大黒屋
1.基本情報
【日帰り入浴時間】
10:00〜16:00
【日帰り入浴】
1000円
【タオル】
サービス(ロゴなし)
【露天風呂】
なし
【お風呂の数】
内湯(男1・女1)
【客室数】
10室
【公式HP】
なし
【個人的オススメ度】
★★★★☆
2.住所・電話番号
【住所】
【電話番号】
0556-36-0031
5.外観・館内・お風呂
大黒屋は下部温泉の一番奥側にある温泉。
下部川の上流側にあります。
下部温泉には10件以上旅館があるのですが、日帰り入浴にはかなり冷たい。全旅館に電話して確認しましたが、「そういうのやってません」と冷たくあしらわれたり、下部温泉入口に新しくできた日帰り入浴施設に行くように勧められたりと散々。
そんな中、安定的に日帰り入浴に可能なのは、大黒屋、橋本屋、下部ホテルの3件。とても貴重な存在です。
宿の前の道は細く、Uターンはなかなか大変。
道路の上に渡り廊下が設置されており、望楼を載せたような特徴的な鉄筋の建物と結ばれています。
来るたびに気になるのですが、現在は使われていない旧館のようでした。
館内へ。帳場には人がおらず、何度か呼び鈴を鳴らして受付。
日帰り入浴料は1000円と高めです。
他に日帰り入浴可能な橋本屋は500円なので、かなり高い感じがします。ですが、そのおかげか、大黒屋は日帰り入浴客で混雑することははなく、この日も終始貸切で楽しめました。
個人的には高くても空いてるほうが好き。
タオルをお願いすると、無地ですがサービスしてくれました。
川沿いに建っているため、渓流の音もよく聞こえます。
帳場の横には、窓が大きく景色の良いラウンジも。
館内は宮大工が手掛けてそうな立派な木造建築。
凝った意匠の廊下の中程に、下へ降りる階段があり、そこがお風呂です。
この階段の先が男湯と女湯。
大黒屋は全く趣の異なるお風呂が2つあり、日帰り入浴時間帯は小さい方の木造のお風呂が男湯。
女湯は広い方のお風呂になります。
ちなみにこちらが、以前泊まった際に入った広い方のお風呂。
こちらが男湯の脱衣所。
なんて景色の良い洗面台。目の前は下部川の渓流で、川の音がすごいです。
こちらがお風呂。浴室全体も木でできており、なかなか趣があります。中央で浴槽は2つに仕切られており、左側があつ湯、右側がぬる湯になっています。
下部温泉の古くからの源泉はぬる湯。
源泉は31度と絶妙で、冷たい!とは思わないギリギリの温度。
夏場なら、なんの抵抗もなくすっと肩までつかれる温度です。
夏場にはわざわざ下部温泉に来たのは、このぬる湯に浸かりたかったから。ついつい長湯したくなる気持ちよさです。
不思議なことにつかっていると、体の芯がジワジワとあたたまってくる感覚があります。
下部温泉は飲める温泉としても有名。
ご丁寧にタンブラーが置いてありました。
源泉は天然鉱泉水信玄という名前で、ミネラルウォーターとしても売っています。
お湯に浸かるとこんな目線。
下部川が手に取るように見え、窓を開ければマイナスイオンたっぷりの美味しい空気。
お湯は、共同泉という下部温泉で一番オーソドックスな源泉を使用。
源泉かけ流しで楽しめます。
湯口からはお湯が一瞬止まったり、出たりと不定期な感じで出ていて、天然の源泉を使っている感があります。
もう一方の左側の浴槽ですが、これはかなり熱め。
あつ湯とぬる湯の交互浴をしたいところですが、なかなか熱く、一度あつ湯に慣れたら、ぬる湯は入れなくなりそう。。
ぬる湯源泉を加温しているわけではなく、2006年に新しくボーリングされた別源泉です。成分的にはぬる湯源泉とほぼ同じで、成分をそのまま濃くしたような感じですが、源泉は49度と熱いです。
その他、高温源泉は硫黄分を含んでいるのが特徴。
湯口も硫黄成分でしっかりと白くなっています。
硫黄分は共同泉には含まれない成分です。
それにしても、あがり湯になるような温度の源泉が、都合好く湧き出すなんて下部温泉は恵まれていますね。
大黒屋は日帰り入浴料は高いですが、混み合わずにゆっくり入れるのが魅力。
隣の橋本屋は日帰り入浴料は安いですが、ちょっと混み合う時があるので、ゆっくり入りたいなら大黒屋がオススメ。
まだまだあります 下部温泉
【下部温泉】日帰り入浴完全マスターガイド(温泉ソムリエのオススメ6選) - 大露天風呂の日記
6.温泉分析書の説明
▼ぬる湯
▼あつ湯