長野県松本市にある白骨温泉「丸永旅館」を日帰り入浴で訪れました。
乳白色の温泉が人気の白骨温泉で日帰り入浴できる貴重な宿。
本記事では、「丸永旅館」の日帰り入浴の魅力を、温泉ソムリエの視点でたっぷりとお伝えします!
日帰り入浴の料金と営業時間
入浴時間 |
11:00〜15:30 |
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入浴料 | 600円 |
タオル | レンタル200円 |
お風呂の数 |
内湯(男1・女1) 露天(混浴1) |
サウナ |
なし |
貸切風呂 | あり(宿泊者専用) |
混雑度 | 空いている |
住所 | 長野県松本市安曇白骨温泉4185-2 |
電話番号 | 0269-93-2119 |
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白骨温泉「丸永旅館」とは?外観と館内
丸永旅館は白骨温泉にある宿。
混浴露天風呂で人気の泡の湯と、小梨の湯笹屋のちょうど中間にある比較的小さな宿です。
白骨温泉は絵に描いたような白濁の温泉が人気で、山奥にもかかわらず多くの観光客が訪れます。
そのため、なかなかの高級宿が多く、日帰り入浴なんてもってのほかという感じ。
泡の湯の他、日帰り入浴可能な宿はこちらだけです。
ちなみにこちらの宿は宿泊しても比較的リーズナブルです。
ロビーはこんな感じ。
白骨温泉は儲かっているので、いわゆるひなび系の宿はなく、こちらのような民芸調の小綺麗な宿が多いです。
日帰り入浴は600円。
これぞ白骨!乳白色の混浴露天風呂
小さやな宿なのでお風呂まではすぐ。
こちらの親度は男女別の内湯の他、混浴の露天風呂があり、それぞれの内湯から繋がっています。
硫黄泉の場合、ボロボロになりがちですが、
脱衣所も非常にキレイです。
こちらが内湯。シンプルな長方形の湯船に乳白色のお湯。
硫黄の香りが漂い、めっちゃテンションがあがります。
泉質は含硫黄-カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉。
カルシウムを主成分とする硫黄泉は非常に珍しく、これが白骨温泉の特徴となっています。飲泉も可能です。
見た目の割に硫黄の含有量は少な目。
酸性が多い硫黄泉ですが、白骨温泉は中性。
熱々の源泉が多い硫黄泉ですが、白骨温泉は37度。
というわけで、刺激はなく非常に優しい湯ざわりなのです。
それは人気なのも納得。
こちらは日帰り入浴では入れない、宿泊者専用の貸切風呂。
湯船の淵がすごいことになっているのが分かりますでしょうか?
カルシウム分が堆積し、純白の美しい模様を作り出しています。
白骨温泉の源泉は複数ありますが、どこもカルシウムが主成分なのは共通。
これらお隣、笹屋のお風呂ですが、こちらもパムッカレのような純白の模様を描き出しています。
この美しさも白骨温泉の魅力のひとつ。
白い温泉成分がびっしりと湯船に付着し、船のように見えたことから、白船温泉と呼ばれていましたが、それが後に白骨温泉となったそう。
というわけで丸永旅館の露天風呂。一応混浴なので、奥に仕切りがあり、女湯と繋がっています。
もう本当に素晴らしい。
乳白色の温泉がなみなみと満たされた露天風呂。
温度も少しぬるめでマイルドなので、いつまで入りたくなる気持ちよさ。
紅葉の時期も素晴らしいでしょうが、緑とのコントラストも映えますねえ。
それにしても美しいお湯です。
泡の湯のお風呂も最高なのですが、こちらは少し穴場感があるので、あまり混んでいないのがまたいいです。
湯上がりの冷水。モチが沢の水ということで天然水だそう。
非常に美味しくいただきました。
まとめ:美しいまでの硫黄泉はとにかく最高
温泉 | ★★★★★ |
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設備 |
★★★★☆ |
景色 | ★★★★☆ |
コスパ | ★★★★★ |
日帰り入浴のしやすさ | ★★★★☆ |
西那須温泉はこのあたりでは珍しい油臭のする温泉。
日帰り入浴はかなりしやすい雰囲気で、お客さんもい多い印象。
こだわりの源泉かけ流しはお客さんが多いのも納得です。
丸永旅館の泉質と効能
総硫黄は8.1mgでそこまで多いわけではありません。
源泉温度は37度で最も気持ちよく感じるぬる湯。
pH6.6の中性泉で肌への負担を少ない温泉です。