大露天風呂の日記

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湯沢温泉 不二ホテル 混浴露天風呂のある夏にぴったりの冷たい温泉に日帰り入浴

不二ホテル

 

 

 

1.基本情報

 【日帰り入浴時間】

9:00〜20:00(受付19:00まで)

【日帰り入浴】

800円

【タオル】

200円(ロゴなし)

【露天風呂】  

あり

【お風呂の数】 

内湯(男1・女1)

露天(混浴1)

【客室数】

9室

【公式HP】   

https://fuji-hotel.com/

【個人的オススメ度】

★★★☆☆

 

 

2.住所・電話番号


 【住所】

山梨県南巨摩郡身延町上之平1525

【電話番号】

0556-36-0219

 

3.泉質

 

■源泉

下部温泉

■泉質   

アルカリ性単純温泉

■温度           

 27.2度 

■pH値

9.76

■成分総計  

257mg

 

 

4.湯沢温泉について

 


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湯沢温泉は山梨県南部にある温泉。有名な下部温泉からは車でわずか5分ほどの距離にあり、下部温泉の玄関口にあたる温泉です。

 

源泉は下部温泉とは別ですが、その立地から古くより表下部温泉などとも呼ばれていたようです。そんなわけで、しばしば下部温泉と一緒にされることも多い温泉。旅館は不二ホテルと長生館の2件のみ。

いずれも日帰り入浴可能です。

 

 

5.外観・館内・お風呂
 


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不二ホテルは湯沢温泉の2件の旅館のうちの1件。

平屋建てのキレイな旅館です。


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湯沢温泉の駐車場は不二ホテルと長生館で仲良く並んでいます。

さっそく宿に向かおうとすると、犬に吠えられてちょっとびっくり。宿の飼い犬のようです。

 

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もう一件の長生館は不二ホテル横のこの路地の奥。 

こちらは建物もお風呂もひなびており、温泉マニア向けです。


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宿の周囲はこんな感じ。下部温泉街は写真奥ですが、湯沢温泉の周囲は本当に何もありません。こんなのどかな景色を見ているだけだも癒やされます。


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不二ホテルは日帰り入浴にも積極的。

HPにも日帰り入浴可能な旨がしっかりと書いてあります。

回数券の販売もあるようです。

建物もキレイなので万人受けしそう。

地元の方に人気があるようで、意外にも多くの車がとまっていました。


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ちなみに長生館はこんな感じ(ちゃんと営業してます)


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こちらがロビー。館内も見た目どおりのキレイな感じ。

ご主人が受付。日帰り入浴料は800円です。

料金を払うとお風呂についてご主人が説明してくれます。

「露天風呂は混浴、内湯は加温していますが、露天風呂は源泉そのままで冷たいので、びっくりしないでください」とのこと。


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ちなみに帳場にはゆるキャンとコラボした下部温泉の素も売ってました。下部温泉ゆるキャンのアニメに出てくるということもあり、あちらのちらの旅館でこうしたゆるキャン関連商品を見かけます。


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お風呂はロビーからすぐ。


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こちらがお風呂。源泉は27度で下部温泉よりも冷たいです。

奥の小さい浴槽が加温浴槽。手前も加温はされていますが、入れるレベルのぬるめに設定されています。


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泉質はアルカリ性単純温泉。竹の細い筒からは冷たい源泉が注がれています。飲める温泉で、特に味などはありません。

pHは9.7で下部温泉よりも強アルカリ性のお湯ですが、ヌルヌル感などはなし。

 

不二ホテルは温泉水の宅配という珍しいサービスもやっていて、

山梨県内なら7500円で、温泉水をご自宅のお風呂まで運んでくれます。


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透明度の高いお湯ですが、浴槽の底にはパッと見、湯垢のようにも見える白と茶色の湯の花がどっさりと溜まっていました。最初はホンモノの湯垢だと思ってびびりしたが、これはれっきとした湯の花。

 

そして不二ホテルは露天風呂だけが混浴という特殊な構造。

左右の男女別内湯に挟まれるように露天風呂があります。

 

露天風呂から内湯は見えないよう簾がかけてありますが、

逆に露天風呂に入ると男湯、女湯からどのように見られているかわかりません。(脱衣所からも露天風呂は丸見えです)

 

そんなわけで、女性は入っておらず、時たまおじさんが浸かりに行くくらい。私も最初はちょっとためらいましたが、せっかく来たのでちょっとだけ入浴。

 

不二ホテル公式HPより

これがかなり冷たく、ぐぐぐと悶絶しながら体を沈めました。

見かねた先客のおじさんが「こっちのほうがあったかいよ」と湯口の近くオススメしてくれます。確かに湯口の方が気持ち、あたたかい感じがしました。

ちなみに露天風呂は、寒い日や天気の悪日は利用できないこともあるそうです。

 

不二ホテルは建物も館内もキレイで万人受けする温泉。

日帰り入浴客も続々と訪れ、人気のある温泉です。

混浴露天風呂はなかなか勇気がいりますが、源泉そのままの温度を楽むならぜひ入浴したいところ。

 

その他の日帰り入浴可能な宿はこちら。

 

www.dairotenburo.com

 

6.温泉分析書の説明

 


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溶存物質が1000mg以下の場合は単純温泉となります。

こちらは257mgのため、単純温泉です。

もし1000mgを超えていれば、ナトリウム-硫酸塩泉となる温泉で、成分的には芒硝を主成分としています。

 

またpH8.5以上で、アルカリ性とつきますが、こちらはpH9.76でアルカリ性です。

 

以上より、アルカリ性単純温泉となります。