大阪屋旅館の日帰り入浴ってどんな感じなの?
年間300箇所以上日帰り入浴している温泉ソムリエが、実際に訪れてレポートします。
こんな人におすすめ
・風情ある木造旅館で入浴したい
・露天風呂も入りたい
・源泉かけ流し温泉に入りたい
営業情報とアクセス
大阪屋旅館の外観と館内
大阪屋旅館は湯畑から程近い滝下通りに佇む高級旅館。
明治初期の創業で、宿泊すれば二万はくだらない価格帯。
奈良屋や山本館などと並ぶ草津温泉の有名旅館のひとつです。
梁や桁を外壁の外側に付き出す「ぜせがい出し梁造り」という草津温泉独特の建築様式で、見る人を圧倒する立派な建物です。
いかにも日帰り入浴不可なオーラが漂いますが、電話してみると、普通に日帰り入浴オッケイでした。
この滝下通りは、松村屋や古久長(こくちょう)旅館など、同じようにせがい出し梁造りの和風旅館が立ち並び、草津温泉で最も風情ある通りになっています。
では早速入館。ロビーも落ち着いた雰囲気です。
外国人のお姉さんが流暢な日本語で受付。
日帰り入浴料は1000円です。
ロビーにはこのような囲炉裏が設えられた一角もあります。
お風呂は一階で、ロビーの奥へ進めばすぐにお風呂です。
大阪屋旅館の温泉
お風呂入口。男性用は君子の湯、女性用は姫の湯です。
HPを見ると、どちらかといえば、女性用の方がいいお風呂。
ですが、宿泊しても男女入れ替えはありません。
その他にも、宿泊者専用の貸切制で、洞窟風呂のような屋外岩風呂もあります。
こちらが大浴場。御影石を使用した湯船に、うっすら青みがかったお湯がたたえられています。
お湯は草津温泉でポピュラーな湯畑源泉。
大浴場はちょっと熱めです。
泉質は酸性-含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉。
硫黄分を含みますが、お湯は白濁していません。
pHは2.0とかなり高く、レモン水のような酸味があります。
強酸性の温泉のため、殺菌力にも優れます。
お次は露天風呂へ。露天風呂は3人も入ればいっぱいくらいのサイズ。宿の規模からすれば、ちょっと小さめかも。
ヒノキの露天風呂で、内湯よりはいくぶん温度が低く、入りやすいです。
露天風呂からは岩の斜面ビューで、お世辞にも景色が良いとは言えませんが、この無機質な岩肌を眺める湯浴みもなかなか乙なもの。
ちらっと見えるとハシゴは撤去して欲しいですが。。
鷲の湯と書かれた板はゆもみ板です。
草津温泉らしく、これでゆもみをしてから入ってもいいかもしれません。
以上、大阪屋旅館の日帰り入浴情報をご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
草津温泉に日帰りで訪れた際の参考にしていただければ幸いです。
日帰り入浴してみた感想まとめ
草津伝統のせがい出し梁造りの建物も一見の価値ありですので、滝下通り散策のついでに入浴してもいいかもしれません。
草津では珍しく露天風呂も完備。館内も綺麗ないので、一般受けする温泉だと思います。
大阪屋旅館の泉質と効能
✓源泉 湯畑源泉
✓温度 53.9度(高温泉)
✓pH値 2.0(酸性泉)
✓成分総計 1740mg
✓効能 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、切り傷、やけど、慢性皮膚病、慢性婦人病、動脈硬化症