こんな人におすすめ
・歴史ある老舗旅館で入浴したい
・ちょっと高級な旅館で入浴したい
・貴重な源泉を楽しみたい
営業情報とアクセス
奈良屋の外観と館内
奈良屋旅館は草津温泉の中心部にある老舗旅館。
手前は風情ある木造の建物、奥は鉄筋の建物の旅館です。
遠から見るとこんな感じ。右奥の背の高い建物が奈良屋です。
隣には国の登録有形文化財である山本館や、これまた風情ある建物の益成屋(えきなりや)などが立ち並び、温泉情緒あふれるエリアです。
奈良屋は宿泊すれば3万円はくだらない超高級旅館。
私のような庶民では到底手が届かない旅館です。
知名度も抜群で、名実ともに草津温泉ナンバーワン旅館と言っても過言ではありません。
玄関からしてなんだか威厳があり、立ち止まって写真を撮るは人もちらほら。
普通こんな旅館は日帰り入浴不可ですが、奈良屋はなんとオッケイなのです。玄関前にも日帰り入浴の受付時間が書かれた看板があります。日帰り入浴は12時半からですが、13時からの場合もあります。
それでは館内へ。中へ入るとお香の匂いが立ち込めていて、やはりこの旅館は別格だな思わせます。
全館畳敷きで、帳場も老舗らしく番台のようになっていました。
ちょっとフランイグして入ったので、開始時間までロビーで待つことに。
倉木麻衣の渡月橋お琴verがBGMで流れていて、なんとも風流。
入浴料は1200円。
タオルは入浴料に含まれます。
立派なロゴ入りの巾着袋付きです。
残念ながらタオルは無地でコレクション入りならず。
お風呂は玄関正面の階段をあがります。
トイレから何から何までキレイです。
畳敷きの廊下はなんとも感触が良い感じ。
こちらがお風呂入口。
お風呂は将軍お汲み上げの湯と花の湯の2つ。
日帰り入浴時間はお汲み上げの湯が男湯です。
将軍お汲み上げとは、徳川吉宗が草津の名湯の評判を聞き、お湯を江戸まで運ばせたことにちなみます。
お風呂上がりスペースも畳敷き。
奈良屋の温泉
のれんの先がお風呂です。
脱衣所。
お風呂は脱衣所から階段で少し降りたところにあります。
奈良屋の家紋が書かれた立派な扉。
こちらが大浴場。木造の湯小屋に楕円形のお風呂。
浴槽は石造りです。ちょっと薄暗く雰囲気のある浴室。
源泉は白旗源泉を使用。源頼朝が発見したと伝えられる草津最古の源泉で、草津でも10件ほどしか引湯していない貴重な源泉です。
お湯は適温に保たれていて、草津によくある熱すぎるといったことはありません。
泉質は酸性-含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉。
わずかに硫黄の香りのする酸味のある温泉です。
奈良屋は草津では珍しく、露天風呂を持っています。
露天風呂とは言いつつも、屋根があるのと景色もないので半露天というような感じです。
間接照明に照らされたお風呂もまた風情あります。
草津温泉は無料の外湯がたくさんあるので、わざわざ旅館の日帰り入浴を利用する人は稀。旅館の日帰り入浴で誰かに会うことはほぼありません。
ですが、奈良屋のお風呂なら入りたいと思うのか、続々とお客さんがやってきていました。
以上、奈良屋の日帰り入浴情報をご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
草津温泉に日帰りで訪れた際の参考にしていただければ幸いです
日帰り入浴してみた感想まとめ
奈良屋は草津温泉を代表する旅館のひとつ。
歴史を感じる高級感のある館内で、万人受けする宿だと思います。
1泊3万円の旅館に日帰り入浴できるチャンスは早々ありません。
お風呂も風情あり、貴重な白旗源泉にもつかれるので、かなりオススメ。
奈良屋の泉質と効能
✓源泉 白旗源泉
✓温度 50.8度(高温泉)
✓pH値 12.0(酸性泉)
✓成分総計 1760mg
✓効能 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、切り傷、やけど、慢性皮膚病、慢性婦人病、動脈硬化症