休暇村日光湯元
1.入浴時間・料金・混雑度
○日帰り入浴時間 12:30〜14:00
○日帰り入浴料金 1000円
○露天風呂 あり
○お風呂の数 内湯露天(男2・女2)
○タオル 150円
○客室数 63室
○公式HP https://qkamura.or.jp/nikko/
○混雑度 お風呂で会った人数 6人
○個人的オススメ度 ★★★★☆
2.場所・電話番号
〇住所 栃木県日光市湯元温泉
〇電話番号 0288-62-2421
3.泉質
■源泉 奥日光開発1〜7号、森林管理署源泉混合泉
■泉質 含硫黄-カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉
■温度 74.6度 pH6.8
■成分総計 1544mg
4.日光湯元温泉について
日光湯元温泉は男体山や日光白根山などに近い奥日光にある温泉。
避暑地のような雰囲気で、ロッジ風の近代的なホテルが立ち並ぶ温泉ですが、意外にも歴史ある温泉。今から1300年前の奈良時代に、日光輪王寺を開山した勝道上人によって発見されたと伝えられています。
戦前の写真にも、日二大老舗旅館である釜屋と板屋の姿が見えます。その他にも、現在の上皇陛下が疎開し、父昭和天皇の玉音放送を聞いた南間ホテルという旅館がありましたが廃業し、建物は現在の亀の井ホテル(旧ホテルおおるり)となっています。
日光湯元温泉は昭和3年の大火でほとんどの旅館が消失したこともあり、残念ながら古い木造旅館は一件も残っていません。
山深い場所にあるため、かつては夏場限定の湯治場として利用されていたようです。現在と夏場は奥日光のハイキングや登山、釣り客、ツーリング客で賑わう人気の温泉地です。
5.外観・館内・お風呂
休暇村日光湯元は湯の湖の湖畔からほど近い場所にあるホテル。
玄関からはわかりませんが、広大な敷地に立つホテルで日光湯元温泉では最大規模を誇ります。
日帰り入浴には積極的ですが、受付時間は12時半〜14時までと短め。
受付も12時半ピッタリから開始で、フライングは許されません。
この日も4組ほど受付開始を待ってる方々がロビーにいらっしゃいました。
広めのロビーです。入浴料は1000円。
タオルはロゴありで150円。
ロビーは2階部分にあたります。お風呂は階段を降りて一階。
この通路の先が男女別のお風呂です。
男湯入り口。
脱衣所。ロッカーは全て鍵式でした。
日光湯元のホテルによく置いてあるおいしいお水。
こちらが大浴場。かなり広い湯船にエメラルドグリーンのお湯がたたえられています。泉質は含硫黄-カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉。全国4位の硫黄含有量を誇る名湯です。
これだけの大きな湯船ですか、源泉かけ流しです。
温度を下げるため加水はしているとのこと。
エメラルドグリーンの鮮やかさは日光湯元でも随一の輝きでした。
お湯は適温。強い硫黄臭にエグみのある苦い味です。
続いて露天風呂。ですが、なんとこちらは透明。
一瞬、露天風呂は温泉ではないのかと思いましたが、しっかりと硫黄の臭いのするちゃんと温泉でした。内湯と露天風呂でなぜこれほどまでに色が違うのか驚きです。
露天風呂には一人サイズの壺湯も2つ併設されています。
こちらも色は透明でしたが、しっかりと温泉です。
6.温泉分析書の説明
溶存物質が1000mg以上の場合は単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%以上のものを並べて名前をつけます。こちらは溶存物質が1430mg。日光湯元では少し濃いめです。
陽イオンはカルシウムとナトリウム、陰イオンは硫酸イオンと炭酸水素イオンが20%を超えるので、カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉となります。
また、特殊成分として総硫黄(硫化水素イオン、チオ硫酸イオン、遊離硫化水素の合計)を48mg含みます。総硫黄を2mg以上含むと硫黄泉となり、先頭に含硫黄とつきます。
以上より含硫黄-カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉となります。