末廣館
基本情報
【日帰り入浴時間】
11:00〜20:00
【日帰り入浴料】
700円
【タオル】
入浴料に含まれる
【露天風呂】
あり
【客室数】
11室
【お風呂の数】
内湯露天(男1・女1)
【公式HP】
【個人的オススメ度】
★★★☆☆
住所・電話番号
【住所】
【電話番号】
0256-57-4747
泉質
■源泉
田上ごまどう温泉
■泉質
ナトリウム-塩化物泉
■温度
34.5度
■pH値
不明
■成分総計
1016mg
庄屋屋敷跡に建つ小さな旅館
末廣(すえひろ)館は湯田上温泉の入口部分にある旅館。
客室数11室の小さな旅館です。
湯田上温泉というと、新潟県民にはCMでおなじみのホテル小柳がやたらと有名ですが、他にも知る人ぞ知る小さな旅館が3件あります。
日帰り入浴可能か電話したところ「大丈夫ですよ」とのこと。
ただ、三連休の時などは何回かお断りされています。
旅館はゆるやかな坂の上にあります。
鉄筋の旅館に似つかわしくないほどの立派な塀。
ここはかつて田上村の庄屋を努めた吉澤家の屋敷跡らしく、塀や立派な庭木はその名残なのかもしれません。
今は屋敷はありませんが、かつては明治天皇も休憩されたという名家だったようです。
レトロ看板とジブリがあちこちに
駐車場に車を停めると、昭和のレトロ看板がたくさん。
館内にも割とたくさんあったので、ご主人の趣味だと思います。
日帰り入浴は20時までで遅くまで可能です。
この看板が立っている日は日帰り入浴オッケイ。
ロビー。館内は和風です。日帰り入浴料は700円。
タオルはついてきます。
右手はラウンジになっています。やはり目を引くのは中央にあるドールハウス。
結構デカいです。客室やお風呂まで精巧に再現されています。
千と千尋はわかりますが、もののけ姫やトトロ、お風呂にはラピュタのロボットとかなりカオスな感じで面白い。
ちゃっかり玄関に湯田上温泉って書いてますね。
おもわずじっくり見てしまいました。
肝心のお風呂は玄関向かって右側の端にあります。
車は何台か泊まっているように見えましたが、館内では誰にも会わず。
廊下にはジブリの英語版ポスター。
ご主人はジブリも好きなのか。
これは寅さん。こちらの旅館、やたらといろんなものがあるので、見ていて飽きません。
広大な日本庭園を望む露天風呂
お風呂入口。
脱衣所。
こちらがお風呂。湯気と日光で曇っていますが、大きなガラス窓からは外の庭園が望めます。
それにしても神々しいまでの光の指し方。
神様でも降りてきそうな雰囲気。
右の戸を開けると庭園露天風呂へと続きます。
窓の外には庭園露天風呂。
お庭はなかなか大きく、開放感があります。
お湯は適温です。
雪化粧した日本庭園はなんとも露天風呂に合いますね。
泉質はナトリウム-塩化物泉。食塩泉ですがほぼ単純温泉に近い濃度なので、塩っぱさは感じません。
源泉が35度なので、湯田上温泉はどの旅館も加温されています。
わずかに硫黄分も含むのですが、塩素消毒ありのため、硫黄の香りはしませんでした。
湯田上温泉は4件の旅館がありますが、源泉かけ流しのお風呂が一個もないのが残念なところ。
ぬるくてもいいので、小さな源泉浴槽なんかがあると嬉しいのですが。
お風呂上がりのお茶。かと思いきや、冷たいお水でした。
ポットに入っていたので、てっきり温かいのかと。
湯田上温泉サイダーも売ってます
梅、もも、ル・レクチェというラインナップ。
ル・レクチェは新潟特産の洋梨。ル・レクチェサイダーなんて聞いたことがないので買ってみることに。
すると、ご主人に「飲んでいかれますか?」と聞かれ、
氷入りのグラスまで用意していただきました。
お心遣いに感謝。
肝心のお味はというと、うーん。。
なんとも独特というか個性的な香り。甘さも超控えめ。
おとなしく他の味にしとけば良かったかも。
ラウンジでサイダーを飲んでいると、猫ちゃんの写真集を発見。
どうやらこちらの旅館の看板ねこのようです。
残念ながらこの日はパトロール中だったのか猫の気配も感じず。
見慣れない湯田上温泉の共同浴場の写真。かつてあったようですが、1951年に火災で焼失したようです。
末廣館は小さな旅館ですが、館内はお風呂以外にもいろいろと楽しめます。
連休でなければ日帰り入浴を歓迎してくれます。
温泉分析書 ちょっと薄めの食塩泉
溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは1016mgで1000mgを超えます。陽イオンはナトリウム、陰イオンは塩化物イオンが20%を超えるので、ナトリウム-塩化物泉となります。