群馬県中之条町にある大塚温泉「金井旅館」を日帰り入浴で訪れました。
源泉かけ流しのぬる湯が楽しめる宿。混浴露天風呂やレトロな内湯もあります。
本記事では、「金井旅館」の日帰り入浴の魅力を、温泉ソムリエの視点でたっぷりとお伝えします!
日帰り入浴の料金と営業時間
入浴時間 |
9:00〜20:00 |
---|---|
入浴料 |
400円(2時間まで) 1時間延長でプラス100円 |
タオル |
なし |
お風呂の数 |
内湯(男1・女1・混浴1) 露天(混浴1) |
サウナ | なし |
貸切風呂 | なし |
混雑度 | 少し混んでいる |
住所 | 群馬県吾妻郡中之条町大塚803 |
電話番号 | 0279-75-3073 |
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大塚温泉「金井旅館」とは?外観と館内
大塚温泉は中之条町と高山村の間にある温泉。
周囲に温泉はなく、のどかな農村にポツンとあります。
宿は金井旅館の1軒のみ。
看板がなければ外観はほぼ民家。
大塚温泉はぬる湯の名湯として名高い温泉。
夏はかなり混み合いそうな感じなので、敢えて真冬に訪れてみました。
まさかこんな時期にわざわざぬるゆ湯に入る人も少ないでしょう。
大塚温泉とぐぐると「ワニ」と出てきますが、混浴の露天風呂もあります。
玄関。おや?誰もない。
「すみませ〜ん」と呼ぶと、奥で激しく犬が吠えてます。
ちょっとびびるくらい吠えられました。
おばあちゃんが出てきて受付。日帰り入浴は400円です。
特に何も言われなかったのですが、どうやらここは宿泊客用の入口。
日帰り入浴用の入口は裏にあったようです。
入浴は2時間位内。1時間延長でプラス100円。
カラオケみたいなシステムです。
こうでもしないと、ぬる湯なので一生入ってそうな人もいるんだと思います。ワニも問題になってますし。
金井旅館は3箇所お風呂があります。
男女別の内湯と混浴の露天風呂。
旧館には混浴の内湯があります。
ここはその分岐点。奥が男女別の内湯。
右は日帰り入浴用の入口で、外に出ると旧館の内湯があります。
混浴露天風呂は男女別の内湯からつながっています。
とりあえず男女別の内湯へ。
鍵付きロッカーもあり。
夏は日帰り入浴客もかなり多そうですが、この時期は数人といったところ。
私以外はおじさんのソロ客が3人くらいでした。
思わずウトウトしてしまう極上のぬる湯
脱衣所。ストーブなどもなくかなり寒いです。
ぬる湯なので湯上がりに一抹の不安。
こちらが大浴場。
メインの湯船は源泉そのままの32度。
かなりぬるいのですが、冷たいという感じはなく、すっと入れました。
小さい湯船は上がり湯の加温浴槽。
あつめとかなりあつめの2つ。
透明度が非常に高い温泉。
もちろん源泉かけ流し。
じっくり入っていると、じわじわとあたたまる感じ。
冬でも全然気持ちいいです。夏なら最高間違いなし。
浴槽の隅で死んだように寝ているおじさんも。
溶けるような気持ちよさ。
ぬる湯の温泉は群馬では珍しいです。
ここと川古温泉くらいじゃないでしょうか。
逆に山梨なんかはぬる湯ばかり。温泉文化の違いでしょうね。
カランも充実。
混浴露天風呂は内湯の外にありますが、この時はお湯が空っぽ。
あたたかい季節限定のようです。
雪がちらつく中でぬる湯の露天風呂があっても、おそらく入れないですし。まあしょうがない。
加温浴槽であたたまらないと、あの脱衣所には戻れない。
一回脱衣所に戻りましたが、寒すぎて加温浴槽へ引き返す。
じっくり暖まってから、旧館のお風呂移動します。
こちらが旧館。
案内などはないので知らなければスルーしちゃいそう。
旧館の中はこんな感じ。
いや渋いですねえ。正直怖いくらいのボロさです。
奥なんて夜だったらのぞけないレベル。
こんなところにまさかがお風呂があるとは。
ここは混浴ですが、脱衣所は男女別。
手前が女性用で奥が男性です。
脱衣所。ここもめっちゃ寒い。
旧館なので、心なしかさっきよりも寒いです。
こちらが旧館の混浴内湯。
レトロが雰囲気がまた良い。個人的にはこちらの方が好みです。
メインの浴槽はさきほどと同じぬる湯。
隣にある湯船はおそらく大理石製。
レトロな大理石のお風呂なんて素晴らしい。
加温浴槽だと思いきや入ってみると冷たい!
水みたいな温度だったので入るのは断念。
かけ湯にしても冷たいので、何のために使うのかは不明。
加温浴槽がないと言うことは、湯上がりに厳しい戦いを強いられそうです。
確かに新館のお風呂は何人か先客がいましたが、こちらは誰もおらず。冬場はキツイかも。
湯口は滝のようになっています。
ビニールシートでお湯しぶきを軽減。
ここも源泉かけ流しで、ドバドバとお湯が溢れ出す。
鮮度もよく素晴らしいです。
じっくり入れば暖まってきますが、逆にお風呂から上がれない。。
旧館のお風呂にカランはありません。
あるのはこれだけ。
ドアがあったので露天風呂かと思いきや。
なんとトイレが。。こらはびっくり。
しかもめちゃくちゃ古そうな和式です。
お風呂の中になぜトイレ?使えるかも不明ですが、すげえ怖いのでやめてほしい。
まとめ:群馬では貴重なぬる湯です
温泉 | ★★★★★ |
---|---|
設備 |
★★★☆☆ |
景色 | ★★★☆☆ |
コスパ | ★★★★☆ |
日帰り入浴のしやすさ | ★★★★★ |
大塚温泉は群馬では数少ないぬる湯を楽しめる温泉。
冬場は比較的空いていますが、夏場はかなり混むようです。
源泉かけ流しのぬる湯は極上の気持ちよさです。
金井旅館の泉質と効能
源泉温度は32度。冷たくも熱くも感じない温度です。
じっくり入るとじわじわ温まりますが、冬場は少しきついかも。
pH8.5のアルカリ性のお湯。主成分は食塩と石膏ですが、成分総計は高くないため、無味無臭でクセはありません。
✓源泉 大塚温泉 温湯2号
✓温度 32.8度(温泉)
✓pH値 8.5(アルカリ性泉)
✓成分総計 500mg
✓効能 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進、やけど