大露天風呂の日記

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猿ヶ京温泉 蔵やしき野の花畑 超浅いヒノキの寝湯に日帰り入浴

蔵やしき野の花畑

 

 

 

基本情報


 
 【日帰り入浴時間】

15:00〜(要確認)

【日帰り入浴料】

1000円

【タオル】

サービス

【露天風呂】  

あり

【客室数】

15室

【お風呂の数】 

内湯露天(男1・女1)

【公式HP】

https://kurayashiki.co.jp/

【個人的オススメ度】

★★★☆☆

 

 

住所・電話番号


 【住所】

群馬県利根郡みなかみ町猿ヶ京温泉107

【電話番号】

0278-66-0641

 

泉質


 
■源泉

村友1号泉

■泉質   

カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉

(含食塩石膏泉)

■温度           

 59.7度 

■pH値

7.6

■成分総計  

1550mg

 

猿ヶ京温泉ってこんなところ

 


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猿ヶ京温泉群馬県北部のみなかみ町にある温泉。

新潟県との県境である三国峠に近い位置にあります。江戸時代の元禄年間に発見され、かつては笹の湯とか湯島温泉と言われていました。当初は村民のみが利用する小さな温泉でしたが、明治時代頃より、三国峠を行き交う人々にも利用されるようになりました。1956年の相俣ダム建設に伴い、かつての温泉場はダム湖の底に沈み、現在の高台の地に移転しました。今に続く猿ヶ京ホテルや長生館もこの時に移転。猿ヶ京という名前は、サルが多いという意味ではなく、この地を訪れた上杉謙信の吉夢を見た日が、申年、申の月、申の日だったたことから。

大型ホテルが立ち並ぶ温泉街でしたが、かなりの数のホテルが倒産。コロナ禍以降、日帰り入浴にも厳しい態度を取るようになり、日帰り入浴可能なのは4件ほどです。

 

日帰り入浴は要確認です

 


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蔵やしき野の花畑は赤谷湖を望む高台にある旅館。 

二階建てのゆったりとした建物。


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すっきりとした印象の和風旅館で少し高級感があります。

猿ヶ京温泉は日帰り入浴にはかなりケチ。

コロナ禍以後、ほとんどの旅館は受け付けてくれません。

こちらの旅館もちょっと前はお断りされた記憶がありましたが、今回電話してみると「15時以降なら大丈夫」とのことでした。


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扉を開けるといきなりこんな感じ。ここは玄関エントランス。

ロビーは右側にあります。


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15時ぴったりくらいに訪れたせいか、館内は照明が半分くらい落とされ、少し暗い感じ。バッタリ女将さんが出てきましたが、人がいると思わなかったのか逆にびっくりされました。


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日帰り入浴は1000円。

タオルはサービスしていただきまきした。


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蔵やしきという宿名なので民芸チックな雰囲気をイメージしていましたが、ロビーには御簾がかけられ、御所風の雰囲気です。


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飾れている絵も平安絵巻のような感じ。

 

内湯は源泉かけ流しです

 


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お風呂は星の湯という名前。ロビーに直結で、フロントの目の前にあります。


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脱衣所。


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棚の一角には本日のお風呂の湯温。

手書きなのかかわいい絵です。

 

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こちらがお風呂。湯気でもやっとしていますが、ガラス張りの開放感あるお風呂です。


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泉質はカルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉。

旧泉質名は含食塩石膏泉。

大きなお風呂なので循環かと思っていましたが、内湯は源泉かけ流しなので、猿ヶ京のお湯を十分に味わえます。

石膏は痛みを和らげる作用があり、切り傷などにもよく効きます。


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特徴的なのは右側のひのき風呂の部分。

こちらはなんと寝湯になっていました。

しかし、ものすごく浅い。。ちょっと背中をつけるくらいの寝湯です。浅い分ヒノキの香りはダイレクトに感じます。

ヒノキはぬるぬるするので、滑らないように注意。

 

赤谷湖を望む露天風呂


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岩造りの露天風呂もあります。


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露天風呂からは赤谷湖や猿ヶ京の温泉街が望めます。

赤谷湖はダム湖で温泉街からは深い崖になっています。

なのでなかなか雄大な景色です。


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露天風呂は少しぬるめ。こちらは循環消毒ありです。

場所柄しょうがないのですが、枯れ葉がたくさん浮いてました。

 

蔵やしき野の花畑は猿ヶ京温泉でもランクの高い旅館のひとつ。

日帰り入浴できるかは要確認ですが、ひのきの寝湯はなかなか面白いのでオススメです。

 

 

温泉分析書の説明 食塩を含む石膏泉です

 


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成分総計が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは1550mgで1000mgを超えます。陽イオンはカルシウムとナトリウム、陰イオンは硫酸イオンと塩化物イオンが20%を超えるので、ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉泉となります。旧泉質名では含食塩石膏泉です。