ホテル岩戸屋
日帰り入浴時間 12:00〜19:00
日帰り入浴料金 700円
露天風呂 あり
お風呂の数 内湯露天(男1・女1)
タオル 200円(ロゴあり)
客室数 18室
源泉 燕温泉集合升
泉質 カルシウム・ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩・
硫酸塩・塩化物泉
温度 44.5度 pH 6.6
成分総計 1320mg
燕温泉は妙高山の登山口にあたる標高1160mに湧く温泉。新潟県でも有数の高所にある温泉です。かつては上杉謙信の隠し湯として隣の関温泉と合わせて関山の湯と呼ばれていたようです。
赤褐色の関温泉とは対称的に白濁したお湯で、2つ合わせて紅白の温泉としての縁起の良い温泉とされてきました。
温泉街として開発されたのは意外にも新しく明治28年。現在では5件の旅館がある小ぢんまりした温泉街です。日帰り入浴は樺太館以外の4件で可能です。
燕温泉は百名山として名高い妙高山の登山口にあるため、夏場は登山のベースとしてたくさんの登山客で賑わいます。日帰り入浴も比較的遅くまでやっているので、登山後に一風呂なんてこともできます。
岩戸屋は燕温泉の真ん中付近にある旅館。名前は和風ですが建物は完全なロッジ風。
ロビーは少し暗め。入浴料は700円。
外観とは異なり、中は絶妙に和風です。
夜は19時まで受け付けてくれるので、登山後にも重宝します。
タオルはロゴありです。
お風呂はロビーからすぐ奥に入ったところにあります。
受付の優しそうな女将にご案内していただきました。
浴室入口。観音風呂とは何でしょうか?
男湯の入り口は暖簾だけで扉はなく、ちょっと気になりましたが、外からはしっかり見えないようになっています。
畳敷きの脱衣所。ドライヤーもあり。
こちらが内湯。燕温泉は隣の関温泉のようなわすがな油臭があります。これが硫黄の臭いと混ざり、焦げたような独特の香りがあるのが特徴です。
観音風呂なので湯口の上には観音様。
泉質はカルシウム・ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物泉で観音様もびっくりの長い名前。
無味無臭に近いですがわずかに苦いです。
カラン。
露天風呂に行くには内湯を横断しないといけません。
内湯の真ん中は段差があるので要注意。
こちらが岩戸屋の名物石臼の湯。
浴槽の周りに石臼がズラリと並べられています。
なんで石臼なのかはわかりません笑
いかにも硫黄泉というよつな見た目と臭いですが、意外にも硫黄分は少なく硫黄泉の基準は満たしていません。
お湯は消しゴムのカスのような硫黄の湯の花が舞っています。時折黒い湯の花があるのがまたリアル。
露天風呂の外には遮るものがなく、大田切川の雄大な絶景を望めます。渓谷はかなり深いので川までは見えません。
この石臼達ちょっと腰をかけるにもちょうどいい。
【温泉分析書のみかた】
溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。陽イオンはカルシウム、マグネシウム、ナトリウム、陰イオンは炭酸水素イオンと硫酸イオン、塩化物イオンが20%を超えるので、カルシウム・ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物泉という長い名前になります。
また特殊成分として総硫黄(チオ硫酸イオン、硫化水素イオン、遊離硫化水素の合計)を2mg以上含むと硫黄泉となりますが、こちらは0.9mgで届かないため、泉質名に含硫黄とは付きません。
燕温泉の日帰り入浴情報リスト
旅館名 | 時間 | 料金 | 紹介記事 |
---|---|---|---|
ホテル岩戸屋 | 12:00~19:00 | 700円 | |
針村屋 | 11:00~17:00 | 600円 | |
ホテル花文 | 11:00~17:00 | 500円 | |
燕ハイランドロッジ | 13:00~15:00 | 600円 | |
樺太館 | 不可 | 不可 |