旅館なんぶ屋
1.入浴時間・料金・混雑度
○日帰り入浴時間 10:00〜18:00
○日帰り入浴料金 500円
○露天風呂 あり
○お風呂の数 内湯露天(男1)
内湯(女1)
○タオル 200円(ロゴあり)
○客室数 12室
〇公式HP https://www.nanbuya.jp/
○混雑度 お風呂で会った人数 3人
○個人的オススメ度 ★★★☆☆
2.場所・電話番号
〇電話番号 0229-83-3437
3.泉質
■源泉 新井第2号泉・動力揚湯源泉
新井第5号泉・唐竹沢源泉
■泉質 ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉
(含食塩重曹泉)
■温度 66.4度 pH7.4
■成分総計 1303mg
4.東鳴子温泉について
鳴子温泉とともにその歴史は古く、837年に潟山(鳴子火山)が噴火大爆発し、温泉が轟音とともに湧き出したと伝えられています。噴火口のカルデラは現在も潟沼として残っています。
その薬効の高さから、江戸時代には仙台藩主の御殿場も置かれ賑わいを見せました。明治時代の1910年に山崩れにより、一度壊滅しましたが、復興し、昭和に入り新たな源泉も開発されました。
鳴子温泉と比べ、大型旅館は少なく、湯治場としての雰囲気を今直残しています。
5.外観・館内・お風呂
旅館なんぶ屋は東鳴子温泉の中央にある旅館。
鳴子御殿湯駅にも近い立地にあります。
クセが強い旅館が多いこのエリアですが、こちらはクセが弱めの旅館のため、そこまで有名ではありません。
ですが、日帰りの個室休憩プランもやっていて、カラオケなどもできちゃうよう。そんなわけで、お昼にも関わらず、結構お客さんがたくさんいました。
年季の入った鄙び系旅館が多い東鳴子ですが、
こちらの建物はかなりキレイです。
風除室に入るとちょっと薄暗く、ロビーも見えなかったので、
これは休業日なのかと思いましたが、「営業中」の張り紙があってひとまず安心。ちなみになんぶ屋は水曜日が休業日。
すごいのは風除室内の植物の数々。
植物園みたいになっています。庭にあったものを冬季は中へ入れているのかも。
ロビー。館内も真新しい感じで、床は畳敷き。
お風呂も写真右側でコンパクトにまとまっています。
サイズ感がちょうどいい旅館。ソロで素泊まりするなら、
こういうところが理想。
入浴料は500円。
タオルは200円でロゴありです。
お風呂はロビーから直結。お風呂の前の扉は客室でした。
なんぶ屋は姫の湯と赤這の湯という2つのお風呂がありますが、
姫の湯は露天風呂付きで、赤這の湯は露天風呂なしで小さめです。
日帰り入浴の時間帯は姫の湯が男湯。
脱衣所。
こちらがお風呂。L字型の湯船で寝湯もあります。
東鳴子らしいアブラ臭が香るお湯。
源泉は東鳴子温泉の共同源泉で、黒湯の温泉です。
鳴子温泉郷は源泉数が多いため、
他の旅館と源泉がかぶることはほぼありません。
共同源泉と言っても、他にこの源泉を使用している旅館は、いさぜん旅館の第3浴場くらい。お湯はちょっぴり熱め。
泉質はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉。
旧泉質名では含食塩重曹泉です。
しょっぱさは感じませんが、食塩を含むため、
あたたまりの良いお湯です。
露天風呂もありましたが、混んでいたので写真はありません。
なんぶ屋は小さな旅館ですが、建物はかなりキレイ。お湯も東鳴子の共同源泉で温泉マニア的には物足りないかもしれませんが、ちょっとお風呂に入って休憩するにはベストな旅館だと思います。
6.温泉分析書の説明
成分総計が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは1303mgで1000mgを超えます。陽イオンはナトリウム、陰イオンは炭酸水素イオンと塩化物イオンが20%を超えるので、ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉となります。旧泉質名で含食塩重曹泉です。