大露天風呂の日記

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【長万部温泉】日帰り入浴完全ガイド(温泉ソムリエのオススメ7選)



 

北海道長万部町にある長万部温泉は、昭和にタイムスリップしたかのような温泉地。

今回は温泉ソムリエとして長万部温泉の日帰り入浴で訪れるべきオススメの温泉を、ランキング形式でご紹介します。

 

北海道 長万部温泉の魅力とは?


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長万部(おしゃまんべ)温泉は北海道南部の長万部町にある温泉。

昭和30年に天然ガス掘削中偶然湧出した温泉です。

長万部駅の北側エリアに旅館が密集しています。

6件の旅館がありますが、ほぼ全ての旅館で日帰り入浴可能。


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どの旅館も似たようなサイズで昭和レトロな感じですが、必ず玄関前には赤提灯がつるされ、お祭りのような雰囲気になっています。

 

長万部温泉の旅館一覧

 

旅館一覧 日帰り入浴 宿泊価格帯
長万部温泉ホテル 庶民派
ホテルあづま 庶民派
大成館 庶民派
ホテル四国屋 庶民派
丸金旅館 庶民派
昇月旅館 庶民派
温泉旅館もりかわ × 庶民派

 

長万部温泉の泉質は?

 

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長万部温泉はどの旅館も全て同じ源泉で、源泉温度は49度。

塩分を主成分とする温泉で、成分総計は1万mgを超える濃い温泉です。

強い塩味を有し、鉄を微量に含んでいます。

アンモニアや油臭がするクセの強い温泉です。

どの旅館も源泉かけ流しで楽しめるのが魅力。

 

 

温泉ソムリエ厳選!日帰り入浴おすすめランキング

 

1位 ホテルあづま:黄金色に輝く温泉

青いトタン屋根の木造旅館。

長万部温泉で最も大きな大浴場を持ち、大小二つの湯船があります。

金色に輝く温泉は一度入ってみる価値あり。

 

外観

青いタイルに金色の温泉が映える
基本情報

・泉質:ナトリウム-塩化物泉(純食塩泉)

・源泉:長温R2号

・日帰り入浴時間: 15:00~18:00(受付20:00まで)

・日帰り入浴料金:700円

・サウナ:なし

・貸切風呂:なし

・混雑度:少し混んでいる

・駐車場:あり

・住所:北海道山越郡長万部町字長万部402-9

・電話番号:01377-2-2018

・公式HP:なし

・実際に訪れてみた感想

泉質  ★★★★★

設備  ★★☆☆☆

景色  ★★☆☆☆

コスパ ★★★☆☆

日帰り入浴のしやすさ ★★★☆☆

 

地元のおじいちゃん方に人気でちょっとした憩いの場になっていました。

 

 

 

2位 丸金旅館:長万部で唯一の露天風呂

長万部温泉で唯一露天風呂がある宿。

内湯はあつ湯とぬる湯の二つに分かれています。

湯口は貴重な二股ラジウム温泉の放射性石灰華を使用。

 

外観

湯加減がちょうどいい露天風呂

温度が異なる二つの湯船

放射性石灰華を使用した湯口

 

基本情報

・泉質:ナトリウム-塩化物泉(純食塩泉)

・源泉:長温R2号

・日帰り入浴時間: 7:00~21:00

・日帰り入浴料金:700円

・サウナ:なし

・貸切風呂:なし

・混雑度:少し混んでいる

・駐車場:あり

・住所:北海道山越郡長万部町字長万部403

・電話番号:01377-2-2617

・公式HP:http://www.marukinryokan.jp/

・実際に訪れてみた感想

泉質  ★★★★★

設備  ★★★☆☆

景色  ★★★☆☆

コスパ ★★★★☆

日帰り入浴のしやすさ ★★★★★

 

日帰り入浴に積極的で朝早くから営業しています。

 

 

3位 大成館:野良猫が出迎えてくれる宿

温泉街の路地裏にある小さな宿。

玄関前にはたくさんの野良猫が住み着いており、館内も猫グッズだらけ。

水色とピンクタイルのレトロな大浴場です。

 

外観

水色とピンクタイルが特徴的なお風呂

玄関にいる猫たち
基本情報

・泉質:ナトリウム-塩化物泉(純食塩泉)

・源泉:長温R2号

・日帰り入浴時間:15:00~17:00

・日帰り入浴料金:700円

・サウナ:なし

・貸切風呂:なし

・混雑度:空いている

・駐車場:あり

・住所:北海道山越郡長万部町字長万部400

・電話番号:01377-2-2225

・公式HP:なし

・実際に訪れてみた感想

泉質  ★★★★★

設備  ★★★☆☆

景色  ★★☆☆☆

コスパ ★★★☆☆

日帰り入浴のしやすさ ★★★☆☆

 

猫はあまり人懐っこくはなく、触らせてはくれません。

 

 

 

4位 昇月旅館:神殿のような造りの大浴場

神殿のような独特な造りの大浴場。

黄金色に輝く温泉を源泉100%かけ流しで楽しめます。

お風呂周りはリニューアルされており、清潔感あり。

 

外観

神聖な雰囲気の大浴場
基本情報

・泉質:ナトリウム-塩化物泉(純食塩泉)

・源泉:長温R2号

・日帰り入浴時間:13:00~18:00(受付20:00まで)

