大露天風呂の日記

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伊東温泉 伊東ホテルニュー岡部 趣の異なる2箇所の大浴場に日帰り入浴

伊東ホテルニュー岡部


 

基本情報
 

【日帰り入浴時間】

15:00〜21:00

【日帰り入浴料】

1500円

【露天風呂】  

あり

【お風呂の数】 

内湯露天(男2・女2)

【客室数】

109室

【公式HP】

https://ito.ooedoonsen.jp/

【個人的オススメ度】

★★★☆☆

 

 

住所・電話番号
 

 【住所】

静岡県伊東市桜木町2丁目1-1

【電話番号】

0570-051-126

 

泉質


■源泉

岡145号泉・岡77号泉

■泉質   

ナトリウム-塩化物泉

(純食塩泉)

■温度           

 34.0度 

■pH値

8.1

■成分総計  

2269mg

 

伊東温泉ってこんなところ
 


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伊東温泉は熱海と並ぶ伊豆を代表する温泉地。歴史は古く平安時代に上総介藤原資範が入湯した記録が残りますが、それ以外にはっきりとした開湯の言われはありません。江戸時代には徳川家光にお湯を献上したとされていますが、温泉地として発展したのは明治以降。


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この頃から別荘地として栄え始め、源泉が多数開発された結果、大正期以降は、東海館など今に残る豪壮な建築の老舗旅館も建てられました。700本を超える源泉があり、湧出量はなんと毎分3万4000リットル。これは熱海温泉の約2倍、温泉地としては別府、由布院に次ぐ全国三位の湧出量を誇ります。

 

多くのホテルや旅館がありますが、日帰り入浴は大歓迎してくれます。主要な宿のほとんどが日帰り入浴可能で、伊豆でも有数の日帰り入浴天国。

豊富な湯量から源泉かけ流しの宿が多いのも特徴です。

 

大江戸温泉グループの大型ホテル

 

 


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伊東ホテルニュー岡部は大江戸温泉グループの大型ホテル。

松川沿いに堂々たる構えを見せる鉄筋9階建のホテルです。

客室数は109室で伊東温泉では、ハトヤに次ぐ収容力を誇ります。 つながっていますが、手前が相模亭、奥が駿河亭という名前です。

 

ホテルニュー岡部といえば、かつてCMでもよく耳にしたホテル。 鬼怒川温泉にあったどデカいホテルが有名でした。岡部グループは2009年頃に倒産し、大江戸温泉やホテル三日月へと売却されていきました。

 


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こちらも現在は大江戸温泉グループの旅館です。

なんですが、ホテルニュー岡部というかつての名前をそのまま使用。

鬼怒川温泉のホテルニュー岡部は現在はホテル三日月になっており、岡部の名を残すのは今やここのみです。


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日帰り入浴は15時からスタート。大江戸温泉のグループはどこも15時からです。15時台は結構混むので、少し日も暮れた18時前に伺いました。なぜならこの時間帯は夕食の裏で空いているはず。

 

こちらのホテルは駐車場がホテル規模からして意外と少ない。

宿泊客で満車になると車を停める場所がありません。

そうなると車での日帰り入浴はお断りされるので要注意です。

駅からは少し遠いので、車で来る人がほとんどだと思います。


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ロビー。さすがはホテルニュー岡部の建物。


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巨大な吹き抜けがあり、なかなか豪華です。


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ロビー中央には自動演奏のピアノ。


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フリードリンクもありました。宿泊者専用とか書いていなかったので飲んでしまいましたが、アルコールもあったので、宿泊客専用だったかも?

一番左はぐり茶という聞き慣れない名前。

伊豆の特産らしく、グリグリとねじれた茶葉の形が由来だとか。

よくある煎茶よりも渋みが抑えられたお茶です。


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フロント。日帰り入浴料は1500円。

1500円ならバスタオルがついてもバチは当たらないと思いますが、タオル類は別料金です。

大江戸温泉グループのタオルはどこも同じ柄なので、買うのはやめときました。

 

庭園露天風呂がウリの駿河亭の大浴場


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こちらのホテルは大浴場が相模亭と駿河亭にあり、

全部で2箇所あります。日帰り入浴ではどちらも入浴可能。 

これなら1500円でもオッケイです。

 

まずは相模亭の大浴場から。ここは庭園露天風呂がうり。

ロビーからそのまま直進すると一階に大浴場があります。


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脱衣所。


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こちらが大浴場です。曲線を描く石造りの湯船。

そんなに特徴なく、よくある大浴場という感じです。


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続いて庭園露天風呂へ。ミニ庭園ですが、和風情緒溢れる感じでなかなか落ち着いた雰囲気です。

 

泉質はナトリウム-塩化物泉。いわゆる食塩泉ですが、熱海温泉などのようにドギツイ感じではなく、成分総計は2269mgの弱食塩泉です。

ちなみに熱海温泉は6000mg以上の濃度があるため、それに比べればだいぶマイルド。おそらく循環消毒あり。

 

源泉は岡145号と77号の2種類をブレンド

カルシウムが少ない純粋な食塩泉はこのエリアでは意外と珍しく、

伊東温泉ではここだけだと思います。

泉温は34度でぬるいため、加温されています。

 

ビルの谷間に露天風呂がある相模亭の大浴場


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お次は相模亭のお風呂へ。

さきほどのピアノがあった脇の階段で2階へ。

ロビホールの上が大浴場になっています。


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大浴場。柱には大理石が使われています。

さきほどの駿河亭の大浴場よりも大きいので、どちからというとこちらがメインかも。

サウナもあるので、こちらの方が人気な感じがしました。


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露天風呂までのアプローチが面白い。ドアを開けると階段が現れます。ちょうど相模亭と駿河亭に挟まれたビルの谷間に露天風呂があります。


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岩造りの大きな露天風呂。露天風呂側にもご丁寧に洗い場がありました。見上げるとホテルのビルしか見えないので、景色はなんとも微妙ですが、これはこれで面白いと思います。

 

伊東ホテルニュー岡部は伊東温泉有数の大型ホテル。

2箇所の趣の異なる大浴場に入浴できます。

18時台は予想通り、みなさん夕食中で、これだけの大型ホテルながらお風呂はガラ空き。空いている時間を狙うならこの時間がオススメです。

 

温泉分析書 食塩メインの温泉です

 


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溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは2256mgで1000mgを超えます。陽イオンはナトリウム、陰イオンは塩化物イオンが20%を超えるので、ナトリウム-塩化物泉です。