橋本屋旅館
1.基本情報
【日帰り入浴時間】
10:00〜15:00
【日帰り入浴】
500円
【タオル】
150円(ロゴあり)
【露天風呂】
なし
【お風呂の数】
内湯(男1・女1)
【客室数】
7室
【公式HP】
【個人的オススメ度】
★★★★☆
2.住所・電話番号
【住所】
【電話番号】
0556-36-0006
3.泉質
5.外観・館内・お風呂
橋本屋旅館は温泉街の中央にある小さな旅館。
廃墟も多い下部温泉の中では珍しく、かなり元気に営業している旅館。
知名度は決して高くはないと思いますが、なぜか固定ファンが多い人気の旅館です。以前訪れた際は、小さなお風呂に常連客がたくさんいらっしゃり、写真も撮とれずに敗退。
今回は満を持して、オープンの10時ちょうど、いやむしろちょっとフライングでやってきました。
日帰り入浴の看板が出ているので入りやすいです。
日帰り入浴に厳しい下部温泉では貴重な存在。
橋本屋は下部温泉の中心にある神泉橋の目の前にあります。
対岸には下部温泉のシンボルともいうべき、たいそう立派な建物の裕貴屋という旅館があったのですが、現在は廃業してしまいました。
建物はそのまま残っていますが、シンボルが廃墟ではちょっと寂しい。
実はこの裕貴屋と神泉橋は、人気アニメゆるキャンにほぼそのままの形で出てきます。
聖地巡礼をしている方は見かけませんでしたが、下部温泉もジワジワ人気でるんでしょうか。
さっそく橋本屋の館内へ。建物の中はキレイにリノベされており、椅子やテーブルなんかもおしゃれです。
何度か呼び鈴を鳴らすと、若くて明るいお姉さんが対応。
日帰り入浴料は500円で、下部温泉の日帰り入浴では一番安いです。
タオルは150円で買えます。しっかりロゴ入り。
ちなみに受付には「ゆるキャンファンの方お声がけください。ステキなプレゼント」と書いてありました。私はあまり詳しくなかったので、申出ませんでしたが、何がもらえるんでしょう。ファンの方はぜひ。
お風呂は帳場横の急な階段を登ります。
2階もキレイ。少し進むとお風呂です。
途中には休憩スペースもあります。
お風呂入口。激シブの温泉分析書が掲示されていて、雰囲気あります。こういう所は古いものを残しているセンスはさすが。
脱衣所。
こちらがお風呂。内湯風呂のみで露天風呂はなく、至ってシンプル。
ぬる湯で知られる下部温泉は源泉温度が31度。
夏場にはもってこいの温泉なのです。
浴室内はお湯が豪快に湯船に注がれる音がひびきます。
あちらこちらに点在する温泉は総じてぬる湯が多く、アツアツのお湯はほとんどありません。
富士山以外にめぼしい火山がない山梨県では、高温の源泉はあまりなく、ぬる湯がそもそも多いのですが、あえて加温せず、そのままの温度で楽しめる所が多いです。
入口側には大きな岩組が配されています。
温度が31度では冷たいと思うかもですが、夏場にはちょっとぬるいなぐらいで気持ちの良い温度。温水プールみたいな感覚でしょうか。
下部温泉は自家源泉を持つ宿も多く、このぬるさは各旅館で微妙に異なりますが、個人的には橋本屋が一番気持ち良いと感じる温度でした。
源泉は下部温泉でオーソドックスな共同泉。
泉質はアルカリ性単純温泉です。飲める温泉としても有名です。味などはなく、ミネラルウォーターのよう。
虫が入るので、窓は開けないで欲しいそう。
あがり湯として熱い湯船も用意されていますが、夏はいらないかも。
ぬる湯を加温しているのかと思っていましたが、こちらは2006年に掘削された新しい源泉。
アルカリ性単純硫黄泉という別の泉質です。
昔からのぬる湯の成分をそのまま濃くして、硫黄をプラスしたような泉質。こちらは循環消毒ありのよう。
古くからのぬる湯よりも成分が濃い温泉なので、あがり湯だなんて馬鹿しにしないでぜひ入ってほしいです。
橋本屋は日帰り入浴のしやすさ、ワンコインという料金の安さ、泉質もの良さから下部温泉で人気の旅館。
最初は誰もいませんでしたが、この日もすぐに常連さんのおじいちゃんがやってきていました。
帰り際に会ったソロおじさんも、来月の予約をその場でしていたので、相当人気なのでしょう。
ソフトアイスもいただけるそうなので、湯上がりにピッタリ。
まだまだあります 下部温泉
【下部温泉】日帰り入浴完全マスターガイド(温泉ソムリエのオススメ6選) - 大露天風呂の日記
6.温泉分析書の説明
▼ぬる湯
▼あつ湯