夢いろは
基本情報
【日帰り入浴時間】
13:00〜21:00
【日帰り入浴料】
1000円
【タオル】
300円(バスタオル・フェイスタオル)
【露天風呂】
なし
【お風呂の数】
内湯(男1・女1)
【客室数】
35室
【公式HP】
【個人的オススメ度】
★★★☆☆
住所・電話番号
【住所】
【電話番号】
0557-82-1151
泉質
■源泉
混合泉(熱海218号古河湯、熱海241号第2中山湯、
熱海242号ふじ湯、熱海276号第4中山湯ほか)
■泉質
ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
(含塩化土類食塩泉)
■温度
71.0度
■pH値
8.0
■成分総計
6724mg
熱海温泉ってこんなところ
大型ホテルやマンションなど立ち並ぶ日本有数の巨大温泉です。
その歴史は今から1500年前と非常に古く、熱湯が吹き出し、魚がもだえ死んだ様子を見て、熱海と名付けられたそう。
江戸時代には徳川家康も入湯し将軍家御用達の温泉として愛されていました。家光は熱海のお湯を江戸城に運ばせたほど。
明治以降も多くの文人墨客に愛され、別荘地としても発展しました。
戦後は新幹線の開通や首都圏からのアクセスの良さもあり、一大リゾート地として発展。一時衰退したものの、現在でも多くの観光客が訪れます。
住宅街に溶け込む佇まいのホテル
夢いろはは、熱海温泉の咲見町と呼ばれるエリアにあるホテル。
昔はホテルあいおらという名前でしたが、2015年から夢いろはに。
なんとなく味気ない建物ですが、その昔は東京都職員の保養施設でした。
熱海駅からは徒歩15分くらいですが、このあたりまで多くの観光客の姿が見られます。
ホテルは住宅街の中にマンションのような見た目で溶け込んでいます。
咲見町は熱海温泉でも最も高温とされる源泉が点在しており、源泉も集中。民家の軒先など、あちらこちからから湯けむりが上がり、温泉らしい雰囲気です。
夢いろはの入口。日帰り入浴の案内が出ているので、かろうじて温泉施設だと分かります。ヤシの木が南国チック。
こちらのホテルは駐車場がありません。なので自力で近くのコインパーキングを探す必要があります。
熱海温泉では良くあることですが、車で湯巡りする私にとってはとかく不便でめんどくさい。熱海温泉はマイカーの湯巡りには不向きです。
館内も旅館というよりかは完全にホテル。
ちょっとビジネスホテルっぽい雰囲気もあります。
ここを訪れるのは実は2回目。
以前に日帰り入浴可能か電話したところ、自動音声で13時から22時までですと案内。案内を受けて伺ったのに、休館だったことがありました。コインパーキング停めて来ているのにそれはないよと思いつつ、
その時は退散。
自動音声なんて当てになりませんね。この日も半信半疑で訪れましたが、さすがに日曜日なので普通に営業していました。
日帰り入浴は1000円。熱海にしてはこれはかなり安い方です。
タオルはバスタオルとセットで別途300円。
大浴場は内湯のみ
大浴場はエレベーターで3階。
大浴場入口。朝5時で男女が入れ替えになるようです。
脱衣所は複雑な形をしています。
写真奥にも棚があり、その先が大浴場につながっています。
メタケイ酸豊富な源泉かけ流し
こちらが大浴場。うーん、、 と言っても湯気でほぼ視界ゼロ。
右と左で浴槽が2つ。露天風呂はありません。
泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉。
旧泉質名では含塩化土類食塩泉です。
源泉は古河湯や中山湯など複数の源泉を混合泉したもの。
かなりの数の源泉をブレンド。
500以上の源泉井戸があると言われる熱海温泉。
毎分1万6000リットルという日本有数の湧出量を誇り、旅館毎に異なる源泉を使用。源泉がほぼ被ることがないのは、熱海温泉ならでは。
源泉は71度と高温。お湯も少し熱めでした。
しかもここは何気に源泉かけ流し。
成分総計は6724mgもあり、主成分は食塩。
食塩は肌を薄い被膜でパックし、体熱を閉じ込めるので、
温まりが良いのが特徴。
源泉かけ流しなので、その効果をダイレクトに体感できます。
その他、美肌効果のあるメタケイ酸が191mgで、比較的多めに含まれています。熱海の源泉でもメタケイ酸の含有量が多めです。
夢いろはは熱海でそこまで有名な旅館ではないので、あまり混まないのがいいところ。この日は日曜日でしたが、先客は一人だけでした。
ただ、車で来るにはちょっと面倒です。
露天風呂はありませんが、源泉かけ流しでアツアツの源泉を楽しめます。
温泉分析書 メタケイ酸多めの食塩泉
溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは6724mgで1000mgを超えます。陽イオンはナトリウムとカルシウム、陰イオンは塩化物イオンが20%を超えるので、ナトリウム・カルシウム-塩化物泉です。