ホテル山口屋
基本情報
【日帰り入浴時間】
15:30〜18:00
【日帰り入浴料】
850円
【タオル】
150円
【露天風呂】
あり
【客室数】
25室
【お風呂の数】
内湯露天(男1・女1)
【公式HP】
【個人的オススメ度】
★★★☆☆
住所・電話番号
【住所】
【電話番号】
0278-66-0641
泉質
■源泉
5号泉・10号泉
■泉質
■温度
53.度
■pH値
7.9
■成分総計
530mg
老神温泉ってこんなところ
群馬県 老神温泉ってこんなとこ
老神温泉は沼田市から尾瀬や日光へ至る国道120号沿いにある温泉。
片品川の急斜面沿いに大型旅館が立ち並ぶ群馬県でも有数の温泉地ですが、廃墟が目立ち、草津や伊香保、四万に比べればちょっと元気がありません。ほとんどの旅館で日帰り入浴可能です。
片品川沿いに建つ昭和の大型ホテル
山口屋は老神温泉でも大きいホテルの一つ。
片品川の渓谷に面して立つ鉄筋六階建てです。
建物はちょっとくたびれていて、昭和の大型ホテルという感じ。
このあたりは、朝日ホテルやホテルニュー老神など巨大な廃墟と化ししたホテルが並んでいます。さながら鬼怒川温泉の廃墟群のような雰囲気も。
左から朝日ホテル、ニュー老神、山口屋、山楽荘。
そんな中でも山口屋はちゃんと営業中。
逆によくここだけ残ったもんです。
駐車場は玄関の目の前にあります。
車を止めるや否や、毎回ホテルのスタッフのおじさまがすぐに寄ってきます。日帰り入浴をお願いすると、駐車場の道路側に車を寄せるようお願いされました。
ロビー。日帰り入浴は老神温泉で最も遅い15時からの受付。
チェックイン客で混み合うかと思いましたが、全然そんなことはなく、少しガランとした雰囲気。
日帰り入浴は850円です。
タオルは150円ですがロゴ無し。
お風呂の前に売店を散策。
ホテルで使われていたものでしょうか?
グラスが50円でたたき売り。
これは地元のお母さん手作りという手提げバッグ。
お風呂は2箇所あります
お風呂は一階と地下一階の2箇所にあります。
フロントは二階でエレベーターで降ります。
エレベーターはなかなかの年代物。
ドスン!ガチャン!と音を立てて到着。
まずは一階のお風呂から。
脱衣所。
洗面台や照明もおそらく開業時のままのレトロな感じ。
正面は露天風呂で、右側が内湯。
露天風呂と内湯は直接つながっていません。
まずは吸い寄せられるように露天風呂へ。
老神ナンバーワンの絶景露天風呂
扉を開けると両側にすだれの壁。奥に見えてきました露天風呂。
こちらが露天風呂。目の前に片品川の絶壁が迫るなかなか雄大な景色です。湯船の淵は木造です。
下からは渓谷のザーという音が露天風呂まで聞こえてきます。
吹き上げる風も気持ちよく、なかなか素晴らしい湯浴みタイム。
何より誰もいないのが嬉しい。
湯船の底は金属味のあるテカテカした石のような不思議な素材。
この景色と解放感は間違いなく老神温泉ナンバーワン。
老神温泉だと、混浴の伍楼閣なんかが有名ですが、ここまで景色はよくありません。景色部門なら山口屋。
予想外に素晴らしい露天風呂に出会えました。
露天風呂の隣には空っぽのプールのような謎の施設。
今は使われていないかんじでした。
奥に見えるのは廃墟のニュー老神。客室から見えそうですが、廃墟なので問題なし。
泉質は単純温泉。硫黄分は1.4mg含んでおり、単純硫黄泉に近い泉質です。循環消毒ありなので、硫黄はそこまで感じません。
老神温泉は源泉が何本かあり、各旅館で泉質が異なります
温度は熱すぎずぬるすぎで、個人的には好みの温度です。
続いて大浴場へ。ここはめっちゃ普通な感じです。
唯一特徴的だったのは湯口。ポリバケツのゴミ箱のような斬新な形でした。
一階のお風呂を満喫したら、次は地下一階のお風呂にも行ってみます。850円で2つ入れるならお得。
ですが、エレベーターに地下一階はなし。
どこから行くのかちょっと迷いましたが、一階のお風呂エリアの奥に下に降りる階段がありました。
案内がないのでこれはわかりにくいかも。
脱衣所。ストーブがガンガン炊かれて、ここはかなり温かい。
一階のお風呂の脱衣所はちょっと寒かったですが。。
残念ながらここの露天風呂は故障中。
こちらが大浴場。窓ガラスがデカく、内湯ですが解放感はかなりあります。内湯だけなら一階よりもこちらの方がオススメ。
故障中でしたが露天風呂が気になったのでチラリ。
ちっ小さい。。金網のフェンスでも趣もあんまりなし。
総合的には一階のお風呂のほうが良きでした。
ホテル山口屋は昭和の面影を色濃く残す大型ホテル。
露天風呂は老神温泉ナンバーワンの眺望を楽しめます。
全く混んでいないのもポイント高いです。
日帰り入浴の開始時間がちょっと遅く利用しにくいですが、老神温泉では結構オススメのお風呂です。
温泉分析書の説明 わずかに硫黄を含む単純温泉
溶存物質が1000mg以下の場合は単純温泉となります。
こちらは530mgのため、単純温泉です。
もし1000mgを超えていれば、ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉となる温泉で、成分的には芒硝と食塩を主成分としています。
その他に総硫黄(硫化水素イオン、チオ硫酸イオン、遊離硫化水素の合計)が2mg以上で硫黄泉となりますが、こちらは1.4mgで惜しくも届かず。