・日帰り入浴料金:700円

・サウナ:なし

・貸切風呂:なし

・混雑度:空いている

・駐車場:あり

・住所:北海道山越郡長万部町字長万部403

・電話番号:01377-2-2222

・公式HP:なし

・実際に訪れてみた感想

泉質  ★★★★★

設備  ★★★☆☆

景色  ★★☆☆☆

コスパ ★★★☆☆

日帰り入浴のしやすさ ★★★☆☆

 

長万部温泉で設備が一番綺麗な宿。混みあわずに入れます。

 

 

5位 長万部温泉ホテル:地元民に愛される公衆浴場

長万部温泉で一番有名な宿。

大浴場は公衆浴場になっていて多くの地元客で賑わいます。

長万部で最も朝早い午前6時から営業しています。

 

外観

大浴場

 

基本情報

・泉質:ナトリウム-塩化物泉(純食塩泉)

・源泉:長温R2号

・日帰り入浴時間:6:00~21:00

・日帰り入浴料金:490円

・サウナ:なし

・貸切風呂:なし

・混雑度:かなり混んでいる

・駐車場:あり

・住所:北海道山越郡長万部町字長万部402

・電話番号:01377-2-2079

・公式HP:http://onsenhotel.co.jp/

・実際に訪れてみた感想

泉質  ★★★★★

設備  ★☆☆☆☆

景色  ★☆☆☆☆

コスパ ★★★☆☆

日帰り入浴のしやすさ ★★★★★

 

昭和レトロな温泉銭湯という雰囲気。ボディソープ等はありません。

 

 

 

6位 ホテル四国屋:あつ湯とぬる湯が楽しめる内湯

あつ湯とぬる湯の二つの温度が楽しめる大浴場。

お風呂は少し小さいですが、地元の方に人気があります。

少し熱めの温泉を源泉かけ流しで楽しめます。

 

昭和レトロな外観

趣のある内湯
基本情報

・泉質:ナトリウム-塩化物泉(純食塩泉)

・源泉:長温R2号

・日帰り入浴時間:7:00~21:00

・日帰り入浴料金:700円

・サウナ:なし

・貸切風呂:なし

・混雑度:少し混んでいる

・駐車場:あり

・住所:北海道山越郡長万部町字長万部403

・電話番号:01377-2-2311

・公式HP:http://www.shikokuya.jp/

・実際に訪れてみた感想

泉質  ★★★★★

設備  ★★☆☆☆

景色  ★★☆☆☆

コスパ ★★★☆☆

日帰り入浴のしやすさ ★★★★★

 

朝早くから営業していることもあり、地元民も続々と訪れていました。

 

 

 

番外編 二股ラジウム温泉:世界に二つしかない貴重な温泉

長万部温泉から山間に30分ほど行った場所にある秘湯。

微量のラジウムを含む温泉で、その効能の高さから多くの湯治客が訪れます。

温泉成分が固まった巨大なドームは世界でも二つしかない貴重なもの。

 

秘湯ながら小綺麗な建物

石灰華ドームを望む露天風呂

微量のラジウムを含むぬる湯温泉

 

基本情報

・泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物泉(含塩化土類食塩泉)

・源泉:二股温泉

・日帰り入浴時間:7:00~18:00

・日帰り入浴料金:1300円

・サウナ:なし

・貸切風呂:なし

・混雑度:かなり混んでいる

・駐車場:あり

・住所:北海道山越郡長万部町大峯32

・電話番号:01377-2-4383

・公式HP:https://www.futamata-onsen.com/

・実際に訪れてみた感想

泉質  ★★★★★

設備  ★☆☆☆☆

景色  ★★★★★

コスパ ★★★★☆

日帰り入浴のしやすさ ★★★★★

 

石灰華ドームを望む露天風呂はまさに圧巻。ぬる湯の温泉でゆっくり湯治できます。

 

 

 

露天風呂がある宿

丸金旅館:景色はあまりですが唯一の露天風呂

長万部温泉で唯一露天風呂を持つ宿。

長万部温泉は熱めの温泉ですが、露天風呂は少しぬるめで入りやすい温度。

景色はそこまでですが、外気を感じながらゆっくり入れます。

 


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朝早くから日帰り入浴できる宿

長万部温泉ホテル:朝6時から日帰り入浴可能

朝早くから日帰り入浴できる宿は丸金旅館、長万部温泉ホテル、ホテル四国屋の3箇所。他は午後からの受付です。

特に長万部温泉ホテルは朝6時からとかなり早い時間から入浴できます。



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長万部温泉のオススメランチ

かにかにKAN魚粋(うおすい):長万部名物のカニ

長万部カニ飯が有名。ご飯の上にふかふかのカニのほぐし身がのっています。

国道沿いに建つ大型店舗で、カニ飯以外のメニューも豊富。

ひらめ丼の他、カニチャーハンやうな重も。


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三八飯店:絶品の浜チャンポン

カニ飯と並び有名なのが浜チャンポン。イカムール貝などの海鮮がたっぷり入った豪華な塩ラーメンです。

 


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長万部温泉で日帰り入浴を楽しむコツ

 
長万部温泉は、ほとんどの旅館で日帰り入浴可能なので湯めぐりしやすいのが魅力。
旅館は1箇所に固まっているため、徒歩で簡単に湯めぐりできます。
 
どの旅館も同じようなサイズ感で、昭和レトロな感じ。設備も決して充実しているとは言えませんが、温泉はすべて源泉かけ流し。
一般受けはしないかもですが、温泉マニアにはたまらない温泉地です。