大露天風呂の日記

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湯村温泉 ホテル吉野 なぜか気持ち良すぎる不思議な温泉に日帰り入浴

ホテル吉野

 
 

 

 

1.基本情報

 

 【日帰り入浴時間】

9:00〜20:00

【日帰り入浴料】

500円

【露天風呂】  

あり

【お風呂の数】 

内湯露天(男女入替1) 

【公式HP】   

なし

【個人的オススメ度】

★★★★☆

 

 

2.住所・電話番号

 
 【住所】

山梨県甲府市湯村3-11-14

【電話番号】

055-253-2878

 

 

3.泉質

 

 
■源泉

ホテル吉野

■泉質   

ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉

(含芒硝食塩泉)

■温度           

 40.9度 

■pH値

9.0

■成分総計  

1360mg

 

 

4.湯村温泉について

 


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湯村温泉山梨県甲府市にある温泉。同名の温泉が兵庫県にもそちらのほうが有名かもですが、山梨県では石和、下部に次ぐ大きな温泉です。歴史も古く808年に弘法大師が発見したと伝えられます。かつては志磨の湯と呼ばれ、武田信玄隠し湯として、信玄自らも躑躅ヶ崎館から訪れたといいます。


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皇室御用達の格式高い常磐ホテルを始め、小さなエリアに旅館が8件ほど密集しています。日帰り入浴にはとても寛容で、常磐ホテルを除くすべての旅館で可能です。

 

5.外観・館内・お風呂

 


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ホテル吉野は湯村温泉の中央部にある旅館。

グーグルに表示された電話番号にかけると、なぜか繋がらないのですが、なんとか電話番号を探してかけてみると、9時から日帰り入浴可能ですとのことでした。
 
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ロビー。訪れてみると誰もいません。

帳場の呼び鈴をしつこいほど鳴らしてみましたが、反応なし。

これはやばいと思い、あえて電話してみると、「今留守にしているので、どうぞお入りください。お代500円は置いておいてください」とのこと。

ピッタリの持ち合わせがなかったので、千円札を置いて、お風呂へ。

500円は寄付になりますが、うーんやむなし。。


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ちなみに帳場の前はちょっとした博物館になっていて、


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壺や象嵌のお皿など、古美術品の陶器がたくさん展示されています。


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お風呂は玄関前にあったので、迷ったりはしません。


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脱衣所。


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こちらがお風呂。

お湯は透明で一見普通な感じに見えるのですが。


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気っ、気持ち良すぎる。なんなんでしょう。

温度がまずなんとも言えない、丁度いい感じ。

そして、足を入れただけで、お湯に少しトロミがあるのがわかります。

透明なお湯でそんなに感動することはないのですが、ここはまさに感動もの。


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予想外のお湯の良さに絶句です。

しかも誰もいない。貸切でこのお湯を堪能できちゃうなんて。


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泉質はナトリウム-塩化物・硫酸塩泉。旧泉質名では含芒硝食塩泉となります。源泉かけ流しとは書いていませんでしたが、塩素臭もせず、お湯の鮮度もいいので、この感じならほぼ間違いなく源泉かけ流しでしょう。

 

アルカリ性単純温泉ばかりの山梨県。ちゃんと泉質名がある温泉は貴重です。

 

源泉温度は40度。別にぬるいわけではないのですが、熱すぎもしない温度が気持ちよさの秘密のひとつ。 

 

ぬるつきはないのですが、pHは9.0と強アルカリ性のお湯で、とても柔らかい感じがします。


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露天風呂は、小さな庭スペースに陶器のお風呂。

これまた風情のある感じで好き。


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陶器風呂は一人サイズ。足をちょうど伸ばせるくらいです。

食塩がメインの温泉ですが、しょっぱさがある程ではありません。お湯から上がると、ほんのちょっとだけ、皮膚を塩でパックされたようなベタつきを感じます。

 

塩パックは、体の熱を閉じ込め、あたたまりを良くするお湯で、食塩泉の特徴です。 


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古そうな温泉分析書。

 

お湯に大満足したので、1000円も払いましたが、全く不満はありません。

 

ホテル吉野は、日帰り入浴も長い時間やっており、積極的に営業しています。お湯の良さは本当に一級品です。混み合ったりする感じは全くなさそうで、入浴料も500円と安いのでぜひ訪れてみては。

 

まだまだあります 湯村温泉

 

【湯村温泉を入りつくせ!】日帰り入浴完全マスターガイド(温泉ソムリエのオススメ6選) - 大露天風呂の日記

 

 

6.温泉分析書の説明

 

 

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溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは1360mgで1000mgを超えます。陽イオンはナトリウム、陰イオンは塩化物イオンと硫酸イオンがが20%を超えるので、カナトリウム-塩化物・硫酸塩泉となります。旧泉質名では含芒硝食塩泉。