花ホテル滝のや
1.入浴時間・料金・混雑度
○日帰り入浴時間 10:00〜17:00
○日帰り入浴料金 600円
○露天風呂 あり
○お風呂の数 内湯(男1・女1)
露天(貸切1)
○客室数 8室
○タオル サービス
〇公式HP https://hanahotel.jp/wp/
○混雑度 お風呂で会った人数 1人
○個人的オススメ度 ★★★★☆
2.場所・電話番号
〇電話番号 0241-42-2010
3.泉質
■源泉 新柳の湯
■泉質 ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
(含塩化土類食塩泉)
■温度 56.3度 pH7.5
■成分総計 9144mg
4.柳津温泉について
柳津温泉は日本三大虚空蔵尊として有名な圓城寺の門前町にある温泉。温泉の歴史は新しく、1987年に圓城寺境内で掘削ボーリングに成功し湧出した温泉です。もともとは宿坊が軒を連ねていましたが、温泉旅館に姿を変え、現在では4件ほどの旅館があります。
5.外観・館内・お風呂
滝のやは園城寺もほど近い柳津町中心部の銀山川沿いにるホテル。
鉄筋4階建てで、このあたりでは大きく見えます。
素泊まり中心のビジネス旅館で、2食付はやっていないようです。
滝のやは細い路地に面して立っているため、駐車場がありません。
最初はいろいろと戸惑いましたが、宿のすぐ近くに商店街の共有駐車場があるので、そちらに停めることに。
コンパクトにまとまったロビー。
誰もいなかったので、呼び鈴を鳴らしますが、鳴らせど鳴らせど宿の方は出てきません。
10分ほどで経過して、これはダメかなと諦めて帰ろうとしたとき、ようやく女将さんの「は~い」という声。
小さな子供をおんぶして降りてきました。
入浴料は600円。ニコニコとした女将さんでした。
お風呂は最上階の4階。なんですが、エレベーターがありません。。
頑張って階段を上ります。
ようやく4階へ到着。すると、男湯前には「貸切中」の文字。
そんな話は一言もなかったので、「えー」という感じ。
女将さんに入って良いのか聞きに行こうかと思いましたが、また階段を下りるのも大変なので、諦めて待つことに。
すると、目の前に露天風呂の文字を発見。
貸切露天風呂のようで、日帰り入浴でもオッケイのよう。
しかも誰も入っていない。これはチャンスということで、先に露天風呂に入ることに。
こちらが露天風呂。屋上に付け足した感じの手作り感が好きです。
季節は12月末。雪も降りしきり体は冷え冷えの中、露天風呂に入るにはなかなか勇気がいります。
こちらの露天風呂は、厳冬期は利用不可のようです。
こちらが露天風呂。小さな露天風呂と横には凍りついたかめのようなものも。所々に雪もたっぷり。
脱衣所も吹きさらしの小屋です。
脱衣籠。頑張ってここで着替えます。
露天風呂はちょうど、「滝のや」と屋上看板の横にあります。
只見線の絵も飾ってあります。
露天風呂に洗い場などはありません。
こちらが露天風呂。二人サイズくらいの小さな露天風呂。
右の瓶は水でした。
笹濁りのいかにも濃そうなお湯。
お湯は結構熱めですが、外が寒すぎるのでこれぐらいが丁度良い。
泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉。
源泉かけ流しです。
旧泉質名では含塩化土類食塩泉です。
味は岩塩を舐めたかのような、かなりしょっぱい温泉。
成分総計も1万mgに迫る超濃い温泉です。
海が遠く離れた柳津町に、こんな塩辛い温泉があるのも驚きです。
鉄分も微量に含みます。鉄分なのか、お湯には金粉のような黄金色の湯の花が舞っています。青緑色のお湯に揺らめく金の湯の花は、星を見ているかのようにキレイ。
この温泉がすごいのはそのあたたまり方。
ブルブル震えながら露天風呂に入ったはずですが、お風呂からあがる頃には体中ポカポカで、一ミリも寒くないのです。
食塩泉は食塩で皮膚をコーティングし、被膜のようになるため、
熱の発散を防ぎ、あたたまりの湯と言われますが、ここの温泉は特にすごかった。
続いて内湯へ。露天風呂があがっても、まだ先客が貸切中。
追加で20分ほどで待ってようやく入れました。
中にいたのはおじさん一人。宿のHPにも、空いてるときは貸切利用可と書いてましたが、一人で貸し切りにしなくても。。。
タオルは脱衣所に置いてあるのもをフリーで使えます。
脱衣所には、ドーンとサウナが置かれていましたが、使えるかは不明。
こちらが内湯。意外と広いお風呂です。4階にあるため、見晴らしも効きます。
露天風呂は笹濁りののお湯でしたが、こちらはキレイな黄緑色。
源泉は露天風呂と同じですが、温度や湿度によって変わるのか、全然色が違います。
結構鮮やかな色をしています。食塩泉で黄緑色なのは見たことがありません。内湯もちょっと熱めでした。
会津の雪景色がモチーフの絵が飾ってありました。
内湯も源泉かけ流しです。
カラン。
滝のやは駐車場はありませんが、日帰り入浴には柳津温泉でも一番歓迎のような感じでした。屋上の手作り感満載の露天風呂も、黄緑色の温泉も入りごたえがあります。冷え切った体も一瞬でポカポカになる強力な温泉です。
6.温泉分析書の説明
溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは9144mgで1000mgを超えます。陽イオンはナトリウムとカルシウム、陰イオンは塩化物イオンが20%を超えるので、ナトリウム・カルシウム-塩化物泉となります。
旧泉質名では含塩化土類食塩泉です。