大露天風呂の日記

現在647湯掲載 旅館好きの温泉ソムリエのブログ 旅館の日帰り入浴情報を徹底的に紹介します!

湯宿温泉 湯本館 源泉が超近いレトロな円形大浴場に日帰り入浴

湯本館
 
 

 

 

1.入浴時間・料金・混雑度


 
 

○日帰り入浴時間 11:00〜18:00
○日帰り入浴料金 600円 
○露天風呂    なし
○お風呂の数   内湯(混浴1・女1・家族1)

○客室数     15室

〇公式HP               http://yujuku-yumotokan.com/

○混雑度     ほとんど誰にも会わない

○個人的オススメ度 ★★★★☆

 

2.場所・電話番号

 
 
〇住所  群馬県利根郡みなかみ町湯宿温泉2381

〇電話番号   0278-64-0011

 

 

 

 

3.泉質

 
 
■源泉   窪湯

■泉質   ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉

      (含石膏芒硝泉)

■温度             59.1度  pH 8.0

■成分総計  1310mg

 

4.湯宿温泉について

 



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 湯宿(ゆじゅく)温泉は群馬県北部のみなかみ町にある小さな温泉。

猿ヶ京温泉法師温泉に向かう三国街道沿いにあり、古くから宿場町としても栄えました。今でも大きな旅館はなく、集落に溶け込んでいるような温泉のため、地味な印象。知名度は今ひとつですが、開湯は平安時代の852年と言われ、群馬県でも有数の歴史を持つ温泉です。 

弘須大師による読経の際に、薬師如来から賜ったお湯が突如岩穴から湧出したとされ、この岩穴は湯本館の裏手に今でもひっそりと祀られています。沼田城主であった真田氏にも愛され、真田のお殿様の痔を治した歴史ある名湯です。

 

5.外観・館内・お風呂

 


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湯本館は湯宿温泉街のほぼ真ん中に位置する旅館。

オシャレできれいな旅館ではなく、どちらかというと湯治宿のような雰囲気。ですが、汚さなどはありません。


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ちょっとだけ坂を登った高台にあります。

名前の通り、湯本館は敷地内に湯宿温泉の厳かなる源泉をもっています。


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建物は本当に昔のままのという感じ。赤じゅうたんも一昔前の旅館とい感じ。建物が古いので館内は全体的にちょっと寒いです。

入浴料は600円。湯宿温泉はどこも日帰り入浴に寛容なので、湯巡りしやすいのも高ポイント。


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お風呂はロビーから左側の廊下を進みます。

湯本館のメインは混浴の内湯ですが、女性用の内湯もあります。

その他にも貸切の家族風呂がありますが、こちらは日帰り入浴でも別1500円で利用可能です。


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お風呂手前の廊下からは何やら歴史がありそうな一角がありますが、

これこそが湯宿温泉の窪湯という源泉。

奥に見える建物は混浴内湯で、源泉からの距離は数メートルといったところ。


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宿の中庭のような所ですが、背後には山の斜面と岩穴のような洞窟が控えていて、何だか神聖なる雰囲気を感じます。


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中庭はスリッパが置かれていて、源泉を間近に見学できるようになっています。これが突如湧き出したという岩穴でしょうか。


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源泉を見学したら、いよいよ大浴場へ。こちらが混浴の内湯入口。

ここも昔から何も変わってなさそうな雰囲気。


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脱衣所。めちゃめちゃ広い。ですが暖房はないので寒い。。

冬季にここで着替えるのはなかなか覚悟がいります。

それよりも問題なのは、脱衣所が男女で分かれていないこと。

これでは混浴でも女性の方が入るのは、事実上無理ではないかと思います。

ちなみに宿泊すれば、朝の7時〜9時の間だけ、女性専用時間が設けられています。


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こちらが大浴場。脱衣所もレトロでしたが、浴室も完璧なまでのレトロなお風呂。


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八角形の浴室の中央には円形の浴槽があり、美しささえ感じる配置です。


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カランは八角形の浴室の壁に沿って置かれています。


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円形の浴槽は黒いタイルでできていて、浴室床タイルとの色の対比も見事。


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ですが、源泉が超近いからなのか、お湯はいつもめっちゃ熱いのです。

長湯は不可能な温度で、ゆっくり体を慣らしながら入ります。

ビリビリくる熱さで、体がビシッとなります。湯宿温泉で熱めのお湯は湯本館だけ。


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湯口を見てみると、白っぽくなっている部分お気づきですか?


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湯口にある石は、温泉成分の真っ白なトゲトゲがびっしりと付着。


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こ、これはすごい。何年かけてこうなったんでしょう。

さすが湯元なだけあります。

泉質はナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉

旧泉質名では含石膏芒硝泉で、この真っ白なスケールは石膏です。


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誰かが剥がしたのか、トゲトゲのかけらも。カチカチで、叩くといい音がします。ちなみに石膏は痛みを和らげる鎮静作用があります。


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この日は宿泊したので、貸切風呂も見学。

先程の混浴内湯がすごかったので、至極普通のお風呂に見えてしまいました。湯本館はどこのお風呂にも露天風呂はありません。

 

湯本館は建物も設備も昔のままのですが、レトロな八角形の浴室と円形の湯船は、個人的には湯宿温泉で一番オススメ。

ぬる湯好きの人にはあまりオススメできません。

 

6.温泉分析書の説明

 


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成分総計が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは1310mgで1000mgを超えます。陽イオンはナトリウムとカルシウム、陰イオンは硫酸イオンが20%を超えるので、ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉となります。旧泉質名では含石膏芒硝泉です。