下部ホテル
1.基本情報
【日帰り入浴時間】
10:00〜15:00
【日帰り入浴】
1200円
【タオル】
200円(ロゴあり)
【露天風呂】
あり
【お風呂の数】
内湯露天(男1・女1)
【客室数】
92室
【公式HP】
【個人的オススメ度】
★★★☆☆
2.住所・電話番号
【住所】
【電話番号】
0556-36-0311
5.外観・館内・お風呂
下部ホテルは下部温泉の入口に立つ大型旅館。
下部川沿いに堂々たる姿を見せます。
客室数は100室近くあり、ひなびた宿の多い下部温泉ではかなり異彩を放つ存在。
創業は1929年。戦時中は陸軍病院として接収された歴史もあります。
1980年に増築し、現在のような大型ホテルとなりました。
宿の周囲は松林に囲まれています。
創業時の旧館は現在でも離れの別館として残っています。
その別館には石原裕次郎が骨折を治すため湯治したことでも有名。
その部屋は裕林亭と名付けられ、宿泊することもできます。
日帰り入浴にはケチな下部温泉ですが、下部ホテルは昔から一貫して日帰り入浴歓迎のホテル。目の前には新しくできた日帰り温泉施設があるのですが、こちらの日帰り入浴もなかなか混んでいて、とても人気があります。
さっそく館内へ。下部温泉最大のホテルだけあって、かなり広いロビー。日帰り入浴料は1200円と高めですが、この規模の旅館ならむしろ妥当なお値段。
タオルは200円。袋にもタオルにもロゴ入りです。
旅館規模から日帰り入浴も混むだろうと予想し、日帰り入浴オープンの11時前を狙って到着。ちょっとフライングでしたので、時間まで売店なんかをのぞいたり。
ゆるキャングッズたくさん売っていましたが、アニメの中にも下部温泉が出てくるようです。
アニメに登場するのは下部ホテルではなく、ちょっと奥にある裕貴屋。昭和11年築の登録有形文化財の旅館ですが、潰れてしまい、休業中です。下部温泉のシンボルだっただけにちょっと残念。
お風呂前にはフリードリンクが置いてあるラウンジも。
残念ながらフリードリンクは宿泊者専用。
ラウンジにはたいそう立派な風林火山のステージ。
きっと夜になったら太鼓ショーとか開かれそう。
時間になりましたので、お風呂へ。
お風呂は松ぼっくりの湯とほたるの湯の2つ。
どちらも広い大浴場と趣向を凝らした露天風呂を楽しめます。
松ぼっくりの湯が男湯。
脱衣所。
松ぼっくりの湯はかなり広い。
内湯の大浴場には湯船が2つあり、源泉も違います。
露天風呂は、檜の八角形風呂と岩風呂、低温泉風呂の3つ。
下部温泉は露天風呂を持つ宿がほぼないため、これだけの露天風呂があるのはなかなか貴重です。
まずは大浴場。奥は下部温泉でポピュラーな共同泉という源泉を使用。泉質はアルカリ性単純温泉。本来は31度とぬるいのですが、残念ながら加温されており、下部温泉本来のぬる湯ではありません。
手前の浴槽は、下部ホテルしか持っていない自家源泉。
こちらはアルカリ性単純硫黄泉で、源泉は29度。こちらも加温はしていますが、36度前後に保たれていて、ちょっとぬるめ。
硫黄分は13mg含まれていますが、下部温泉の他の源泉は3mgなので、かなり多めです。
皆さん硫黄入りの自家源泉目当てなのか、ぬる湯に入りたいのかは不明ですが、大きい方の湯船はスカスカで、ぬる湯の湯船にお客さんが集中していました。
続いて露天風呂へ。景色はありませんが、屋根がかかった立派な庭園露天風呂。奥が岩風呂で手前は低温風呂。
どちらも共同泉ですが、岩風呂は普通の温度に加温、低温風呂はぬる湯が楽しめます。
このクラスのホテルだからしょうがないのですが、循環消毒ありで、塩素臭もあり。
ぬる湯ですが、幾分と入りやすく加温されているようで、下部温泉本来のちょっと冷たいぬるゆではありません。
露天風呂はまだあります。こちらは八角形の檜の露天風呂。
ここも共同泉ですが、ちょっと熱めに加温。
下部温泉は単純温泉ですが、古くから切り傷などにも効くと言われ、石原裕次郎もこのお湯で一ヶ月湯治し、粉砕骨折を完治させたのは有名な話。
お風呂上がりに下部温泉ボロネーゼという気になる看板を発見。
なんでもBIGOLIというボロネーゼ専門店が監修し、下部温泉のお湯で茹でたパスタを使っているそう。
これがホテル内のレストランで食べられるというのだから、行ってみない手はありません。
チーズたっぷりでビジュアルもすごそう。ちょうどお昼前でお腹も空いたので、行ってみることにします。
こちらがレストラン。メニューはボロネーゼしかなく、ボロネーゼに並々ならぬこだわり。団体のお客さんもいましたが、私のように湯巡りついでと思われるソロの方も。
とりあえず一番人気そうな富士山チーズというボロネーゼを注文。
レストラン中央にはフリースープがあり、オニオンスープがおかわり自由でいただけます。
富士山チーズボロネーゼが到着。チーズがパスタの上にこれでもかとのせられています。
麺は太くて、かなりモチモチ。肉も大きくゴロゴロと入っていて食べごたえあり。確かにこれは衝撃的なうまさのボロネーゼです。
540gのLサイズを頼みましたが、ぺろりといただけました。
かなりうまかったので、下部ホテルにきたら温泉だけではなく、ボロネーゼもぜひオススメです。
下部ホテルは下部温泉唯一の大型旅館。
循環消毒強めで温泉感は弱いですが、露天風呂や大浴場は下部温泉では群を抜く充実度。日帰り入浴料は高いのですが、お客さんがひっきりなしに来ていました。
ゆっくり入りたい場合は、オープン同時を狙いたいところ。
まだまだあります 下部温泉
【下部温泉】日帰り入浴完全マスターガイド(温泉ソムリエのオススメ6選) - 大露天風呂の日記
6.温泉分析書の説明
▼ぬる湯
▼硫黄泉