大成館
基本情報
【日帰り入浴時間】
14:00〜20:00
【日帰り入浴料】
1100円 駐車料220円
【タオル】
330円(ロゴなし)
【露天風呂】
あり
【お風呂の数】
内湯露天(男1・女1)
【客室数】
22室
【公式HP】
【個人的オススメ度】
★★★★☆
住所・電話番号
【住所】
【電話番号】
0557-68-2221
泉質
■源泉
下9号泉(かもめ湯)
■泉質
カルシウム・ナトリウム-塩化物泉
(含食塩塩化土類泉)
■温度
57.0度
■pH値
7.3
■成分総計
14720mg
国道沿いの純和風旅館
大成館は国道135号線沿いにある和風旅館。
表から見るとまあまあ立派な建物で、網代温泉で一番旅館らしい感じがします。
玄関は国道と反対側にあります。
高級感のある玄関です。
日帰り入浴は14時からスタート。
裏側には広い駐車場も完備。なんですがここは別料金。
「先にお伝えしてなくてすみません」と帰り際に玄関スタッフから220円取られました。
でも220円なら全然お安い。
加賀藩の梅鉢紋のようなロゴ。
玄関をくぐると女将さんと受付スタッフの方がお出迎え。
日帰り入浴料は1100円。
タオルは300円で少し高いです。
100%綿製で温泉マークがあしらわれた上質なタオル。
宿のロゴはなし。温泉マークよりロゴがほしい。
綿製のタオルって乾燥機に入れると縮みまくるので、個人的にはあんまりかな。
料金を支払うと、「お風呂の御案内お願いします〜す」と威勢のいい声で女将さんにバトンタッチ。
女将さんはなかなか気さくで、
「遠くからいらしたんじゃないですか?いいお湯ですのでどうぞごゆっくり」と話しかけていただきました。
酒瓶がずららりと並ぶコーナー。
日本酒や焼酎のほか、ワインのラインナップも。
お酒好きにはたまらないかも。一本六万円の超高級ワインもありました。
白、紫、黒に染められたかっこいいのれん。
のれんをくぐるとすぐに冷たい麦茶。
この位置にあるのは珍しいかも。
冷たくてなかなかうまかったです。
超苦い!!食塩もたっぷりな個性派温泉
脱衣所。
こちらが大浴場。「潮」と名付けられた浴室は白と黒のモノトーンに統一され、落ち着いた雰囲気。
浴槽は石造りで少し浅め。
床はなかなか見かけない木製でした。
水はけが良く、濡れても滑らなそうな不思議な足触り。
肝心のお湯は。おー 少し抹茶色の濁りがあります。
泉質はカルシウム・ナトリウム-塩化物泉。
旧泉質名では含食塩塩化土類泉です。
食塩ではなく、塩化カルシウムが頭に来る珍しい泉質。
お湯に浸かると、不気味な感じに泡が立つのが面白い。
かめも湯という大成館の自家源泉を使用しており、ここでしか味わえないお湯です。すごいのは成分量でなんと1万4720mgもあります。
同じ網代温泉の平鶴が使用する源泉の約2倍の濃度。
女将さんが言っていたとおり、これはかなりいいお湯です。
そしてもう一つ超個性的なのが味。
ほんの少し舐めてみると。目が覚めるくらいの強烈な苦さのあとに、ほのかに磯のような香りがします。
塩っぱさもなかなかですが、苦みが真っ先に来ます。
網代温泉な隣の熱海温泉などは、カルシウムの含有量が多く、かなり苦いのが特徴ですが、ここはダントツ。
吐いてしまいそうなほどの苦さなので、飲むのはやめておきました。
景色はないですが露天風呂もあります
続いて露天風呂へ。ここは「渚」という名前です。
海沿いですが、残念ながら海は見えません。
最上階に海が見える貸切展望露天風呂があるのですが、日帰り入浴では入れません。
大成館は豊富な自家源泉を活かし、内湯も露天も源泉かけ流しです。
露天風呂は抹茶色の濁りは弱めで、内湯のほうが少し濃い感じがしました。
塩分濃度が高いため、温まりもすごくいいお湯でした。
大成館は国道からもよく見える和風旅館。
日帰り入浴客にも丁寧におもてなしてくれるので高評価で。
ここでしか味わえない自家源泉は、圧倒的な苦みのとんでもないお湯。日曜日の14過ぎに伺いましたが、他のお客さんには会わず、ゆっくり堪能できました。
熱海と異なり、混み合わないのもポイント高いです。
温泉分析書 カルシウムを多量に含む食塩泉
溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは14720mgで1000mgを余裕で超えます。陽イオンはカルシウムとナトリウム、陰イオンは塩化物イオンが20%を超えるので、カルシウム・ナトリウム-塩化物泉です。