の山間にある温泉で、この辺りはかつては熱塩加納村という地域でした。その名のとおり、塩分の濃い温泉です。温泉の歴史は古く、室町時代の1375年。現在も温泉街の最奥部に残る示現寺再建の折、源翁禅師によって発見されたと伝えられています。発見にまつわるエピソードは諸説あるようですが、伝説めいていて信ぴょう性のほどは分かりません。
昔からの湯治場として栄えましたが、5件程度あった旅館も現在は山形屋とふじやの2件のみ。どちらも日帰り入浴可能です。
5.外観・館内・お風呂
「一流の田舎」がコンセプトの旅館で、熱塩温泉で一番有名な旅館でもあります。建物はちょっと洋風な要素が混ざり、所々レンガ造り風だったりと、面白い建物です。
日帰り入浴にも積極的。受付は12時からと若干遅めです。
ロビー。あまり和風旅館の雰囲気はありません。
ですが、土足はNG。玄関にあるロッカーでスリッパに履きかえます。
入浴料は800円。
タオルはロゴなし。
ヨーロピアンなホテルのような館内。
と思ったら、日本酒の展示スペースがあったり。
お風呂はエレベーターで3階。
山形屋は旅館とホテルが混ざったような独特の雰囲気です。
館内の至るところに丸太チックな感じが。
3階へ到着。直進は客室なので、ここを右へ。
お風呂入口。
脱衣所。ここも丸太な壁でログハウスみたいになっています。
洗面台。
こちらが大浴場。湯気でかなりモヤモヤしています。
曇ってなければこんな感じでした。
中央に湯口があるので、その辺りは熱め。隅に行くほど温度が低くなります。
よく見れば、湯船も丸太で囲まれています。
お湯は少し緑がかった色をしています。
泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉。
旧泉質名では含塩化土類食塩泉です。
成分的にはほとんどが食塩で、カルシウムも含みます。
湯口が赤茶けていますが、これは塩分が酸化して固まったもの。
鉄分もかなり微量ですが含んでいます。
洗い場が独特な感じで、いろいろな色の照明で照らされています。
成分総計は驚異の1万2000mg。普通の温泉の12倍の濃度がある超濃い温泉です。舐めれば海水のようなしょっぱさ。
山奥の会津盆地ですが、地殻変動で海水が地中に閉じ込められ、それが地熱で熱せられることにより、このような濃い食塩泉が湧き出します。
薬草サウナなるものもありました。中はサウナと言うにはちょっと温度低め。
山形屋は他に露天風呂もあるのですが、2022年7月の豪雨で露天風呂の法面が被害を受け、休止中です。女性用の露天風呂は復旧したそうですが、男性露天風呂も2023年1月中を目処に復旧するとのこと。
山形屋には他にもチャコールバーデンという名物サウナがあります。
山形屋は「炭」を推していて、炭の力が最も発揮される40度の低温サウナだそうです。
日帰り入浴でも別途1700円で利用可能です。
ちなみに宿泊しても600円取られます。
こちらはまた今度に利用したいと思います。
6.温泉分析書の説明
溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは12150mgで1000mgを超えます。陽イオンはナトリウムとカルシウム、陰イオンは塩化物イオンが20%を超えるので、ナトリウム・カルシウム-塩化物泉となります。
旧泉質名では含塩化土類食塩泉です。