日帰り入浴の料金と営業時間
入浴時間 | 7:00~18:00 |
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入浴料 | 1300円 |
タオル | 200円 |
お風呂の数 |
内湯露天(混浴1) 内湯(男1)露天(女1) |
サウナ | なし |
貸切風呂 | なし |
混雑度 | かなり混んでいる |
住所 | 北海道山越郡長万部町大峯32 |
電話番号 | 01377-2-4383 |
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二股ラジウム温泉とは?外観と館内
ラジウム温泉の効能の高さから道外からも多くの湯治客が訪れます。
温泉好きなら必ず知っているであろう有名温泉。
巨大な石灰華ドームがあることでも有名です。
秘湯ですが道路はよく整備されており、携帯の電波も問題なし。
wifiも完備なので、宿泊しても全く不便はありません。
かつては相当年季が入った建物でしたが、現在はリニューアルされており、建物も清潔感があります。
まず出迎えてくれるのは、湯の華を使った工芸品。
日帰り入浴は1300円。秘湯の割にはちょっと強気な値段設定。
現金オンリーです。 タオルは200円。
シャンプーやボディソープは備え付けられていないので、必要であればここで買います。ただし、メインのお風呂では使用できないので注意。
こちらは湯の華。それにしても、湯の華にしてはとんでもなく高い。
ミネトンというのは鉱石だそうです。
どちらもラジウムを含む貴重なものなので、まあ納得ではありますが。お風呂に入れて使用します。
壁には湯治の体験談がびっしり。
リウマチや骨粗鬆症、肝臓病の他、ガンまで。
全部は読みきれませんでしたが、効能の高さは確かにすごそう。
大浴場は左の階段を降りた先。
正面にはちょっとした休憩室があります。
階段はご覧のとおり結構長い。
お風呂まで往復するだけでいい運動になるレベル。
これも湯治効果に貢献しているのでは?と思うくらい。
写真の奥に見えるのがお風呂棟。
階段を降りきるとお風呂の入口が3箇所。
左がメインとなる混浴の大浴場と露天風呂、正面中央は女性用の露天風呂、右は男性用の小浴場です。
ただし12時までは女性用露天風呂が清掃タイムなので、男性小浴場が女性専用になります。なので、この時間帯に来ると女性はちょっと損かも。
男性用の小浴場はシャンプーやボディソープが使えますが、混浴風呂は不可。
脱衣所。ストーブもあるのですが、ちょっと寒い。
ロッカー完備。
奥の女湯ののれんが女性用の脱衣所です。
ただ、男性用の脱衣所に直結なので、これだと女性の方はちょっと入りにくいかも。実際、女性の方でメイン風呂に入っている方は見かけませんでした。
洗面台。ドライヤーはありません。
ラジウムを含む効能の高いぬる湯
脱衣所から更に階段を下りると大浴場です。
滑らなように注意。
こちらが大浴場。
湯船は4つあり、うち2つが深さ1mくらいの立ち湯。
立ち湯の方はタイミングが悪かったのかすっからかん。
ちょうどお湯をためている最中でした。
湯気でよく見えず、洗面器でお湯を汲もうとしてしまいました。
なんて恥ずかしい。
お湯は茶褐色の濃厚な濁り湯。
源泉温度は44度。湯船はちょっとぬるめの湯加減です。
湯口は温泉成分でミニドームのように。
塩ビ管の切れ目からドバドバとお湯が投入。
泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉。
肝心のラジウムですが、0.89と意外にも含有量は少なめです。
塩分を主成分とし、成分総計は1万mgを超える濃い温泉なのですが、塩っぱさはほんの少しだけ。鉄の味にちょっと甘いような感じも。
そんなにまずくはありません。
こちらは寝湯。これが最高に気持ち良い。
更にぬる湯なのですが、冷たい感じはなく、布団にくるまっているかのような感覚。何度か寝落ちしてしまいました。
顔までお湯に沈めて寝ている人も。一瞬、水死体かと思ってヒヤリ。
こちらはプール風呂。
ガラス張りで、植物園のような感じのお風呂ですね。
ただ、ここはかなりぬるい。夏なら気持ちいいと思いますが、冬はほぼ誰も入っていませんでした。
私はそんな中でも入ってみることに。
なんと。意外にも深くてびっくり。
浴槽の縁は温泉成分でギザギザ。勢いよく落ちてしまったので、ちょっと擦りむいてしまいました。
入るときは急がずゆっくり入りましょう。
巨大な石灰華ドームを望む露天風呂
こちらがメインとなる露天風呂。
湯船は手前に2つ。奥に生け簀のような小さな湯船が2つあります。
オレンジ色の塊が、かの有名な石灰華ドームなのですが、
冬季は雪で埋まっているため、存在感は薄め。
夏ならご覧のとおりです。
露天風呂の背後に巨大な石灰華ドーム。
この景色はまさに唯一無二。
石灰華ドームはほとんどが炭酸カルシウム出てきており、微量のラジウムも含んでいます。
世界でアメリカのイエローストーンとここにしかないという、とてつもなく貴重なものです。
長さ400m、幅200mというデカさ。
右側の湯船は冬でも入れるぬるさなのですが、左はかなりぬるめ。
冬の露天風呂は人気がないようで、皆さん内湯でぬくぬくしていました。なので露天風呂はほぼ貸切状態。
特に奥の生け簀風呂はほぼ水みたいな温度。
石灰華ドームに一番近い特等席ですが、冬は無理ですね。
そしてすごいのはこれ。温泉成分が固まり、表面にバリバリな膜を貼っています。
温泉が冷めると炭酸カルシウムが結晶化するよう。
見た感じはラーメンに浮いている背脂そのもの。
汚いものではないので、安心してください。
それだけ温泉成分が濃い証拠です。
続いて男性用の小浴場へ。
ここはシンプルで湯船が2つあるのみ。露天風呂はなし。
シャワーなどはありませんが、ここでシャンプーやボディソープを使うことができます。ただ、ドライヤーの備え付けもないので、髪を洗うのはきついかも
まとめ:温泉も景色も北海道有数レベル
温泉 | ★★★★★ |
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設備 |
★☆☆☆☆ |
景色 | ★★★★★ |
コスパ | ★★★★☆ |
日帰り入浴のしやすさ | ★★★★★ |
二股ラジウム温泉は日帰り入浴しやすく、山奥にありながら多くの日帰り客が訪れます。いかにも効きそうな成分の濃い温泉に、石灰華ドームという他では類を見ない景色。北海道でもかなりおススメの温泉です。
二股ラジウム温泉の泉質と効能
源泉温度は44度ですが、湯船はぬるめで長湯できる温度。
ラドンが30×10⁻¹⁰Ci以上で放射能泉なりますが、こちらは0.89×10⁻¹⁰Ciで意外にも少ないです。
塩分とカルシウムを主成分とする温泉で、成分総計は9000mgを超える濃い温泉です。
塩味は弱く、ちょっと甘い味のする温泉。
鉄やマンガンも含み、その他、消毒作用のあるメタホウ酸が207mgとかなり多めに含まれています。
✓源泉 二股温泉
✓温度 44.3度(高温泉)
✓pH値 7.1(中性泉)
✓ラドン 0.89×10⁻¹⁰Ci(0.25マッヘ)
✓成分総計 9190mg