桐島屋旅館の日帰り入浴ってどんな感じなの?
年間300箇所以上日帰り入浴している温泉ソムリエが、実際に訪れてレポートします。
こんな人におすすめ
営業情報とアクセス
桐島屋旅館の外観と館内
桐島屋旅館は滝下通りから少し坂を登ったところにある旅館。
夕食はつかず、朝食のみの素泊まりスタイルの旅館です。
湯畑からは徒歩5分ほどですが、土産物屋や飲食店などはないため、通る人も少なく静かなエリア。
江戸時代に草津で料亭を営んでいた由緒ある旅館。
旅館としては大正時代に創業したようです。
国旗や神棚に下げられている紙垂が取り付けれた純和風の玄関です。
ちょっと薄暗い感じのロビー。
若い男性の方が受付。入浴料は1000円です。
ロビーではご主人と思われるおじいちゃんと、その関係者のような方が井戸端会議中。
日帰り入浴をお願いすると、ご主人がお風呂を見に行き、「まだ全部はお湯が溜まってないけど、うちは深めのお風呂だから大丈夫」とのこと。
ゆっくりお湯を貯めないと、熱くて入れないのだそうです。
お風呂はロビーからすぐで、ご主人が案内してくれます。
すると、関係者のような方も見学で付いてきて、お風呂まで見学。
桐島屋旅館の温泉
脱衣所。
こちらが脱衣所。お風呂は少し新しい感じがしました。
「うちのお風呂は赤松でできていて、草津でもここだけ」とのこと。
一緒についてきた関係者の方も「これはすごいねえ」と見学されていました。
ご主人と関係者の方が引き上げたあと、さっそく着替えてお風呂へ。
早速自慢の赤松のお風呂へ。お湯は湯畑源泉を引いており、透き通った淡いブルーのお湯。浴槽はかけ湯用の部分も含めると3つあり、この3段式の湯船で、高温のお湯を薄めることなく、かけ流しにしているそう。
手前の湯船に入ってみると、湯畑源泉らしくかなり熱めのお湯で、ちょっとだけつかって退散。
奥側の湯船は手前よりは幾分入りやすい温度。
こちらの湯船が桐島屋の名物で、尻焼き風呂というもの。
腰掛けのようになっている赤松の板には、小さな穴が空いていて、ここから湯畑源泉が噴出しています。この宿のオリジナルではありますが、草津の伝統的な入浴方法だそうです。
泉質は酸性-含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉で、酸性の強いお湯。五寸釘を一週間このお湯につけると、なくなるそうです。
クセの少ない酸っぱい味です。
なんとなく、穴から出てくるお湯は、ケツが火傷するくらいめちゃめちゃ熱いだろうと想像していましたが、座ってみると全然熱さを感じません。
じわじわお湯が出ているなという感じで、気持ち良いです。
カランも新しい感じ。
以上、桐島屋旅館の日帰り入浴情報をご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
草津温泉に日帰りで訪れた際の参考にしていただければ幸いです
日帰り入浴してみた感想まとめ
桐島屋旅館は草津でもここだけの尻焼き風呂を楽しめます。
お風呂はリニューアルしたばかりで新しく、清潔感があります。
お湯の使い方にもこだわりがあり、泉質にこだわる方にもおすすめです。
桐島屋旅館の泉質と効能
✓源泉 湯畑源泉
✓温度 51.3度(高温泉)
✓pH値 2.1(酸性泉)
✓成分総計 1690mg
✓効能 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、切り傷、やけど、慢性皮膚病、慢性婦人病、動脈硬化症