ホテルやまなみ
1.基本情報
【日帰り入浴時間】
11:00〜21:00
【日帰り入浴料】
1320円
【タオル】
220円
【露天風呂】
あり
【お風呂の数】
内湯露天(男1・女1)
【客室数】
26室
【公式HP】
https://www.hotelyamanami.com/
【個人的オススメ度】
★★★★☆
2.住所・電話番号
【住所】
【電話番号】
055-262-5535
3.泉質
■源泉
■泉質
■温度
45.9度
■pH値
9.1
■成分総計
348mg
4.石和温泉について
石和温泉は山梨県中央部の笛吹市にある温泉。現在でも40件近い旅館やホテルがひしめく山梨県最大の温泉地です。甲府からもすぐという好立地の温泉のため、大型旅館が多いのが特徴。
これだけの大きな温泉ですが、温泉の歴史が新しいのが驚き。
1956年頃からブドウ畑の井戸掘削で温泉が湧出していましたが、1961年にブドウ畑から突如、毎分2000リットルというすさまじい湯量の温泉が湧出。瞬く間に周囲の田畑に流れ出し、青空温泉として一躍有名になりました。溢れ出したお湯に老若男女が所狭しとつかる光景は今では信じられませんが、それだけインパクトがあったのでしょう。
旅館は石和温泉駅前のエリアと温泉通りと呼ばれる大通り沿いの2つのエリアに密集しています。主要な旅館のほとんどで日帰り入浴可能です。
5.外観・館内・お風呂
ホテルやまなみは石和温泉駅から徒歩5分ほど。
石和温泉駅に一番近い旅館で、目の前にはイオンがあるという町中にあります。
ホテルやまなみという至って普通の名前から、たいした旅館ではないだろうとあまり期待していませんでしたが、
おお めちゃくちゃ立派な純和風旅館。
慶山や糸柳、石和常磐ホテルなど名だたる旅館と比べても、外観は石和温泉で一番立派でした。
ロビー。物が少なくすっきりとした印象で、高級感があります。
日帰り入浴料は1320円。
ホテルやまなみは市町村職員共済組合の保養所のため、受付で「公務員の方ですか?」と聞かれます。
公務員の場合は数百円安くなるようです。
一般のお客さんでももちろん利用可能。
タオルは220円。ビニール袋とともに渡されますが、タオルはレンタル品で、帰りに袋に入れて返さなければなりません。
ロゴ付きなので欲しかった。
こちらの旅館も真ん中に小さな中庭があり、お庭を眺めながらお風呂へ向かいます。
お風呂に近づくとチリンチリンと音がしていましたが、風鈴が吊り下げられていました。なんとも風流。
お風呂入口のエントランス。旅館規模からしたら、このエントランスのサイズは破格です。こちらの旅館はとにかくキレイで隅々までピカピカです。
畳敷の廊下を通ってお風呂へ。
脱衣所もかなりキレイ。
ですが、他に日帰り入浴客はおらず、かなり空いていました。
旅館の外観は高そうな感じで、日帰り入浴できなさそうに見えるのと、玄関に日帰り入浴オッケイの文字もないため、皆さんなかなかハードルが高いのだと思います。
なので、その分こんなに広くてキレイな施設をひとりじめ。
石和温泉の日帰り入浴は、割とどこもお客さんがちらほらいるので、なかなか独り占めはできないのですが、これはかなり穴場でいい旅館を見つけた気分。
こちらがお風呂。お風呂も障子窓で純和風に統一されています。
大きい窓からは、立派な庭園ビュー。
大浴場にはこの他にもお風呂があります。
なんと石和温泉名物のワイン風呂もあります。
お風呂からはぶどうの甘い香りがします。お湯は少しぬるぬるしたので、ワイン風呂もちゃんと温泉を使っているようでした。
日光が差し込み、ルビーのように輝く美しいお風呂。
石和温泉でワイン風呂に入りたい方は、他にシャトレーゼホテル石和でも日帰り入浴可能です。
続いて露天風呂へ。庭園の中にある和風露天風呂です。
ビシッと整えられている庭園というよりかは、自然のまま樹木を活かした庭園という感じ。
庭園はかなり広いので開放感があり、緑に囲まれた落ち着く岩組のお風呂です。
ですが、こちらの温泉は少しぬるぬる感のあるお湯で、循環消毒ありでも温泉らしさがあります。
振り向くと、隠れ家のような小さな露天風呂。
森林の中にある竪穴式住居のようなお風呂。
ここは温度も少しぬるめで、一番落ち着く感じでした。
ホテルやまなみは施設がかなり綺麗で、お風呂もワイン風呂や竪穴式住居風呂、庭園露天風呂などバリエーション豊か。ですが、全然混まないず、この日は日曜日でしたがお風呂では誰にも会いませんでした。
混まずに入れる穴場の日帰り入浴旅館です。
ところで、帰りに車のキーがないことに気づきびっくり。
お風呂では誰にも会っていないので、まさか盗られてはないだろうと思いましたが、見当たらず。
結局、廊下に落としていたようで、ロビーにいた他のお客さんが拾って、フロントへ届けてくれたようでした。
日本ってなんていい国。
石和温泉の他の日帰り入浴はこちら↓
6.温泉分析書の説明
溶存物質が1000mg以下の場合は単純温泉となります。
こちらは348mgのため、単純温泉です。
もし1000mgを超えていれば、ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉となる温泉で、成分的には食塩と重曹を主成分としています。
またpH8.5以上で、アルカリ性とつきますが、こちらはpH9.1でアルカリ性です。