大露天風呂の日記

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猿ヶ京温泉 長生館 80段の階段を降りる巨大露天風呂に日帰り入浴

長生館
 
 

 

 

1.入浴時間・料金・混雑度


 
 
○日帰り入浴時間 8:00〜20:00
○日帰り入浴料金 内湯1000円 

         露天500円
○露天風呂    あり
○お風呂の数   内湯(男1・女1)

         露天(男1・女1)

○客室数     30室

○タオル     300円(ロゴあり)

〇公式HP               https://www.yumoto-chouseikan.jp/

○混雑度     ほとんど誰にも会わない

○個人的オススメ度 ★★★★★

 

2.場所・電話番号


 
 
〇住所  群馬県利根郡みなかみ町猿ヶ京温泉1178

〇電話番号   0120-731-133

 

 

 

 

 

3.泉質
 

 
 
■源泉   共有泉湯島

■泉質   カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉

      (含芒硝石膏泉)

■温度             55.5度  pH 7.6

■成分総計  1210mg

 

4.猿ヶ京温泉について

 

 


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猿ヶ京温泉群馬県北部のみなかみ町にある温泉。

新潟県との県境である三国峠に近い位置にあります。江戸時代の元禄年間に発見され、かつては笹の湯とか湯島温泉と言われていました。当初は村民のみが利用する小さな温泉でしたが、明治時代頃より、三国峠を行き交う人々にも利用されるようになりました。1956年の相俣ダム建設に伴い、かつての温泉場はダム湖の底に沈み、現在の高台の地に移転しました。今に続く猿ヶ京ホテルや長生館もこの時に移転。猿ヶ京という名前は、サルが多いという意味ではなく、この地を訪れた上杉謙信の吉夢を見た日が、申年、申の月、申の日だったたことから。

大型ホテルが立ち並ぶ温泉街でしたが、かなりの数のホテルが倒産。コロナ禍以降、日帰り入浴にも厳しい態度を取るようになり、日帰り入浴可能なのは4件ほどです。

 

 

5.外観・館内・お風呂

 


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長生館は猿ヶ京温泉の奥にある比較的大きなホテル。

1955年にダム湖の底から移転した老舗4ホテルのひとつです。

4つのホテルのうち、相生館、見晴館は倒産し、解体されて現存しません。当時から営業しているホテルは猿ヶ京ホテルとは長生館のみです。建物は年季が入り、昭和チックなままです。

猿ヶ京ホテルなどは、古いながらもキレイに改装されていてるので、ちょっと対象的。


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「源泉かけ流し野天風呂入浴」の手書きの看板。

温泉マニアとしては、とってもそそられる内容です。

猿ヶ京温泉は、コロナ前はどこの旅館でも大体日帰り入浴できたのですが、今は逆にほとんど不可。

片っ端から電話しましたが、「やってません」「休止中です」ばかりでちょっと凹みました。

猿ヶ京温泉で一番有名な猿ヶ京ホテルも現在は日帰り入浴休止中。

長生館は猿ヶ京温泉で日帰り入浴できる貴重なホテルなのです。


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こちらがロビー。正面自動ドアは、電源を落としているのか開かず、脇のドアから入ります。靴を脱ぎたくなる感じでしたが、靴のままで良いとのこと。

館内は薄暗く、帳場のおじちゃんは大音量でスマホの動画をみていました。ちょっと経営が大丈夫なのか不安になります。

入浴料は、露天風呂のみなら500円ですが、洗い場や石鹸などの設備はありません。内湯はすべて揃っていますが、1000円です。

もちろんどちらも入りたいので、「1500円払うので、どちらも入れませんか?」と聞いてみます。

「いいですよ」とのことで、どちらも入れていただきました。


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ここのホテルの名物はどう考えても露天風呂。

ここの露天風呂はかなり素晴らしく、私も友人を何人か連れてきています。

久しぶりで、はやる気持ち抑えられなかったので、まずはメインの露天風呂へ向かいます。露天風呂は、一度玄関脇の外へ出ます。


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従業員向けのような階段を降りて行きます。


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露天風呂へは、80段の急な階段を降りる必要があります。エレベーターはないので、足腰を痛めている方はやめた方がいいかもです。


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階段を降りきると脱衣所。露天風呂は混浴ではなく、男女別です。

男性用は手前、女性用は奥です。


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のれんはトトロ。


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脱衣所は質素な木の小屋。暖房なんてありませんので、寒い。。

でも野天風呂なので、これくらいは我慢。


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通路の途中には、お湯がピョーと出ている一角が。

男性露天風呂の板塀に当たり、塀をちょっと腐らせていましたが、何のためなのかは不明。露天風呂への階段が凍らないように流しているのかも。

 

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こちらが露天風呂!

どうですか?このサイズ感と開放感。

楕円形の巨大な石組露天風呂。

長い階段を降りてきた甲斐があります。

階段のせいか、寒空のせいかはわかりませんが、これだけ広い露天風呂なのに誰もいませんでした。

ちなみに男性用の露天風呂は階段からほぼ丸見え。

女性用はしっかり囲いがしてあるので、安心して入れます。


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何十人も入れそうな露天風呂。景色もよく、遠くには雪化粧の谷川連峰も望めます。

温度もぬるすぎず、熱すぎずの適温。


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お湯に浸かれば、こんな目線。無造作に置かれたケロリン桶もいい感じ。

冷気に立ち登る湯気と谷川連峰を望む極上の湯浴みです。


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泉質はカルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉。

旧泉質名では含芒硝石膏泉です。

群馬県北部は石膏泉が多い地帯。近くの法師温泉や川古温泉もほぼ同じ泉質です。猿ヶ京温泉はかつては「目の湯」とも言われていたようですが、泉質的に目に効能があるかは微妙なところ。

石膏は鎮静作用により痛みを和らげるので、神経痛などに効能があります。


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帰りはまた長ーい階段を登ります。

登りは33歳の体にもしんどく、ゼーゼー言いながらロビーへ戻ります。

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息がまだ切れている状態で内湯へ。

脱衣所は広いのですが、暖房が効いていないので寒いです。


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露天風呂がメインで、内湯は今まで入ったことはなかったのですが、

大理石のレトロな円形露天風呂。予想外にいい感じ。


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お湯はちょっと熱め。長生館は内湯も、あれだけ広かった露天風呂も全部源泉かけ流し。圧倒的な湯量を誇ります。


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カラン。個人的には大好きなお風呂ですが、これで1000円なら、普通の人は露天風呂だけを選ぶような気がします。

特に体を洗いたいとかでなければ、露天風呂直行がオススメです。


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ちなみに露天風呂へ行く通路沿いには飲泉所もあります。

帰りに通ってみると、親子連れの家族が温泉を汲んで持ち帰っているるところでした。地元の方にも愛される名湯です。

 

長生館は猿ヶ京温泉屈指の老舗ホテル。

建物はちょっとボロめで薄暗いですが、第一級の野天風呂はかなりオススメ。猿ヶ京温泉の露天風呂部門では間違いなくナンバーワン。

 

 

 

6.温泉分析書の説明

 


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成分総計が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは1210mgで1000mgを超えます。陽イオンはカルシウムとナトリウム、陰イオンは硫酸イオンが20%を超えるので、カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉となります。旧泉質名では含芒硝石膏泉です。