大露天風呂の日記

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草津温泉 草津温泉ホテルリゾート トロリとした青緑色の酸性泉に日帰り入浴

草津温泉ホテルリゾート


 
 

 

 

基本情報


 
 【日帰り入浴時間】

15:00〜21:00

【日帰り入浴】

800円

【タオル】

100円(ロゴなし)

【露天風呂】  

あり

【お風呂の数】 

内湯露天(男1・女1)

【客室数】

79室

【公式HP】   

https://kusatsu-resort.com/

【個人的オススメ度】

★★★★☆

 

 

住所・電話番号


  【住所】

群馬県吾妻郡草津町草津15-8

【電話番号】

0279-88-2109

 

 

泉質

 

 
■源泉

万代鉱源泉

■泉質   

酸性-塩化物・硫酸塩泉

■温度           

 96度 

■pH値

1.5

■成分総計  

3720mg

 

草津温泉ってこんなところ

 


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草津温泉は有馬、下呂と並び日本三名泉にラインナップされる言わずとしれた超有名温泉。開湯は古墳時代日本武尊や、奈良時代の行儀発見など諸説ありますが、室町時代頃から世に知られるようになり、江戸時代には温泉番付で東の横綱とされていました。

 

 

 

まさに温泉の代名詞とも言える草津温泉、湯畑を大小様々な旅館が50件ほどひしめく大温泉地です。今でも多くの観光客で賑わう人気の温泉で、どの旅館も直前で予約をとるのは至難。草津温泉の小さな旅館はほとんが日帰り入浴不可なのですが、有名旅館は比比較的日帰り入浴OKの旅館が多いです。

 

外観はいかにも昭和な大型リゾートホテル

 


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草津温泉ホテルリゾートは、湯畑から少し離れた所にあるホテル。

古き良き昭和の大型ホテルという感じ。


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名前も草津温泉にリゾートで、特徴が全然なく覚えにくい。。

見た目も正直そんなに特徴ありません。

草津温泉でまだ入浴できてない私のホテルリストに入っていたので、

今回行ってみることに。


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湯畑目の前にある大東館の姉妹館で、宿泊客は湯畑まで送迎してもらえるようです。

 

日帰り入浴は15時スタート

 


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日帰り入浴は15時開始と遅めのスタート。

15時は宿泊客のチェックインとも重なり、日帰り入浴としては攻略しにくいのが難点。


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館内。とにかくだだっ広いなという印象ですが、照明や飾りつけを工夫しており、頑張ってます。

日帰り入浴料は800円。草津温泉の大型ホテルにしては控えめな値段設定です。宿泊客のチェックインで混み合う中、嫌な顔ひとつせず受付していただきました。


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タオルは100円。残念ながらロゴなし。

 

館内いろいろ頑張ってます


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秋らしく十五夜の飾りつけ。手作り感もあり、こういうのがあるだけで、ちょっと和やかな気持ちになります。


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お風呂はホテルの北の端にあります。そこまでが長い長い。

売店が続く廊下をすすみます。


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すると真新しいマンガの蔵書室。

私は漫画読みませんが、漫画好きの方なら相当長く楽しめるんじゃないでしょうか。

 

お風呂まではなかなか遠い

 


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自販機が並ぶ湯上がりゾーンをチラ見しながら、


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ようやくお風呂入口。と思いきやここから階段を下り、

長い廊下を更に進みます。


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今度こそお風呂入口。


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脱衣所はかなり広いです。

 

大型ホテルですが源泉かけ流しです


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こちらが大浴場。窓が大きく、日本庭園を望めるお風呂です。

大型ホテルなので、普通は循環消毒なんですが、そこは草津温泉

贅沢にも大きなお風呂に源泉かけ流しにされています。

奥の小さな浴槽はサウナ用の水風呂。


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続いて露天風呂。ホテルの外観からは想像できない超和風な岩の露天風呂。

 

美しい青緑色の温泉 刺激は強め

 


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お湯は青みがかった緑色。草津温泉らしい色ですが、他のところよりも緑が強いような感じがします。

ここまで緑色だと美しくも見えます。


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泉質は酸性-塩化物・硫酸塩泉。

カタカナの陽イオン名が入らない珍しい泉質ですが、これは水素イオンがほとんどを占めているため。水素イオンが高いと酸性泉になりますが、高すぎると他の陽イオンが20%を下回るため、このような名前になります。


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pHは1.5でかなりの強酸性のお湯。小さな傷でもあれば、的確に探し出されて患部に染みてきます。

源泉は万代鉱源泉という草津温泉で最も強酸性で、成分総計の最も濃い温泉。その代わり硫黄分は全く含んでいません。


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ですが岩には黄色い硫黄のような成分。

硫黄分はゼロのはずですが、なんなのかナゾ。


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強酸性の温泉ですが、少しトロみというか、ヌルヌル感を感じる不思議なお湯。草津温泉でトロミを感じたのは初めて。

予想外にいいお湯でした。

 

 

ホテル草津温泉リゾートは湯畑からも遠く、ちょっとマイナーなホテルですが、草津温泉にしては日帰り入浴料も安く、濃厚な万代鉱源泉を源泉かけ流しで堪能できます。

 

温泉分析書 とにかく酸性の強い温泉です

 


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溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは3720mg。陰イオンは塩化物イオンと硫酸イオンが20%を超えますが、陽イオンは水素イオン以外に20%を超えるものがありません。この場合、陽イオンは脱落し、塩化物・硫酸塩泉となります。強酸性の温泉にまれに見られます。

 

特殊成分として、水素イオンでが1mg以上で酸性泉となりますが、こちらは31mgもあり、酸性の強い温泉です。

 

 

合体して、酸性-塩化物・硫酸塩泉です。