大露天風呂の日記

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岩室温泉 濱松屋 江戸時代創業の超立派な木造旅館で日帰り入浴

松屋

 
 

 

 

1.基本情報
 

 
 【日帰り入浴時間】

ほたる祭り期間中(例年6月下旬〜7月上旬)のみ

15時〜

【日帰り入浴】

600円

【露天風呂】  

なし

【お風呂の数】 

内湯(男1・女1)

【客室数】

5室

【公式HP】   

http://hamamatuya.com/

【個人的オススメ度】

★★★★☆

 

 

2.住所・電話番号

 

 【住所】

新潟県新潟市西蒲区岩室温泉328

【電話番号】

0256-82-5533

 

 

 

 

3.泉質


 
■源泉

岩室4号源泉

■泉質   

含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉

(含塩化土類食塩硫黄泉)

■温度           

 52.2度 

■pH値

7.96

■成分総計  

11500mg

 

 

 

5.外観・館内・お風呂

 


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松屋は岩室温泉の入口部分にある割烹旅館。

江戸時代の開湯当初より続く老舗で、木造の趣ある旅館。

建物は弥彦神社参道の杉並木の杉を使っているそう。

小さな旅館なので、知名度はあまりないのですが、文化財のような雰囲気を放つ知る人ぞ知る旅館です。


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岩室温泉は他にも木造の旅館が多く残り、新潟の湯河原温泉とでもいった雰囲気。写真は岩室温泉を代表する旅館である高島屋

各旅館は新潟の古民家らしい豪壮な建築様式を今に留めていて、まさに新潟家の原風景のような温泉街。


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新潟市の周囲には月岡温泉などの大温泉街もありますが、鉄筋の大型旅館がメインで、木造旅館が多く残るのは岩室温泉のみ。

この雰囲気がとても好きで、岩室温泉には何度も訪れています。


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松屋はお城のような建物が特徴的なホテル大橋の目の前にあります。


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玄関は川沿いを奥に入った裏側にあります。

こちらが駐車場。黒塗りの壁は高級感あります。


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こちらが玄関に続く通路。

これはめっちゃいい雰囲気です。高島屋にも全然負けていません。

松屋は例年6月下旬から7月上旬に開催されるほたる祭り期間中のみ日帰り入浴可能。

前々から濱松屋は気になっていたので、これはチャンスと平日に休みをとってやってきました。


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玄関に入るとこんな感じ。 


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シンプルながら凛とした雰囲気。

館内は所々改装されていて、古い建物ながらも見事にリノベーションされています。
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帳場は玄関からはちょっと離れています。

玄関までの廊下には太鼓橋があったりと、あちこち凝った造りの木造旅館です。


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こちらが帳場。外観からは想像できませんでしたが、かなりオシャレな感じです。日帰り入浴は15時からと遅めのスタート。

平日で15時ちょっと前に来たため、人がいる感じは全く無く、何度か呼んでようやく女将さんがでてきてくれました。


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日帰り入浴をするにはほたる祭り期間中に販売される、

岩室温泉湯めぐりパスポートが必要。

参加している各旅館で購入可能です。

2023年は濱松屋松屋、ホテル大橋、ゆもとや、わたやが参加。

1200円で購入可能で、ほたる祭り期間中2箇所入浴できます。


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ロビーはお食事処も兼ねているようで、テーブル席が何箇所かありましたが、こちらも格子の壁がアクセントになっていて、オシャレな感じ。


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館内の廊下。吊り下げられた照明も凝ってますね。


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お風呂前の廊下はこんな感じ。宮大工が手掛けてそうなこれまた凝った造り。


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キレイに手入れされた庭園を眺めることができます。

この貫禄は超高級な和風旅館のよう。

想像以上の館内の雰囲気にテンションあがります。


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脱衣所。お風呂は広くないので小さめ。


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こちらがお風呂。露天風呂はなく内湯のみ。

内湯の窓からも庭園を望めます。

四人くらいサイズの湯船です。


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泉質は含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉。

黒いお湯に見えますが、お湯自体はエメラルドグリーンに近い色。

湯の花が黒いため、黒湯に見えます。

食塩と硫黄を含む温泉で、しっかりと硫黄の香りのする温泉らしいお湯。お湯はちょっと熱めでした。

 

食塩の濃度が非常に高く、かなり濃い温泉です。

岩室温泉の大型旅館は循環ろ過が多く、黒湯のようなエメラルド色の本来のお湯を楽しめる所は少なく、このような小さな旅館でこそ本物の岩室の湯を堪能できます。


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お湯と建物に満足して帰ろうとすると激しいゲリラ豪雨に襲われ、玄関から車までの数十メートルでびしょ濡れに。

雨に濡れる木造旅館もまたしっとりとした美しさがありますが、雨がひどく外観の写真をあまり撮ることができず残念。。

 

 

まだまだあります 岩室温泉

 

【岩室温泉】日帰り入浴完全ガイド(温泉ソムリエのオススメ5選) - 大露天風呂の日記

 

 

6.温泉分析書の説明

 


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溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは11490mgで余裕で1000mgを超えます。陽イオンはナトリウムとカルシウム、陰イオンは塩化物イオンが20%を超えるので、ナトリウム・カルシウム-塩化物泉となります。

 

また特殊成分として総硫黄(チオ硫酸イオン、硫化水素イオン、遊離硫化水素の合計)を2mg以上含むと硫黄泉となりますが、こちらは5.8mg含むため、含硫黄とつきます。

 

以上より、含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉となります。旧泉質名で含塩化土類食塩硫黄泉。