桐島屋旅館
入浴時間・料金・混雑度
○日帰り入浴時間 14:00〜19:00
○日帰り入浴料金 1000円
○露天風呂 なし
○お風呂の数 内湯(男1・女1)
○客室数 12室
〇公式HP https://shiriyaki.com/
○混雑度 ほとんど誰にも会わなない
○個人的オススメ度 ★★★☆☆
〇住所 群馬県吾妻郡草津町草津541
〇電話番号 0279-88-2871
泉質
■源泉 湯畑源泉
■泉質 酸性-含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉
(含硫化水素酸性明礬緑礬泉)
■温度 51.3度 pH2.1
■成分総計 1690mg
草津温泉について
草津温泉は有馬、下呂と並び日本三名泉にラインナップされる言わずとしれた超有名温泉。開湯は古墳時代の日本武尊や、奈良時代の行儀発見など諸説ありますが、室町時代頃から世に知られるようになり、江戸時代には温泉番付で東の横綱とされていました。
まさに温泉の代名詞とも言える草津温泉、湯畑を大小様々な旅館が50件ほどひしめく大温泉地です。今でも多くの観光客で賑わう人気の温泉で、どの旅館も直前で予約をとるのは至難。草津温泉の小さな旅館はほとんが日帰り入浴不可なのですが、有名旅館は比比較的日帰り入浴OKの旅館が多いです。
坂の上にある素泊まり専門旅館
桐島屋旅館は滝下通りから少し坂を登ったところにある旅館。
夕食はつかず、朝食のみの素泊まりスタイルの旅館です。
湯畑からは徒歩5分ほどですが、土産物屋や飲食店などはないため、通る人も少なく静かなエリア。
江戸時代に草津で料亭を営んでいた由緒ある旅館。
旅館としては大正時代に創業したようです。
国旗や神棚に下げられている紙垂が取り付けれた純和風の玄関です。
ちょっと薄暗い感じのロビー。
若い男性の方が受付。入浴料は1000円です。
ロビーではご主人と思われるおじいちゃんと、その関係者のような方が井戸端会議中。
日帰り入浴をお願いすると、ご主人がお風呂を見に行き、「まだ全部はお湯が溜まってないけど、うちは深めのお風呂だから大丈夫」とのこと。
ゆっくりお湯を貯めないと、熱くて入れないのだそうです。
お風呂はロビーからすぐで、ご主人が案内してくれます。
すると、関係者のような方も見学で付いてきて、お風呂まで見学。
脱衣所。
赤松でできた真新しい内湯
こちらが脱衣所。お風呂は少し新しい感じがしました。
「うちのお風呂は赤松でできていて、草津でもここだけ」とのこと。
一緒についてきた関係者の方も「これはすごいねえ」と見学されていました。
ご主人と関係者の方が引き上げたあと、さっそく着替えてお風呂へ。
早速自慢の赤松のお風呂へ。お湯は湯畑源泉を引いており、透き通った淡いブルーのお湯。浴槽はかけ湯用の部分も含めると3つあり、この3段式の湯船で、高温のお湯を薄めることなく、かけ流しにしているそう。
手前の湯船に入ってみると、湯畑源泉らしくかなり熱めのお湯で、ちょっとだけつかって退散。
お尻が熱い 草津伝統の尻焼き風呂
奥側の湯船は手前よりは幾分入りやすい温度。
こちらの湯船が桐島屋の名物で、尻焼き風呂というもの。
腰掛けのようになっている赤松の板には、小さな穴が空いていて、ここから湯畑源泉が噴出しています。この宿のオリジナルではありますが、草津の伝統的な入浴方法だそうです。
泉質は酸性-含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉で、酸性の強いお湯。五寸釘を一週間このお湯につけると、なくなるそうです。
クセの少ない酸っぱい味です。
なんとなく、穴から出てくるお湯は、ケツが火傷するくらいめちゃめちゃ熱いだろうと想像していましたが、座ってみると全然熱さを感じません。
じわじわお湯が出ているなという感じで、気持ち良いです。
カランも新しい感じ。
桐島屋旅館は草津でもここだけの尻焼き風呂を楽しめます。
お湯の使い方にもこだわりがあり、泉質にこだわる方にもおすすめです。
草津温泉の他の日帰り入浴はこちら。
温泉分析書 酸性の強い温泉です
成分総計が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは1690mg。陽イオンはアルミニウム、陰イオンは硫酸イオンと塩化物イオンが20%を超えるので、アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉となります。
特殊成分として、水素イオンでが1mg以上で酸性泉となりますが、こちらは8mgもあり、酸性の強い温泉です。
また総硫黄(分析書の硫化水素イオン、チオ硫酸イオン、遊離硫化水素の合計)が2mg以上で硫黄泉ですが、こちらは7mg含むため、含硫黄とつきます。
合体して、酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉です。