亀の井ホテル熱海別館
基本情報
【日帰り入浴時間】
12:00〜15:00
【日帰り入浴料】
1500円
【タオル】
300円(バスタオル・フェイスタオルセット)
【露天風呂】
あり
【お風呂の数】
内湯露天(男1・女1)
【客室数】
45室
【公式HP】
https://kamenoi-hotels.com/atamiannex/
【個人的オススメ度】
★★★★☆
住所・電話番号
【住所】
【電話番号】
0557-83-6111
泉質
■源泉
熱海141号泉
■泉質
カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉
(含食塩石膏泉)
■温度
54.2度
■pH値
7.9
■成分総計
1417mg
熱海温泉ってこんなところ
大型ホテルやマンションなど立ち並ぶ日本有数の巨大温泉です。
その歴史は今から1500年前と非常に古く、熱湯が吹き出し、魚がもだえ死んだ様子を見て、熱海と名付けられたそう。
江戸時代には徳川家康も入湯し将軍家御用達の温泉として愛されていました。家光は熱海のお湯を江戸城に運ばせたほど。
明治以降も多くの文人墨客に愛され、別荘地としても発展しました。
戦後は新幹線の開通や首都圏からのアクセスの良さもあり、一大リゾート地として発展。一時衰退したものの、現在でも多くの観光客が訪れます。
旧かんぽの宿 本館は日帰り不可
亀の井ホテル熱海別館は熱海温泉の高台にあるホテル。
別館というからには本館ももちろんありますが、本館は日帰り入浴不可なので要注意。
熱海駅からは少し離れており、徒歩圏内ではないので、静かな雰囲気です。
熱海駅周辺は平日土日問わず、とにかく人人人。
どこからこんなに湧いてくるんだと思うくらい混んでます。
あの喧騒は正直好きではありませんが、ここは落ち着いていて好きです。
亀の井ホテルは旧かんぽの宿。
かんぽの宿の時代から本館と別館に分かれていたようです。
右が別館ですが、左は本館ではなく、こちらは星野リゾート。
かつてはあたみ百万石と呼ばれた超高級旅館で、石川の山代温泉にあったあのホテル百万石の系列ホテルでした。
ホテル百万石は一時は石川でも加賀屋に次ぐ旅館でしたが、2012年頃に倒産。あたみ百万石も星野リゾートに生まれ変わっていました。
ちなみに本館は別館より少し下流側にあります。
こちらなロビー。相模灘を見渡す大きな窓が特徴的。
日帰り入浴は1500円。
実はこちらに訪れるのは2回目。
前回は事前に電話で確認してから伺ったのに、いざ訪れてみると本日は日帰り入浴不可で、大浴場はお湯は抜いているとのこと。。
そりゃないよ。。と、電話していた旨を伝えると「申し訳ございません。」とのことで、代わりにお湯を抜いていなかった貸切露天風呂を通常の価格でご用意しますと対応していただきました。
無理に入るのも申し訳なかったので、そのときはご辞退して退散したのですが、リカバリー対応はさすがのものでした。
そんなわけで念願の再訪。
ちなみにこちらのお宿は水曜日が日帰り入浴休業日です。
券売機制なので、日帰りのお客さんも多そう。
ちょっと熱めの円形大浴場
大浴場は地下一階です。
貸切風呂、男湯、女湯と並んでいます。
ちょっとフライングで来たので、まだお掃除のスタッフさんがいましたが、ちょうど終わったので大丈夫だですよとのこと。
掃除スタッフさんって皆さんちゃんと挨拶してくれることが多くて、いつも感心します。
お風呂入口にはこんな日本的な意匠も。
脱衣所。小綺麗ですね。
脱衣カゴ的なものはなく、ミニロッカーみたいになっていました。
私的には絶妙に使いにくく、個人的にはカゴのほうが好み。
外国人向けに「日本のお風呂の入り方」なるものが貼られていました。さすがはインバウンドも盛んな熱海温泉。
こちらが大浴場。円形の大きな湯船です。
ここは熱めのお湯。
泉質はカルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉。
旧泉質名では含食塩石膏泉です。
熱海141号という源泉を使用。
成分総計は1417mg。熱海の中では成分量はかなり低めで、塩っぱさもなく、良くも悪くもクセはありません。
源泉数豊富な熱海温泉では、各旅館でそれぞれ異なる源泉を楽しめます。
ヒノキが浮かぶ変わり湯
内湯は大浴場の他に、隅っこに小さな湯船が。
ん?何か浮いてます。
コースターのような木材が七枚ほど浮いていました。
何にも書いてませんでしたが、ヒノキみたいな香りがしたので、たぶんヒノキなんだと思います。違ったらすみません。
香りは弱めで、鼻に近づけないとわからないくらい。
何の効果があるのかは謎ですが、湯船に何かを浮かべる嗜好は結構好き。
りんご風呂なんかはたまに見ますが、木材を浮かべるなんて珍しい。
熱海市街地一望!半インフィニティ露天
内湯もなかなかでしたが、こちらのメインは何と言っても露天。
ご覧の通り、熱海温泉を高台から一望できるロケーション。
これはなかなか素晴らしいです。
熱海でこんなロケーションのお風呂は意外と少なく、
日帰り入浴可能な旅館で他は新かどやくらい。
旧かんぽの宿で、外観もそんなにすごいわけではないホテルなので、あまり期待はしてなかったのですが、いい意味で裏切られました。
湯船に浸かればこんな目線。
インフィニティとは行きませんが、それに近いくらいの絶景です。
奥に見える茶色の建物が本館です。場所は全然別で、つながっているわけでもなく、完全に別のホテル。
亀の井ホテル熱海別館は、混雑を極める熱海温泉は静かなエリアで、
お客さんも少なめ。日曜日のオープンと同時に伺いましたが、他のお客さんに会うこともなく、独り占めで楽しめました。
温泉分析書の説明 熱海では成分薄めの源泉
溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは1417mgで1000mgを超えます。陽イオンはカルシウムとナトリウム、陰イオンは硫酸塩と塩化物イオンが20%を超えるので、カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉です。