佐野川温泉
1.基本情報
【日帰り入浴時間】
8:30〜19:30
【日帰り入浴】
650円
【タオル】
200円(ロゴあり)
【露天風呂】
あり
【お風呂の数】
内湯露天(男1・女1)
【公式HP】
なし
【個人的オススメ度】
★★★★☆
2.住所・電話番号
【住所】
【電話番号】
0556-67-3216
3.泉質
■源泉
■泉質
アルカリ性単純硫黄温泉
■温度
30.9度
■pH値
9.6
■成分総計
579mg
4.佐野川温泉について
佐野川温泉は山梨県の最南端にあたる南部町にある温泉。静岡県との県境近くの山間に位置します。温泉の歴史は新しく1974年。硫黄の匂いのする川が発見されたことから。旅館は一軒のみの静かな温泉ですが、泉質の良さから連日多くの日帰り入浴客で賑わいます。
5.外観・館内・お風呂
JR身延線沿いの道から分かれて、こんなところに温泉があるの?と思うような細い道を進むと到着。
オレンジの瓦屋根が目印。平屋建ての旅館です。
アクセスはなかなか悪いと思いますが、多くの車が停まっています。
まだ朝9時前だというのにびっくり。
車の多くは山梨、静岡、富士山ナンバーなどで地元の方が多い感じ。
うなぎと書いてますが、うなぎや鯉などの軽食も楽しめるようです。
館内はこんな感じ。ちょっと愛想のないおじさんが受付。
日帰り入浴料は650円。
タオルは200円でちゃんとロゴ入り。
大浴場は終始人がいたため写真はありません。
浴槽は2つに区切られており、右側が30度の源泉そのままの浴槽。左側があがり湯用の加温浴槽になっていました。
硫黄を含む温泉のため、源泉浴槽は少しエメラルド色。
山梨県民はぬる湯が大好き。山梨のどこへ行っても高い確率でぬる湯の温泉に出くわします。
そんなわけで、みなさん左側のぬる湯浴槽に集中していました。
30度という源泉温度は近くにある下部温泉とほぼ同じ。
夏場なら冷たいと感じないギリギリの温度で、すんなり肩までつかれます。
露天風呂はかなり広め。露天風呂も2つの浴槽があり、手前側が気持ち加温されていて、奥が源泉そのままの温度。
奥は浴槽が広いこともあり、ぬるいというよりかは、ちょっと冷たく感じる温度。
肩まで入るには体を慣らさないと入れませんでした。
泉質はアルカリ性単純硫黄泉。
完全な源泉かけ流しです。
pH9.9で下部温泉よりも強いアルカリ性のため、お湯には少しトロミがあります。
特にクセのない温泉で、飲泉も可能。
常連の方はコップで何杯も飲泉していました。
源泉を頭からかけたり、肩に当てたりと皆さん思い思いに温泉を堪能。地元の方からこれだけ愛されるということは、効能もかなり高そう。
山梨県はアルカリ性単純温泉やアルカリ性単純硫黄温泉が多く、泉質的にはあまり目立ちませんが、佐野川温泉はなぜか硫黄やトロミをしっかりと感じるお湯で、しかもぬる湯で完全かけ流しという特徴的なお湯。他の温泉とは一線を画します。
温泉マニアにも有名な温泉で、泉質は折り紙付き。
日帰り入浴にはかなり積極的、というかさながら日帰り入浴施設のような感じになっているので、ふらっと立ち寄りやすいのも魅力です。
6.温泉分析書の説明
溶存物質が1000mg以下の場合は単純温泉となります。
こちらは579mgのため、単純温泉です。
もし1000mgを超えていれば、ナトリウム・カルシウム-塩化物泉となる温泉で、成分的には食塩を主成分としています。
その他に総硫黄(硫化水素イオン、チオ硫酸イオン、遊離硫化水素の合計)が2mg以上で硫黄泉となりますが、こちらは3.7mgあります。
またpH8.5以上で、アルカリ性とつきますが、こちらはpH9.9でアルカリ性です。
以上より、アルカリ性単純硫黄温泉となります。