大露天風呂の日記

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湯村温泉 湯村ホテル えっなんで!?電気ビリビリな露天風呂に日帰り入浴


湯村ホテル


 
 

 

 

1.基本情報


 

 【日帰り入浴時間】

6:00〜21:00

【日帰り入浴料】

1320円

【タオル】

330円

【露天風呂】  

あり

【お風呂の数】 

内湯露天(男1・女1) 

【客室数】

99室

【公式HP】   

https://breezbay-group.com/yumura-h/

【個人的オススメ度】

★★★☆☆

 

 

2.住所・電話番号


 
 【住所】

山梨県甲府市湯村3-3-1

【電話番号】

055-254-1111

 

 

3.泉質
 

 
■源泉

湯村ホテル

■泉質   

ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉

(含芒硝食塩泉)

■温度           

 45.8度 

■pH値

8.5

■成分総計  

1781mg

 

 

4.湯村温泉について

 


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湯村温泉山梨県甲府市にある温泉。同名の温泉が兵庫県にもそちらのほうが有名かもですが、山梨県では石和、下部に次ぐ大きな温泉です。甲府駅からは車で10分程度。県庁所在地の中心近くに温泉街があるのは、全国的にも珍しいです。


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歴史も古く808年に弘法大師が発見したと伝えられます。かつては志磨の湯と呼ばれ、武田信玄隠し湯として、信玄自らも躑躅ヶ崎館から訪れたといいます。


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皇室御用達の格式高い常磐ホテルを始め、小さなエリアに旅館が8件ほど密集しています。日帰り入浴にはとても寛容で、常磐ホテルを除くすべての旅館で可能です。

 

5.外観・館内・お風呂


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湯村ホテルは湯村温泉の玄関口にあるホテル。

湯村温泉病院の隣りにあります。駐車場はホテルの裏側。

ホテルなんですが、どうみてもマンションかビジネスホテルみたいな外観で、温泉情緒は全くありまん。


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近くには超立派な常磐ホテルが見えるので、なおさら無機質な建物に見えちゃいます。ちなみに常磐ホテルはこの見た目で、かつては日帰り入浴可能でしたが、コロナ禍以降休止し、残念ながら現在も再開していません。


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そんなわけで、湯村ホテルは経営者が変わり、現在はBBHグループ傘下のホテルになっています。高橋親子がトレードマーク。

日帰り入浴料は1320円。


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フェイスタオルのみの販売はなく、バスタオルセットで330円。 


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共用スペースは、うーんビジホ。


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お風呂は二階にあります。


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立派な盆栽がお出迎え。


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お風呂入口。湯村温泉の旧名である志磨の湯と書かれています。


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三角形の脱衣所。

 

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こちらが大浴場。壁には甲州らしく武田菱みたいなマーク。

窓は完全オープンで、内湯と露天風呂がつながってる感じです。


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泉質はナトリウム-塩化物・硫酸塩泉。

旧泉質名では含芒硝食塩泉。


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これだけの大きなホテルですが、なんと源泉かけ流しです。

ビジホみたいな外観ですが、温泉にはこだわっています。


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お湯には小さな茶色や白色のカスのようなものが浮いていますが、こらは湯の花。


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湯村温泉は基本ぬゆめの源泉ですが、各旅館でそれぞれ源泉を持っていて、温度が微妙に異なります。

湯村ホテルも敷地内に湧く自家源泉があり、温度は45度と熱め。

しかも湯村温泉でも成分濃度が濃い目の温泉です。

なので内湯はちょっと熱めでした。


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シャンプーバーがあったり、


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馬油があったりと、アメニティはかなり充実。

 


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続いて露天風呂。街中にあるので景色はありません。

すごいのは、こちら若返りしびれ湯という名前。

弱い電極板が仕込まれて、電気が流れる仕組み。

写真に写っている白い板が電極板です。


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神経痛やシェイプアップにも効能があるらしい。


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ホラーみたいな字体で電気風呂と書かれているのが気になりますが、

弱い電極板だし、大したことないだろうと踏んでいました。


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いざ入ってみると、なんと!!!

すさまじいビリビリ。あまりの刺激にその場から動けなくなりそうなくらいでした。いやあこれはすごい。強すぎるジャグジーで打たれたような感覚。

気持ちいいというよりはむしろ痛いので、これは完全に罰ゲームですね。

 

電極板は露天風呂の奥側だけなので、手前にいる分には何でもないのですが、不用意に奥に行くと、ほんとにビビります。

 

アトラクションとしてはとても面白いのですが、源泉かけ流しのインパクトが薄れる。。

 

常連みたいなおじさんは、ビリビリを知っていたのか、内風呂のみで、露天風呂には全く手をつけていないようでした。

 

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お風呂の前には飲泉所があります。敷地内から新鮮な源泉が出ているので、山梨県でも珍しく飲泉許可が下りているよう。


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お湯はちょろちょろと絶えず出ていました。温泉成分がこびりついている感じからも効能高そう。飲んでみるとわずかにしょっぱいくらい。

便秘や消化器病、肥満症にも効果があるそうです。

 

湯村ホテルは見た目はいまいちですが、温泉は完全かけ流し。

日帰り入浴は、朝6時から夜の21時という驚異の営業時間なので、かなり利用しやすいと思います。その割には全然混んでいませんので、ゆっくり入浴することができます。

 

まだまだあります 湯村温泉

 

【湯村温泉を入りつくせ!】日帰り入浴完全マスターガイド(温泉ソムリエのオススメ6選) - 大露天風呂の日記

 

 

6.温泉分析書の説明

 


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溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。

 

こちらは1781mgで1000mgを超えます。陽イオンはナトリウム、陰イオンは塩化物イオンと硫酸イオンがが20%を超えるので、カナトリウム-塩化物・硫酸塩泉となります。旧泉質名では含芒硝食塩泉。