大東舘
1.入浴時間・料金・混雑度
○日帰り入浴時間 15:00〜20:00
○日帰り入浴料金 800円
○露天風呂 あり
○お風呂の数 内湯露天(男1・女1)
○客室数 95室
〇公式HP https://daitokan.co.jp/
○混雑度 ほとんど誰にも会わない
○個人的オススメ度 ★★★★☆
2.場所・電話番号
〇電話番号 0279-88-2611
3.泉質
■源泉 湯畑源泉
■泉質 酸性-含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉
(含硫化水素酸性明礬緑礬泉)
■温度 51.3度 pH2.1
■成分総計 1690mg
4.草津温泉について
草津温泉は有馬、下呂と並び日本三名泉にラインナップされる言わずとしれた超有名温泉。開湯は古墳時代の日本武尊や、奈良時代の行儀発見など諸説ありますが、室町時代頃から世に知られるようになり、江戸時代には温泉番付で東の横綱とされていました。
まさに温泉の代名詞とも言える草津温泉、湯畑を大小様々な旅館が50件ほどひしめく大温泉地です。今でも多くの観光客で賑わう人気の温泉で、どの旅館も直前で予約をとるのは至難。草津温泉の小さな旅館はほとんが日帰り入浴不可なのですが、有名旅館は比比較的日帰り入浴OKの旅館が多いです。
5.外観・館内・お風呂
大東館は湯畑の目の前という超一等地に立つ大型旅館。
湯畑のどこから見ても目立つ建物で、知名度も抜群。
奈良ホテルやホテル櫻井などとは異なり、宿泊料金も割りとリーズナブルで、結構混み合います。
もうひとつの湯畑の真ん前にはホテル一井という、これまた有名な白亜の大型旅館があるのですが、こちらは現在、日帰り入浴休止中です。
大東館は有名旅館なので、日帰り入浴不可だろうと思っていましたが、意外にも「毎日やってます」とのこと。
ただし、日帰り入浴開始時間は15時からと遅めのスタート。
夜も20時まで日帰り入浴営業をしている数少ない旅館です。
この時間は宿泊客のチェックインとかぶる日帰り入浴にとっては魔の時間。混雑を予想し、14時50分くらいにフライングで入場。
多少早くても受付してくれました。
お風呂はロビーからすぐの一階です。
大型旅館らしく広くて立派な脱衣所。
こちらが大浴場。壱之湯と弐之湯があり、日帰り入浴時間は壱之湯が男湯。弐之湯はそんなに特徴はないようです。
なんで水車なのかは分かりませんが、和風の風情あるお風呂。
家紋のような紋章がお風呂の底に描かれています。
湯船の中央に湯口があります。
湯畑源泉を使用しており、泉質は酸性-含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉。殺菌力に優れた強酸性の温泉で、大腸菌をすぐに死滅させるお湯。五寸釘や一円玉でも一週間で溶けてなくなるそう。
昔から恋の病意外にもなんでもきくと言われてきた、日本を代表する名湯です。
奥側の湯船の底にもなにかのマークのようなものがありましたが、
これがなんなのか分からず。
結構深めの湯船になっています。
洗い場をセパレート式。しかも木造で凝っています。
大東館は草津では珍しく露天風呂も完備。
サイズはそんなに大きくありませんが、外の空気を感じながら入浴料
できます。露天風呂のすぐ外は賑やかな通りで、道行く観光客達の声も聞こえます。
これだけ広いお風呂ですが、オープン同時だったので、終始誰にも会わずに入れました。
帰り際にロビーを通ると、チェックインを待つ長蛇の列が。。
これはちょっと早めに来て正解でした。
大東館は草津温泉でもかなり有名な旅館。
広い大浴場に露天風呂も完備で、文句の付け所がない温泉です。
遅くまで日帰り入浴可能なのも嬉しいところ。
6.温泉分析書の説明
成分総計が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは1690mg。陽イオンはアルミニウム、陰イオンは硫酸イオンと塩化物イオンが20%を超えるので、アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉となります。
特殊成分として、水素イオンでが1mg以上で酸性泉となりますが、こちらは8mgもあり、酸性の強い温泉です。
また総硫黄(分析書の硫化水素イオン、チオ硫酸イオン、遊離硫化水素の合計)が2mg以上で硫黄泉ですが、こちらは7mg含むため、含硫黄とつきます。
合体して、酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉です。