大露天風呂の日記

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岩室温泉 ゆもとや 隠れ家のような岩の露天風呂に日帰り入浴

ゆもとや
 

 


 
 
 

1.基本情報

 
【日帰り入浴時間】

12:00〜15:00

【日帰り入浴料金】

1000円 
【露天風呂】   

あり
【お風呂の数】 

内湯露天(男1・女1)  

【客室数】   

56室

【タオル】     

200円(レンタル)

【公式HP】   

https://yumotoya.co.jp/

【混雑度】      

お風呂で会った人数 1人

【個人的オススメ度】

★★★☆☆

 

2.場所・電話番号

 
《住所》  

新潟県新潟市西蒲区岩室温泉91-1

《電話番号》

0256-82-2015

 

 

3.泉質

 
 
■源泉   

岩室4号源泉

■泉質   

含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉

(含塩化土類食塩硫黄泉)

■温度           

 52.2度 pH7.96

■成分総計  

11500mg

 

 

4.岩室温泉について

 


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岩室(いわむろ)温泉は新潟市西蒲区にある温泉。背後に角田山や弥彦山を控える田園地帯にある温泉です。開湯は江戸時代の1713年。村の庄屋であった高島庄右衛門が霊夢により、傷ついた雁が湯で傷を癒やしているのを発見したことからと言われています。そのため別名霊雁の湯とも呼ばれます。

 

 

大型旅館も軒を連ねますが、新潟県における芸姑発祥の地であるため、趣ある小旅館も多く、独特の落ち着いた雰囲気が香る温泉街です。日帰り入浴にはケチな温泉街で、通年日帰り入浴可能なのはホテル大橋とゆもとやの2件のみです。

 

5.外観・館内・お風呂

 

 


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ゆもとやは明治時代創業の老舗旅館。

岩室温泉では富士屋に次いで二番目に大きな旅館です。


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外観は近代的な和風旅館。建物部門では岩室温泉で一番立派かも。


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玄関に入ると、ロビーまでの立派なアプローチ。


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玄関前に到着。


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ロビーは吹き抜けで、池まであります。

エレベーターもシースルーで豪華なもの。


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客室数は50室ちょっとですが、規模に比べてかなり立派な旅館です。


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入浴料は1000円。これだけ立派な旅館なら妥当なお値段でしょう。

タオルは200円ですがロゴはなし。


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ロビーには地元の「おかじ」というお店のジェラートを販売しています。村上ほうじ茶や越後姫、新潟ミルクなどのご当地モノから、塩麹などの変わり種まで。


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大浴場はちょうど2棟の建物の中間あたりにあります。


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廊下の突き当りにお休み処。


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大浴場入口。男湯は雁の湯、女湯は夢殿というお風呂。


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お風呂エリアは畳敷きになっています。


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脱衣所も大きく、期待通りの清潔さ。


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こちらが大浴場。大きな浴槽の他に、水風呂みたいな小さめのお風呂もあります。

温度が違うのかと思いましたが、ほぼ同じ。


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大浴場は天井が高く、明るく開放的。


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泉質は含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉。

食塩を多く含む硫黄泉です。

岩室温泉は本来、成分総計が1万mgを超える超濃い温泉なのですが、

内湯は源泉に加水しているため、しょっぱさもなく、温泉感は弱め。

ですが、ほのかに硫黄の香りはしました。

 


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続いて露天風呂へ。露天風呂は源泉の割合が多いらしく、白濁しているとのこと。これは期待が高まります。

 


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岩風呂の小さな露天風呂です。この日は残念ながら白濁はしていませんでした。

岩室温泉は微量の硫黄を含みますが、この硫黄分の影響で、お湯が白濁したり、緑色になったりと様々。各旅館で源泉の使い方も異なるので、同じ温泉とは思えないくらい違うときも。

 

同じ日にホテル大橋にも行きましたが、同じ源泉なのにそちらは灰色の濁り湯でした。


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露天風呂の周りは客室棟なので、このように目隠しがしてあり、景色はありません。隠れ家のような雰囲気のお風呂です。  

 

ちなみに女湯の露天風呂は樽風呂で、全然雰囲気が違うようです。


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白濁とは行きませんが、うっすら緑色のお湯で、しじみ汁のような濁りがあります。


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お湯は肌にまとわりつくようなマイルドなお湯でした。

 

 

まだまだあります 岩室温泉

 

【岩室温泉】日帰り入浴完全ガイド(温泉ソムリエのオススメ5選) - 大露天風呂の日記

 

 

 

6.温泉分析書の説明

 


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溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは11490mgで余裕で1000mgを超えます。陽イオンはナトリウムとカルシウム、陰イオンは塩化物イオンが20%を超えるので、ナトリウム・カルシウム-塩化物泉となります。

 

また特殊成分として総硫黄(チオ硫酸イオン、硫化水素イオン、遊離硫化水素の合計)を2mg以上含むと硫黄泉となりますが、こちらは5.8mg含むため、含硫黄とつきます。

 

以上より、含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉となります。旧泉質名で含塩化土類食塩硫黄泉。